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◇-福島第一原発の炉心溶融の危機-前川整洋(3/12-17:11)No.417


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417福島第一原発の炉心溶融の危機前川整洋 3/12-17:11

昨日(3/11)の東日本巨大地震のとき、私は会社の藤沢事業所で勤務中でしたが、
関東地方を直撃したような大きな揺れで、全員が外へ出ました。地面が大きく上下に揺
れているのに仰天しました。インターネットで宮崎県北部での地震と知り、震源が遠方
であることに再び仰天しました。柏崎原発のときは、震源が近くであったにもかかわら
ず、原子炉からの放射能漏れのような事故にはならなかったわけで、今回も大丈夫と思
っていました。ところが、バックアップのディーゼルエンジンによる自家発電装置が、凍りつ
いたように動かず、炉心に冷却水を供給できず、現在、炉心溶融の危機にあるという状
況です。冷却水は、炉心を冷却するだけでなく、核分裂を引き起こす中性子を吸収す
る、制御棒の役割も担っているはずなので、冷却水ストップはないように幾重もの工夫
がされていたはずです。それが、ディーゼルエンジンが動かないということは、地震の揺れに
よって起こる事故ではないようにも思われます。
 地震によるダメージを受けやすい個所としては、先ず、配管の継ぎ目があります。こ
こから水が漏れる事故は起こることもありえるといえます。次には、揺れでポンプの主
軸が共振したり曲がったり、また、羽根車がケーシングに接触したりして、ポンプが停止す
ることがあります。これらの問題はクリアーできていたにもかかわらず、このような事
故が起こってしまったことに、腹立たしいというか、悲しい気持になっています。大き
な事故にはならないことを、祈るだけです。


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