◇-「遊歩俳句大会」作品その3-前川整洋(10/3-19:55)No.88
88 | 「遊歩俳句大会」作品その3 | 前川整洋 E-mail | 10/3-19:55 |
俳誌「俳句界9月増刊号・遊歩俳句大会作品集」から各県ごとの掲載句で、 目に付い数句をシリーズで紹介していきます。一言の句評も書き加えていま す。 宮城県 雨池の山椒魚の歩むかな……….小林義明 雨池からは森に中の幽玄とした雰囲気が浮かぶ。そこをゆくりと、雰囲気に 重なるように山椒魚が歩いている。 秋田県 滝音に誘われ急ぐ紅葉道……….青澤直子 滝音には、どんな滝であろうと想像に掻き立てられる。紅葉となると一段と 神々しさが増しているはずだ。 山形県 恋愛論語りてあるく花の夜……….島田高志 普段は恋愛について語るような人ではないかもしれない。夜桜の幻想に誘わ れ、恋愛の甘さ辛さを語りはじめたのであろう。 |