タイトル: 「遊歩俳句大会」作品その3
投稿者 : 前川整洋<maekawa.seiyo@ebara.com>Locked!
URL : 未登録
登録時間:2003年10月3日19時55分
本文:
俳誌「俳句界9月増刊号・遊歩俳句大会作品集」から各県ごとの掲載句で、
目に付い数句をシリーズで紹介していきます。一言の句評も書き加えていま
す。
宮城県
雨池の山椒魚の歩むかな……….小林義明
雨池からは森に中の幽玄とした雰囲気が浮かぶ。そこをゆくりと、雰囲気に
重なるように山椒魚が歩いている。
秋田県
滝音に誘われ急ぐ紅葉道……….青澤直子
滝音には、どんな滝であろうと想像に掻き立てられる。紅葉となると一段と
神々しさが増しているはずだ。
山形県
恋愛論語りてあるく花の夜……….島田高志
普段は恋愛について語るような人ではないかもしれない。夜桜の幻想に誘わ
れ、恋愛の甘さ辛さを語りはじめたのであろう。
|
|