新規記事を投稿

タイトル: 「遊歩俳句大会」作品その4
投稿者 : 前川整洋<maekawa.seiyo@ebara.com>Locked!

URL   : 未登録
登録時間:2003年10月10日20時31分
本文:
俳誌「俳句界9月増刊号・遊歩俳句大会作品集」から各県ごとの掲載句で、
目に付い数句をシリーズで紹介しています。一言の句評も書き加えました。

茨城県

夕凪や昭和の匂ふ路地歩く……….伊藤端則
路地というと簡素な昭和の風情がイメージされる。漬物か味噌汁の匂いがし
てきそうである。夕凪によりセピア色がイメージされる。

地下足袋の大地をしかっと祭かな……….小川照子
地下足袋ということに、古くかこの地は踏みしめられてきたことが感じられ
る。御輿が目の前を、押し合いながら通り過ぎるところなのであろう。

栃木県

三日月の尖る寒さをつれ歩く………市川亮一
三日月からは荒涼とした寒さが連想される。しかし、つれ歩くとなると寒さ
に親しが感じられる。寒さに慣れた人なのであろう。


親記事コメント
なし なし

[ツリー表示] [番号順表示] [トップへ]