タイトル: 六甲山縦走の俳句
投稿者 : 前川整洋<maekawa.seiyo@ebara.com>Locked!
URL : 未登録
登録時間:2003年11月8日19時35分
本文:
山と仲間と囲炉裏の掲示板において次の句について、作者からアドバイスを
求められました。
http://www.irorimura.com/
少々気になった点があるので、その俳句と句評を紹介致します。
全従路 落ち葉の向こうに 宝塚
おがたさんの今回の句もブランクで区切っていますが、ブランクを入れない
のが正統な書き方と言ったのは、ブランクがないことにより俳句の芸術性が
追求できるということです。切れ字の箇所では、ブランクがあるかのように
一呼吸間を置いて読みます。芸術・文芸を追求しているのではないので、ブ
ランクを入れたいというのであれば、それはそれで良いでしょう。
それはそれとして、掲句には意味の伝わらない点があります。先ず「全従
路」は「全縦路」の間違いと思いますが、「全縦路」は略し過ぎです。「落
ち葉の向こうに」も場面を捉えているとは言いがたいようです。樹間から見
えていることではないか、とは思われますが。
縦走の落葉の径を宝塚へ
枯木越しに宝塚見ゆ縦走路
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