「地球の詩祭2008」 へのコメント
注:タグは使えません。改行は反映されます
タイトル(必須)
お名前(必須:全角文字のみでお願いします)
E-mail:(出来るだけ)
Home page URL:(あれば)
ここまでの内容をブラウザに記憶させる(タイトル以外)
コメント:(必須)
前川整洋さんは No.340「「地球の詩祭2008」」で書きました。 >11月22日(土)、さいたま新都心・ラフレさいたま3Fで開催された地球 >社主催の「地球の詩祭2008」に参加しました。11月18日に「地球」の >秋谷豊代表がご逝去され、この日にあった告別式に出席してから詩祭会場に駆 >けつけました。次のような内容でした。 >開会挨拶 斉藤正敏氏 >告別式と詩祭が一致するとは、最後までドラマティックな男であった、との >一言があった。 >第1部 第33回地球賞贈呈式 >鈴木豊志夫氏、大石規子氏の司会で進められた。 >授賞式で新川和江氏から、今回の受賞者はカソリックなので、キリスト教で >は昇天ということもあって、死は悲しむことでもないので、告別式と受賞の >お祝いが重なっても問題ではなかった、という一言があった。 >選考経過報告 >受賞作は中村不二夫氏の詩集『コラール』 >(1) 尾花仙朔氏の選考感想 >秋谷さんの逝去は、戦場で兵士が突如倒れたという感じである。「地球」で >生き、「地球」で死んだ。 >キリスト教の愛と信仰を体現した詩である。哲学、形而上からは神は絶対者 >である。一方、人が生きる上では絶対はない。しかし、人が人を殺めること >は、絶対あってはならない。一神教は紛争の歴史であったが、日本の宗教も >戦争に加担した歴史がある。この詩集ではキリスト教の負の部分を解説して >いる。神の愛は自己犠牲であり、隣人愛は人類愛である。神の愛と隣人愛を >中核として詩が作られている。 >(2)神品(こうしな)芳夫氏の「中村不二夫の詩の世界」 >中村さんは1980年代にデビューして、ポスト・モダニズムを目指してき >た。 > >第2部 緊急企画・追悼秋谷豊さん―秋谷豊と戦後詩を歩むー >石原武氏の司会で進められた。 >石原武氏:大きな木が倒れた思いで、動転している。先日の会合で会ったと >きは、「今回の詩祭は60周年記念のプレリュードにしなくては、60周年 >記念の後はネパールに行こう」と言って、かくしゃくとしていたのに、信じ >られない。日本の最後のロマンチストが逝ってしまった。 >伊藤圭一氏:私もショックを受けている。丸山賞の選考でよく会っていた。 >遺体の口はきゅと締まっていて、武士のようで、やったぞという顔であっ >た。心残りもあったはずなので、それを大事にしていかなくてはならない。 >海外に出向かれていたが、自分の生き方を相手に説得していた。 >新川和江氏:韓国のキム・カムリンさんが、「同人誌で50年以上つづいて >いるのは珍しい」と言っていた。主人が亡くなって13年になるが、秋谷さ >んとは家族以上に長いつき合いであった。最後の文学青年でもあった。 >菊地貞三氏:現代詩の青春時代を乗り越えてきたが、戦後詩の一つの時代が >終わった。秋谷さんは本質的には抒情詩人であった。「荒地」、「列島」の >間に「地球」があった。思想、社会批判を標榜しなければ現代詩ではない時 >代に、ネオ・ロマン主義のテーゼをもちだし、勉強会を開いた。当初はネ >オ・リリシズムといっていて、人間性の回復を目指した。 > >第3部 ライブ「日韓現代詩交流35年記念」 >鈴木正樹氏、ささきひろし氏の司会で進められた。 >秋谷さんとの活動の思い出をまじえながら、韓国訪問の話が語られた。 >話をされたのは、石原武氏、北岡淳子氏、佐川亜紀氏、傳馬義澄氏であっ >た。秋谷さんは他人任せではなく、スケジュールの細部まで自らが決められ >ていたことに驚いた、という話が印象に残った。
[
記事表示にもどる
]