詩集『カシオペアの雫』より へのコメント
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前川整洋さんは No.71「詩集『カシオペアの雫』より」で書きました。 > 私と同じ「現代詩創作集団地球」同人の森三紗さんから詩集『カシオペア >の雫』を戴きました。森さんは「宮沢賢治の会」会員で、盛岡市在住です。 >昨年、詩誌『地球』に私が書いた宮沢賢治と法華経についてを読まれて、詩 >集をお送り戴けたと思われます。これからも宮沢賢治について探求していく >つもりです。 > 森さんは、英語の先生をされていることが、「あとがき」に書いてありま >した。純粋な心が響いてくる詩が、多くありました。『カシオペアの雫』か >ら2篇紹介します。 > > リアルト橋を渡って > >霧の日に ゴンドラに乗り >運河を 揺られていく >「嘆きの橋」と名づけられた リアルト橋 >もう 架けられている それは 運命 > >いったい いくつ どんな橋を >渡ってきたのだろう > >喜びと悲しみの仮面をつけ >サンマルコ寺院に行く 私たちは 結局 >礼拝する人々の 傍観者に過ぎないのか >信じることの 旅人に過ぎないのかも知れない > > > スコットランドの山うさぎ > >雪野原を >純粋無垢な >白い衣裳を着て 走る >鷲の出現や >耳をかすめる矢 >谷にこだまする 銃の音 >仕掛けられる 巧妙な罠 >それら 生死の境界線を 越えて >神より与えられた色 >雪の白さに同化して >もっと生き抜け >今あることの美しさを >ありったけ表現して > > 簡単に詩評を述べておきます。 >「リアルト橋を渡って」は、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」を連想させられる >詩である。ゴンドラに乗り、この世を、別次元の世界から覗いているようで >ある。「喜びと悲しみの仮面をつけ」の裏には、人の心にある向上心、ある >いは倫理感といったことの存在が浮かびあがってくる。「傍観者に過ぎない >のか」もそのことを、畳み掛けている。。 >「スコットランドの山うさぎ」は生命讃歌の詩といる。スコットランドという >遠い地が、幻想感をより強めている。命の緊迫感が、鮮明に表現されてい >る。その緊迫感は、白という色に象徴されていて、生命の美しさとは、何で >あるかを伝えている。 >
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