映画「二つの塔」を見ての感想。(2003年2月16日)
すいません。批判覚悟で正直に言います。
。。。。面白くなかったっす。
というわけで、以下は面白いと思った方は読まない方がいいです。
もしかすると私がついていけなくてとんちんかんに誤解しているかもしれないのでもう一度見に行く予定です。というわけで、勘違いしていたらごめんなさい。
エオメル、登場のシーンからハズしていました。アラゴルンに馬を貸したのは罪悪感からだったんですね。メリピピもかわいそうなら売られた馬もかわいそうです。エオメルといいエントといい、ホビットとオークの区別もつかないなんて失礼千万です。それともメリピピはそんなに凶悪な容姿なのでしょうか。
セオデン王、ガンダルフに御祓いしてもらった甲斐なく弱気。逃げの一手で女子供と一緒に籠城です。いくら角笛城が堅いとはいえ、エドラスよりアイゼンガルドに近いヘルム峡谷に一般ピープルを連れて行くのはいかがなものかと思います。これが最後まで弱気なんですよね。王の威厳なしです。メリーはこんな情けない王様に忠誠を誓うのでしょうか。ローハンの騎士達よ、立ち上がってくれぃ!
ファラミア、残念ながらヌメノーリアンの誇り高き血は一滴も流れていないようです。見事に人柄を示してくれました。こんな奴がエオウィンのハートをつかむことができるのかかなり心配です。
エルロンドとアルウェンのシーンですが、あれは回想シーンでしょうか?もし、そうだとしたら、すでにエルロンドは裂谷に倦んでいたのでしょうか?最初は回想シーンじゃないと思っていたので、「指輪の一行が頑張っているのに、おまえ達は西にトンズラかい?」と感じてしまいました。実は前作からエルロンドのイメージはぶちこわされていてあまり好きではありません。おまえの弟も人間なのにそこまで悪くいうか?アラゴルンとアルウェンのキスシーンくどい。君たちが愛し合っているのはよくわかっている。時間がもったいない。それとガラドリエルのナレーションはよくわかりませんでした。
ギムリ、完全にギャグキャラです。ドワーフは楽しい種族ですね。ギムリの気高き心はどこに行ってしまったのでしょう。これでは水戸黄門のうっかり八兵衛です。
でも、よかったところもありました。ゴクリの二面性とかよく表現されてよかったです。
映画だから、主要キャラクターの登場シーンは多くないと駄目なのでしょうか。なんかアルウェンとか登場させるために無理矢理ストーリーをチープにしている感じがします。二つの塔がミナス・モルグルでないのは納得です。まだでてませんからね(笑)。今回の終わりをあのシーンにしたのはよいと思います。二つの塔を一回の映画で終わらせるのがそもそも無理です。王の帰還では後半が大幅に削られるとのことですが、仕方ないですね。
変なコメントでしたらごめんなさい。微妙に許せる臨界点を越えてしまいました。決して原作と違うからつまらないと思っているわけではありません。あまりにもキャラクターのイメージが損なわれていてちょっと我慢ができなくなりました。人間は弱い生き物というのはわかりますが、全員誇りが足りません。というかエルフもドワーフも誇りが足りないかも。。。王の帰還では失われた人間族の誇りが戻ってくることを期待します。楽しみです。
まだまだ書き足りないのですが、これ以上は。。。これを読んで不快に感じた方、本当にごめんなさい。「勘違いしているぞ!」というご指摘ありましたら教えて頂くと非常にありがたいです。せっかくの面白い映画を自分の理解力のなさで台無しにしているとしたら悲しいですので。
とにかくもう一回見に行ってみます。次の感想はむちゃくちゃよかったりして(笑)。