舞台設定:
今は初夏6月頃という設定にします.野宿も何とかできるでしょう(笑)北の方の国では新興勢力(ヘクストア神の一派)が領土を拡大しており,どんどん南下しています.みなさんのいる場所は前線から数百キロ離れており,いまだ戦禍の空気はありません.皆さんは東,南,南西いずれかの方向からそれぞれの理由で「ポテト村」という人口200人ほどの小村に立ち寄ったことにします.北西に1日ほど歩くと「ノースゲート」という人口1500ほどの小さな町があります.南西の方には「騎士王国」があり,南には「リー公爵領」,東には「ブロッケン伯爵領」があります.
ポテト村には宿&酒場は「子鹿亭」一軒しかありません.宿屋はハンクが主人で妻バーバラが経営しています.ハンクに雇われているのはアモスとエイダで雑用をこなしていてその娘エドナは宿の給仕の手伝いをしています.気の強い15歳の女の子です.一泊素泊まり5sp,食事は一日3spです.寺院も一軒で「ペイロア(中立・善)」の神を信仰しています.神官は柔和なアンドラ(老女)とその見習い(女性)が2名います.1gpの寄付で治療をしてくれます.保安官ボヤンスキーは屈強そうなファイターで部下(男性)が3名います.保安官は正義感が強いが冗談も通じる柔軟な人柄です.商人の家が2軒あり,1つは主に食料を,もう一つはそのほかの物品を取り扱っています.食料店の主人はカール,もう一つはゴンザレスwです.カールの方はふつうの商人ですが,ゴンザレスの方は魔術を使えるとの噂もあり,また公平な性格で村の人から尊敬され畏怖されています.それぞれ100gpまでの物品を売っています.町の真ん中には集会所をかねた馬小屋があります.男の子供達5名(いずれも孤児)ほどが馬を世話しています.名前はタラボ,ワラビ,ウド,バッキャ,シドケです.村はずれには「まじない師」と呼ばれる老婆が「おばかさん」と呼ばれる13歳の知恵遅れの子供と住んでいます.素性は不明です.
町の周りは畑です.特産物はもちろんジャガイモです.村の人たちはみんな顔見知りです.また最寄りの町まで最低1日かかるので旅人の訪れも多く,村の人たちもよそ者に対して警戒心は薄いですが,近くのゴブリンどもが畑を荒らすやり方がだんだん悪くなっているため困っているようです.
また,「ノースゲート」では2年ほど前から病が流行しているとのこと.「ノースゲート」の北には「スリーピング・マーダー」と呼ばれる盆地があり,人々はほとんど足を踏み入れないところです.