


| ○節分(2月3日、閏年の場合2月4日) |
| 鰯の頭を豆木にさし、門口や柱の元に置いたり、柊の小枝を目籠にさし、屋根にのせて厄除け、悪魔払いをした。 なた餅といって1升のもち米を一人でつき、煎り豆を細かく砕いて取り粉とし、竹箕に取り上げ、小さくちぎって用意しておくと近所の子どもが代わる代わるやってきて「鬼の豆まいとくれ、なた餅おかせ、来年かやす」と唱え、それをもらって行く。 昼間のうちに鬼の豆やミカン、小銭などを用意し、夜になるのを待って主人が外に向かって「鬼は外」と3回、内に向かって「福は内」と1回唱えながら煎り豆をまき、続いて家中の明かりを消して豆やミカン、小銭などをまき散らし、みんなでそれを拾って福分けをした。 なお、鬼の豆を煎るとき、髪の毛やトベラ、葱など、燃えるときに嫌なにおいのするものをたいた。そのとき「やいこがしの候、おん長々と申せば、隣のばあさん屁をひっておん臭いふんしゃらくさいナー」と唱えた。またこの日には屋敷内の木を掘り起こしたり、切ったりしても良いとされている。 |
| ○海苔の日(2月6日) |
| 毎年この日には舞阪に海苔の養殖方法を伝えた森田屋彦之丞の遺徳をしのび、宝珠院で感謝祭が営まれます。森田屋は信州諏訪の人。江戸大森で海苔を商っていました。文政2年(1819)の冬、舞坂宿の旅籠に泊まった折、夕食に出された天然の海苔を食べて、旅籠の主人に海苔養殖の有望なことを説明しました。これがきっかけとなって舞阪で海苔養殖が始められました。 |