高級タイシルク専門店 サラー マイ タイ みのや タイの生活用品
タイシルクのお店ですが みのや のコレクションを展示しております

 タイの生活用品

このコーナーでは みのや にあるタイの生活用品をご紹介していきたいと思います。
タイから直接購入してきて、日常的に活用しているものばかりですが、
文化の違いを改めて感じさせるものもあれば、日本の民具と似たものもありで、
タイに興味のある方に少しでもお役に立てばと思います。
逐次、展示数を増やしていきますので、どうかお楽しみに

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その1 モンイン

モンインの画像1 モンインの画像2
これは一目瞭然、見ていただければなんだか判りますよね。
日本でいえば、クッション、座椅子、座布団といったところですが、
一番近いのは脇息です。 ちなみに、右側は畳んだところ。
タイの一般的な住居は畳は勿論ありません、殆どがフローリングです。
その床の上で直接、あるいは立派な木製の長いすを据えて、
その上で使用します。
一応伝統的な民具で、フォトスタジオの小道具として利用されたりもしています。
(タイのフォトスタジオで、チェンマイの衣装を着て撮影する時はこれが出てきます)
中身はヌンといって、綿に似たものですが、実は、木の実の中身です。
種子の保護ををしている部分で、綿よりも廉価である為に使われているようです。
(同じモンインでも高級品は綿を使うそうです)
かなりしっかりと詰め込まれており、長く使用してもあまり型崩れしません。
みのやのお客様の間では、「この硬さがいいわね」 と評判です。
硬い分重いわけで、この写真の品物でおよそ4.5キロあります。
表地はザクッとした厚手のコットンで、夏でも冬でも快適に過ごすことが出来ます。
私は脇息としてではなく、寝椅子として使っています。快適ですよ〜。
ちなみにイサン地方(タイ東北部)ではモンキットと呼ばれ、形は四角となります。
(注) 上記の中に出てくるタイ語の日本語表記は、精密ではありません。
    タイでは通用しないと思いますので、気をつけて。

モンイン(小)の画像 こちらは小さいタイプ。
正に脇息ですが、正三角形のため、
脇息としては私はちょっと使いずらいと
思っています。(体が傾きすぎてしまうのです)
枕にすると高すぎるので、もっぱら、
オットマンとして使っています。
上の写真モンインに寝転んで、
ふくらはぎをこの上に載せてくつろいでいます。


その2 プリックリーヒート
予告ではタイのアウトドア用品かお料理用品のはずでしたが、某TV番組で紹介されたものがあったので、予定を変更いたしました。

プリックリ−ヒートの画像1 プリックリ−ヒートの画像2
これはプリックリ−ヒートという名の商品で、日本でいえば、ベビーパウダーです。
でも、メンソールが入っているので、乳幼児向けではありません。
かなり清涼感が強く、大人向けで、朝夕のシャワーの後に一般的に使われているようです。
私も夏には利用していますが、とてもミヘ−ン(快感)!! はまっています。
使い方は至って簡単、蓋を取って、手のひらにパッパッと振りかけて、体にこすりつけるだけ。
直接体に振りかけて手でひろげてもOK。日帰り入浴の温泉なんかに持参すると最高です。
(粉の出てくる穴の大きさに私はメーカーの陰謀?を感じていますが・・・)
日本のベビーパウダーのようにパフで広げるわけではないので、結構消費が早いのですが、
まあ、そんなに高いものではないのでマイペンライ(気にしない)です。
写真のもので大きさは巾6.5センチ奥行き6.5センチ高さ19.5センチ内容量300グラム。
この半分(高さが低くなります)のものもあります。
白地のカンと蓋の部分の装飾は赤いバラの花。商品名は英語。説明はタイ語、英語、中国語
アラビア語の4ヶ国語。トレードマーク(右上の写真のカンの上部)は頭に矢が刺さった
かわいい?ヘビさんです。
スーパーマーケット、雑貨屋さんなど、市内の何処でも入手可能ですから、
使えるお土産としては最適。重量と体積を無視できる場合、値段よりも実益を、
そして帰国時の荷物の多さと重さを理解してくれる人には最高のお土産と思います。
ちなみに
2001年12月4日(土)朝日TV放送の「サタッパチ」で紹介していました。

その3 クォロッ と サーッ
予告ではタイのアウトドア用品かお料理用品のはずでしたので、お料理用品を・・・

クォロッ(陶製臼)の画像 左がクォロッ(臼)で、右がサーッ(小さい杵)。
いや〜、タイ語の発音を日本語で表記するのは
ちょっと無理。すごく難しいのに正確でないのです。


臼は陶器、杵は木製ですが、何の木かは判りません。
唐辛子をつぶしたり、ニンニクの皮を剥きながら
ペーストにしたり、タイ料理では大活躍。
タイ料理の定番、 ソムタム(熟していないパパイヤ
の実のサラダ)を作る時は、包丁を使う工程の他は
殆どがこの臼の中で料理されます。

半球形の石臼と石の杵もありますが、
作る料理によって使い分けるのだそうです。



その4 これはいったいなんでしょう?
ひきつづきお料理用品を・・・
モーヌンの画像 ファッの画像1 ファッの画像2
モーヌン(アルミの鍋です)
最大径21センチ、高さ18センチ
ファッ(竹篭です)
最大径23センチ、高さ23センチ
ファッの裏側です

もうお分かりですね、蒸し器です・・・

モーヌンとファッのセットの画像 モーヌンのモーは鍋、ヌンは蒸すこと。
ファッは形と材料こそ違いますが、
まさに蒸篭です。
モーヌンに水を入れ、ファッに材料を入れ、
重ねてコンロの上へ。
もち米を蒸したり、野菜を蒸したり・・・

ちなみに、タイではもち米もたいへん美味しいです。
これで蒸して、やはり竹で編んだ籠に入れて、
そこから手でとって、少し握って、
チキンやソーセージ、野菜やソムタムなど、
少し味の濃いおかずといっしょに口に放り込みます。
少し握ったもち米を咀嚼してぐいぐいと飲み込む感覚、
口に拡がってさらに食欲を呼び起こす辛味や甘味、
あ〜、たまらん。思い出すだけでよだれが・・・

タイではもち米は日本のように高くありません。普通のお米とともに、主食となっています。
屋台などでも、炊いたもち米を売っていますから、日本から持ち込んだ梅干などをおかずに食すと、
旅の途中の手軽で安価な日本食となります。
ご旅行の際、食欲が無かったり、日本の味が恋しくなった時などは是非お試しを・・・
梅干、味噌など、調味料だけ持っていけば、いつでも、懐かしい日本の味を楽しめます。
(私もだいぶ助けられました)

でも、是非、手で取って食べて下さいね。
美味しさがぜんぜん違います。
手で取って少し握っている間に、
もち米の弾力や暖かさが手のひら、指から脳に伝わり、
美味しさへの期待と感覚が活性化、
いざ口に入れた時の美味しい感覚を数倍にしてくれます。


また、炊いたもち米を直径12〜15センチ、厚さ1〜2センチに手で整形して(この時に少し手で捏ね上げます)
日本の七輪とほぼ同様のもので炭火でこんがり焼いたものもあります。
まあ、もち米の大判の焼きおにぎりみたいなものですが、
焼きあがってから適量を手でちぎって、好きなおかずといっしょに食べます。
これも焼いている時の香りが、最高にすばらしく、
隣の家でこれをはじめられると、
すいていないはずのお腹が急に空腹を訴えてきます。
あ〜、考えただけでお腹が・・・



その5 サー
やっと、アウトドア用品です。

左の写真は畳んだところ。なにやら、安物のハンドバックのように見えますが・・・
右の写真は広げたところ。実は、ゴザでした。

ひろげたと時の大きさはちょうど畳1畳分くらい。
材質は、イグサのようです。(多分、おそらく、きっと・・・・)
臙脂色の部分は化繊の布による縁取りになっています。
厚みは畳表ぐらいですから
ゴザというより、薄縁といった感じでしょうか。
ピクニックに行く時のレジャーシートです。
持ち運びに便利なよう、たたむと左の写真のようになり、
手にぶら下げてよし、肩にかけて良し、何処へでも連れて行けるというわけ・・・

レジャーシートとしてこういったものを考えるのは、日本と同じ感覚だと思いますが
(わたしのこどものころは、お花見でも運動会でも、ゴザを丸めて抱えていったものです)
持ち運びはこの「サー」のほうが便利そう。

我が家では庭での食事や山でのピクニックに重宝しています。