クンダリ

Kendari

 

 クンダリは東南スラウェシ州の首都である。スラウェシ島の中で最も開発が遅れた州と言われている。東南スラウェシ州の人口は180万人、このうちクンダリ市の人口は17万人(1999年統計による)となっている。マカッサルからクンダリまでは飛行機で約1時間、車ではボネ湾のフェリーを使って1日半の距離にある。州の北半分は険しい山岳地帯、南半分は比較的に大きな4つの島とその他諸島が含まれ、海上交通が重要な役割を担っている。クンダリは17世紀のオランダ東インド会社による香料貿易の時代、マカッサルとマルク諸島の間の航海の中間地点として重要な役割を果たしてきた。クンダリ港は島影に隠れた天然の良港である。しかし残念ながら湾の入口が狭く大きな船舶は入港できない。漁船の修理を行う民間の造船所(KENDARI SHIPYARD)もあり、東部インドネシアで操業する日本の漁船の修理基地となっている。このところ Irian Jaya, Ambon 地区から基地を撤収してスラウェシ島へ移ってきている。またクンダリは第二次大戦中には日本の海軍の基地となった。現在でも掩蔽壕がいくつか残されている。市街は一本の長い道路に沿って形成されていて商店街、ホテル、銀行、政府各機関などすべてこの道路沿いにある。

 東南スラウェシ州の人口はクンダリ県に28%のほか、Buton島(中心都市Baubau)に26%が集中し、経済が二分されている。両都市のホテル数を比較するとKendari 35軒 Baubau 33軒 とほぼ拮抗している。感じとしてはクンダリが行政の中心地とすれば、バウバウは商業の中心地と言える。この2都市間を民間の高速フェリーが8隻就航している。(2000年10月時点)これは両都市が州内で1,2位の人口を有し、商業ベースの運航が可能になっているためと考えられる。高速フェリーは両都市間(約200km)を約4時間で結んでいる。船はシンガポール製で、乗客のみで自動車、貨物は輸送できない。(写真上)小型の高速艇であるが航路の大半がブトン島とムナ島の間の狭い水路を走るのであまり揺れない。車利用の場合にはKendariからMuna島経由Buton島へROROフェリーを乗り継ぐ方法しかない。

クンダリには国立大学 UNIVERSITAS HALUOLE がある。また日刊紙 Kendari Posが発行されている。

経済産業

 1995-1889年の5年間の平均で南スラウェシ州の年間総生産高は1兆ルピア、これに対して東南スラウェシ州の場合1500億ルピアであった。州の輸出額はニッケル鉱、漁業、農産物の順となっている。その他畜産、木材関係も盛んである。Buton島の東の沖合いにTukang Besi諸島があり、ダイビングスポットとして欧州からの観光客に人気があり、このためフェリーの投入も計画されている。Tukan Besiは日本語で「鉄職人」で、この小さい島で鉄製品を生産しているという。水産物はここから日本や香港へ直接輸出される。(写真はKENDARI 造船所)

 クンダリ港は生活物資などの荷揚げが多く、積荷は少ない。クンダリのホテルではスラバヤからのビジネスマンが多かった。マカッサルを経由しないで直接スラバヤから物資が送られてくるようだ。クンダリの市内で変わった木工場があった。大木の根元をスライスして変わった形のテーブルや椅子に仕上げ、マカッサル方面へ出荷されている。

 

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