近代的な木造船工場


 これまでスラウェシ島の伝統的な木造船のいくつかをご紹介したが、北スラウェシ州のビツンにはもっと近代的な木造船の工場もある。場所は国営造船所PT.IKI ビツン工場の隣接地。ここではスラウェシ島と周辺の諸島間を結ぶ木造の客船や高速艇などの新造、修繕をやっていて活況を呈していた。2001年5月に訪問したとき、ここでは木造船の船体部を薄いFRPでライニングした形の船を建造していた。FRP船に必要な樹脂は100%日本などからの輸入品のため高価であるが国内の安価な木材を使い、(木造 + FRP)て建造コストを低減しているようだ。

 FRP船はビツンのほかマカッサルでも建造している。主として小型の高速艇などを建造している。聞いてみるともともとは木造船をやっていたが木造船はメンテナンスに費用が掛かるのでFRP船の建造を始めたとのことである。(2001年5月)