園田光慶
(ありかわ・栄一改め)

 
最初の単行本『拳銃無法街』
わかば書房 1959年

【ちょっと一言】園田光慶といえば「アイアンマッスル」となる。 絵の巧さは言うまでもなく、スピーディーでダイナミックなその絵柄は、貸本漫画系の(特に若手の)劇画家たちがこぞって取り入れることとなった。読者である僕も、それまでは永島慎二のファンであったので『刑事』(東京トップ社)などでありかわ・栄一には親しんでいたのだが、一発で取り憑かれた。貸本屋のおばちゃんに無理を言って「アイアンマッスル」を分けてもらったり、園田の引く曲線は曲線定規によるものだと知って、文房具屋を回って曲線定規を買い求めたりもした。そして、数多くの著作を集めだした。ちなみに、デビュー作である「5分前の死」も、コピーではあるが入手している。
 しかし、当時は園田光慶について言及している文献・SNS等は殆どなかった。そこで、そういうことならと、園田光慶を多面的に分析・紹介しようとして始めたのがこのコーナーである。桑田次郎との関係については、簡単にではあるが少しまとめてみた。次に川崎のぼるとの関係についてまとめようと、色々と資料を集め、その頃の園田光慶を知る人物との面会を人づてではあるが手配していた。
 そんな時に、店に激怒する電話があった。園田光慶の版権継承者である娘さんからであった。僕が「著作リスト」の中で、晩年の園田光慶の作画について批判的にコメントしたくだりが気に入らなかったようであった。当時事情があって都会から山麓の街へと移住した園田が、それ故にアシスタントを集めにくく、切り貼りを多用していたと、さる信頼できる筋から聞いたことが基となっていた。まあ、文句を言われてまでも書いておくほどの記述ではなかったので消去したのだが、その際、彼女から「たかが古本屋風情が……」と言われたことにカチンときて、当初予定していた考察を続ける気力をなくした。
 色々と調べているうちに、園田の芳しからぬ話も聞いたし、なぜ都会から山麓の街に移住したのかの理由も聞いていた。しかし、当たり前の話なのだが、園田のプライバシーに関わることには一切触れてはいない。いちファンとして、作品に対する批判は万人に与えられた自由な権利だと、今でも信じている。
 とはいえ、僕が批判的に述べたコメントの前に添えた「生活が✕✕」という五文字が、彼女の怒りをかったのかもしれない、とも思ったりする今日このごろではある。



園田光慶=ありかわ・栄一著作リスト
※リストの一部は「懐かしの漫劇倶楽部・高橋考三郎氏」に協力していただきました。
※初期の貸本単行本については林亨氏に資料提供していただきました。
※なつ漫太郎氏にも資料提供していただきました。
※想田四氏にも資料提供していただきました。


1940 12月7日大阪市旭町に生まれる ※4人兄弟の末っ子
    
※デビュー前に大阪のアニメCM制作会社にアニメーターとして勤務
1958 ■「5分前の死」『街』(セントラル文庫)15号・第1回新人探偵漫画入選作※「園田一」名義
             ※扉頁に「1958.2.20」と記載

1958 ■「死剣幽四郎」『魔像』3号(日の丸文庫・1958年4月)※デビュー作※有川栄一名義
1958 ■「二人の男」『影』18号(日の丸文庫・1958年4月)※有川栄一名義
1958 ■「忍者部落」『魔像』4号(日の丸文庫・1958年5月)※有川栄一名義
     ※?「掟」『街別冊1・2・3』(セントラル文庫)
1958 ■「赤い石膏」『影』20号(日の丸文庫・1958年6月)※有川栄一名義
1958 ■「悲運・忍者の掟」『魔像』6号(日の丸文庫・1958年7月)※有川栄一名義
1958 ■「白樺に誓いし友情よ永遠に…(有川栄一短編作品集1)」『花』5号(わかば書房・1958年11月頃)
     ※本文最終頁に「1958.8.29」と記載
1958 ■「戦乱悲劇」『剣』9号(わかば書房)※有川栄一名義

1959 ■『拳銃無法街』(わかば書房)※有川栄一名義
1959 ■「盲目忍者」『剣・ゴールド判』1号(わかば書房・1959年2月)
1959 ■「剣鬼狂乱」『剣』14号(わかば書房・1959年3月)
1959 ■「吸血鬼を殺れっ」『剣・増刊』1号(わかば書房・1959年)
1959 ■「幸福への道」『花』9号(わかば書房・1959年7月頃?)※有川栄一名義※扉に「1958.11.27」と記載
1959 ■「第三突堤に死す」『Γガンマ』創刊号(わかば書房・1959/6/12執筆)※ありかわ栄一
1959 ■「脱獄囚」『Z ゼット』2号(1959/6/15執筆)
1959 ■「剣鬼あかつきに消ゆ」『剣・増刊』2号(わかば書房・1959/6/18執筆))
1959 ■「そして死刑は執行された」『Γガンマ』創刊2号(わかば書房)
1959 ■『虹の妖精』(わかば書房・1959/7/31執筆)※有川栄一名義
1959 ■「ロメオとジュリエット」『花』11号(わかば書房・1959年10月頃)※有川栄一名義
     ※本文中に「1959.8.5」他の日付記載
1959 ■「雨降る中に」『剣豪』7号(エンゼル文庫)?
1959 ■「泥棒忍者」『剣・増刊』3号(わかば書房・1959年10月)
1959 ■「忍者ここに死す」『剣・増刊』4号(わかば書房・1959年11月)
1959 ■「おくびょう者」『Z ゼット』3号(1959/11/30執筆)
     
※「わかば書房の隣にあずま社という…出版社がありましたが、…有川は、ここの雑誌の表紙絵やカラーの絵が
     描けない新人漫画家の単行本のための表紙絵を描いていました」(磯田和一)

1960 ■「流るる」『剣・ゴールド判』8号(わかば書房・1960年)
1960 ■「哀願三方飛び」『忍剣』3(わかば書房)※有川栄一名義
1960 ■「武士と義理と意地あり候」『天下無双』(金園社)※有川栄一名義
1960 ■「すっとび猫」『黒い街』2(わかば書房・1960年5月)※ありかわ栄一名義
1960 ■「無明剣なだれ打ち」『大旋風』6(すずらん出版)
1960 ■「秘剣雲の流れ」『武芸月光』2(すずらん出版)
1960 ■「剣聖ここに眠る」『剣風』(全国貸本組合出版部・1960年5月)
1960 ■「ものほし竿」『大旋風』8(すずらん出版)※アート画房作品
1960 ■「札束と野郎」『ボス』2(すずらん出版)
1960 ■「40番街の殺し屋」『街』40(セントラル出版・1960年6月)※石川・辰巳・松本とオムニバス
1960 ■「カポネは日本にいた」『街』41(セントラル出版・1960年7月)※佐藤・桜井・荒木とオムニバス
1960 ■「0デス」『アリバイ』4(すずらん出版・1960年7月)※アート画房作品
     ※「双頭の竜」『剣豪伝』7(東邦漫画出版)
1960 ■「俺にまかせろ」『ボス』5(すずらん出版)※マキノプロダクション制作
1960 ■「99+1=?」『ボス』6(すずらん出版)
     
※この頃すずらん出版社で「井川マコ」名義(サインはEgawa)で表紙・扉絵等も描く
     ―確認済み―『ルビー』(1960年8月)『やまびこ5』(1960年10月)

     
※確認追加分―『サファイヤ』(宝石シリーズ第2集)『オパール』(宝石シリーズ第3集)
     『やまびこ3』『やまびこ4』

1960 ■『殺しに掟はない』ハードボイルドシリーズ1(東京トップ社)
1960 ■「猫とねずみと」『刑事』2(東京トップ社)

1961 ■『若い獣』ハードボイルドシリーズ2(東京トップ社・1961年1月)
1961 ■『狼の裁き』ハードボイルドシリーズ3(東京トップ社)
1961 ■『野良犬の鎖』ハードボイルドシリーズ4(東京トップ社)
1961 ■「悪い奴ら」『刑事』6(東京トップ社・1961年3月)
1961 ■「24に賭ける」『刑事』7(東京トップ社・1961年4月)
1961 ■『処刑時刻』ハードボイルドシリーズ5(東京トップ社)
1961 ■「こりゃどうにもシャクダッタネ」『刑事』8(東京トップ社・1961年5月)
1961 ■『獣の埋葬日』ハードボイルドシリーズ6(東京トップ社・1961年6月)
1961 ■『血を吐きすてろ!』ハードボイルドシリーズ7(東京トップ社・1961年6月)
1961 ■「ゴム手袋」『刑事』9(東京トップ社・1961年7月)
1961 ■「アルバイト」『刑事』11(東京トップ社・1961年8月)
1961 ■『殺人序曲』ハードボイルドシリーズ8(東京トップ社)
1961 ■『片うで狼』ハードボイルドシリーズ9(東京トップ社・1961年9月)
1961 ■『殺人者の群』ハードボイルドシリーズ10(東京トップ社)
1961 ■「から井戸」『劇画全集B片目野郎』(セントラル文庫・1961年10月30日脱稿)
1961 ■「灰の味」『刑事』13(東京トップ社・1961年11月)
1961 ■「つらが消えた」『刑事』14(東京トップ社・1961年12月)
1961 ■「夜が明ける」『刑事』15(東京トップ社・1961年12月)
1961 ■『影の悲劇』ハードボイルドシリーズ11(東京トップ社・1961年12月)

1962 ■『俺が殺る!』ハードボイルドシリーズ12(東京トップ社・1962年1月)
1962 ■「悪人失格」『刑事」16(東京トップ社・1962年1月)
1962 ■「ものごっつイカス奴」『刑事」17(東京トップ社)
1962 ■「南無阿弥陀仏(合作)」『ゴリラマガジン』1(さいとうプロ・1962年2月)※さいとう・石川との合作
1962 ■「そこに死が」『刑事』18(東京トップ社)
1962 ■『砕ける奴』ハードボイルドシリーズ13(東京トップ社・1962年3月)
1962 ■「天国でオハヨウ(合作)」『ゴリラマガジン』2(さいとうプロ・1962年3月)※さいとう・永島との合作
1962 ■「おれで6人目」『刑事」19(東京トップ社)
1962 ■『餓えた38』ハードボイルドシリーズ14(東京トップ社・1962年4月)
1962 ■「隣の死人」(さいとうたかお→ありかわ栄一)「老いたピエロ」(ありかわ栄一→永島慎二)
     『ゴリラマガジン』3(さいとうプロ・1962年4月)
1962 ■『逆回転』ハードボイルドシリーズ15(東京トップ社・1962年5月)
     ※後にカバーと本文タイトルを変えて『完全紳士』(東京トップ社・1965年頃)
     ※従ってカバー以外には完全紳士は出ない
1962 ■「イカスこいつら・前編(合作)」『ゴリラマガジン』4(さいとうプロ・1962年5月)※さいとう・永島との合作
1962 ■「イカスこいつら・後編(合作)」『ゴリラマガジン』5(さいとうプロ・1962年6月)※さいとう・永島との合作
1962 ■「朝やけ」『刑事』20(東京トップ社)
1962 ■「破壊」『刑事』21(東京トップ社)
1962 ■「ざっそう(雑草)」『刑事』22(東京トップ社)
1962 ■『射程距離0』ハードボイルドシリーズ16(東京トップ社・1962年7月)
1962 ■「孤独・前編」『刑事」23(東京トップ社)
1962 ■『喪服紳士録』ハードボイルドシリーズ17(東京トップ社・1962年8月)※『射程距離0』の続編(後編)
1962 ■『殺しの代償』探り屋カメレオン・ケンシリーズ@(東京トップ社・1962年9月)
1962 ■『どろくさい奴』探り屋カメレオン・ケンシリーズA(東京トップ社・1962年10月)
1962 ■「ろうぼく(老木)」『刑事』25(東京トップ社・1962年10月)
1962 ■「罪とばつ」『ゴリラマガジン』9(さいとうプロ・1962年10月)
1962 ■「12月の夜の物語」『刑事』26(東京トップ社・1962年11月)
1962 ■「老人とその娘」『刑事』27(東京トップ社・1962年12月)
1962 ■『挑戦資格・地獄門篇』ハードボイルドシリーズ18(東京トップ社・1962年11月)
1962 ■『挑戦資格・8人の獅子』ハードボイルドシリーズ19(東京トップ社・1962年12月)

1963 ■「○○温泉にて」『ゴリラマガジン』12(さいとうプロ・1963年1月)
1963 ■『挑戦資格・ジャングル巨人@』ハードボイルドシリーズ20(東京トップ社・1963年1月)
1963 ■『挑戦資格・ジャングル巨人A』ハードボイルドシリーズ21(東京トップ社・1963年2月)
1963 ■「ありやんのショートショート―殺し屋大学卒業見込・落しもの・無題・愛した時から始まった」
     『ゴリラマガジン別冊』(さいとうプロ・1963年2月)
1963 ■「終バスの客」『刑事』28(東京トップ社・1963年2月)
1963 ■「もと来た道」『刑事』29(東京トップ社・1963年3月)
1963 ■「完全紳士・第一話」『ゴリラマガジン』14(さいとうプロ・1963年3月)
1963 ■『挑戦資格・王者の墓』ハードボイルドシリーズ22(東京トップ社・1963年3月)
1963 ■『挑戦資格・砂漠の果て』ハードボイルドシリーズ23(東京トップ社・1963年4月)
1963 ■「老いぼれ犬」『刑事』30(東京トップ社・1963年4月)
1963 「車大助」※久米みのる 『少年キング』12月15日(21号)〜1964年7月19日(30号)
    ⇒『車大助』全6巻(東京トップ社・1964〜1965年)
    ※この当時、園田は川崎のぼると同居しており、「車大助」執筆に際しては川崎の何らかのアドヴァイスがあった、 
    との説あり(綿引勝美談)。

1963 ■「片腕のヒーロー・前編」『刑事』31(東京トップ社・1963年5月)
1963 ■「完全紳士・第ニ話・しんせつな教師」『ゴリラマガジン』16(さいとうプロ・1963年5月)
1963 ■『挑戦資格・滅びる者』ハードボイルドシリーズ24(東京トップ社・1963年6月)
1963 ■「片腕のヒーロー・後編」『刑事』32(東京トップ社・1963年6月)
1963 ■「松ば杖の少女」『刑事』33(東京トップ社・1963年7月)
1963 ■「三人忍び」『大和小伝』2(さいとうプロ・1963年7月)
1963 ■『挑戦資格・滅びる者A支配者』ハードボイルドシリーズ25(東京トップ社)
1963 ■「猿狩り」『大和小伝』3(さいとうプロ・1963年8月)
1963 ■「完全紳士・第三話・狂人男爵」『ゴリラマガジン』19(さいとうプロ・1963年8月)
1963 ■『傷だらけの明日』〈『ゴリラマガジン』20さいとうプロ・1963年8月)※「劇画集団」のオムニバス劇画
1963 ■『挑戦資格・完結篇』ハードボイルドシリーズ26(東京トップ社・1963年9月)
1963 ■「ある乗客」『刑事』34(東京トップ社・1963年9月)
1963 ■『カメレオン・ケンB』探り屋シリーズ(東京トップ社・1963年10月)
1963 ■「黒のGANマン・前編」『刑事』35(東京トップ社・1963年10月)
1963 ■「黒のGANマンA」『刑事』36(東京トップ社・1963年12月)
1963 ■「悪人志願」『青春@』(第一プロ)

1964 ■「いつもデートを」『青春A』(第一プロ・1964年1月)
1964 ■『大暗黒街(1)』『大暗黒街(2)』『大暗黒街(3)』(佐藤プロ)※佐藤まさあきとの合作
1964 「巨人ジャンロ」※久米みのる 『少年キング』7月26日(31号)〜9月20日(39号) 
    ⇒■『恐怖ジャングル』全3巻(佐藤プロ)
1964 「ホームラン探偵局」※久米みのる 『少年キング』10月4日(41号)〜12月20日(52号) 
    ⇒■『ゼロの消失』全2巻(さいとうプロ)
    ※この頃、助っ人アシスタントにながやす巧。
    ※この頃、一峰大ニのちょっとした手伝い(「クマ王物語」『小学四年生』1964年11月号別冊付録のカウボーイ)
     ※詳細
1964 ■『車大助』全6巻(東京トップ社・1964〜1965年)
    
※この第2巻で「ありかわ・栄一」から「園田光慶」ヘの改名を表明。

1965 「月影三四郎」『少年画報』1月〜4月号(※打ち切り) ⇒■『明日の若者』(佐藤プロ)
1965 ■「咬ませ犬」『ゴリラマガジン』36(さいとうプロ・1965年)
1965 ■「鉄ごうし」『ゴリラマガジン』37(さいとうプロ・1965年3月)
1965 ■アイアンマッスルシリーズ『血だまり』(5月)『殺し屋ナポレオン』(6月)『破壊指令』(7月)(東京トップ社)
    ⇒『アイアンマッスル』(サンコミ・1969年)
    
※『破壊指令』は「やる気をなくして、4日〜1週間で描き上げた」との園田の言(伝聞情報―未確認)
1965 ■「殺しは月賦で」『刑事』45(東京トップ社1965年7月)
1965 ■『スパイ』『スパイ死すべし』(東京トップ社)
※『スパイ死すべし』はほとんど旭丘光志の代筆

    
※1965年頃―桑田次郎の手伝い(桑田ニ郎の証言―矢幡敏博の報告)
1965 
※桑田次郎「アンドロイド・ピニ」『日刊スポーツタイムス』(「後半」部分)
1965 
※桑田次郎「20世紀の奇跡」『少年マガジン』39号〜47号
1965 
※桑田次郎「8マン・サイボーグPV1号」『少年マガジン』47号
1965 
※桑田次郎「8マン・超振動砲」『別冊少年マガジン』11月号

1966 ※桑田次郎「8マン・シャドウ・ボクサー」『少年マガジン』6号
1966 「アイアンマッスル」 『少年キング』5月15日(19号) 
    ⇒『アイアンマッスル』(佐藤プロ)
※なぜか「ありかわ栄一」名義
1966 「ゴム人間」 『少年キング』6月25日(26号)・7月2日(27号)
    
※川崎のぼる・宮原啓一(みやはら啓一)が協力(みやわき心太郎「漫画熱」『まんだらけ』17号)
1966 「ゴム人間」 『少年キング別冊』8月号
     
※川崎のぼる「死神博士」『少年サンデー』
     ※川崎のぼる「巨人の星」『少年マガジン』19号〜
     ※川崎のぼる「大魔鯨」『少年マガジン』30号〜34号(1966年8月7日号)
      ※この作品には「カワサキプロ結成第1回作品」と銘打ってある
     ※川崎のぼる「タイガー66」『少年サンデー』31号〜51号※前半部 
     ※加山五郎名義(川崎のぼる・正確にはカワサキプロ)「20世紀の奇跡」(絵物語)『少年マガジン』?
      ※桑田次郎を引き継いだ作品

1966 「ガードマン7」『ぼくら』9月号〜 ⇒『Dマークの男』(東考社・1968年)
1966 「ガマゴン対ガニリ」※小橋良夫 『少年キング』11月13日(45号)
1966 ■「目・前編」『ヤングビート』C(佐藤プロ・1966年12月)

1967 『南海の大決戦』『ぼくら』1月号付録
1967 ■「目・後編」『ヤングビート』D(佐藤プロ・1967年1月)
1967 ■「おいぼれ犬」『ヤングビート』E(佐藤プロ)
     ※1963年作品のリメイク※雑誌(恐らく『少年キング』)発表後の再編集
1967 「怪獣王子」 『少年キング』1月1日(1号)〜1968年3月3日(10号)(67年49号から渡オサム)
1967 「燃えろ熱球」『少年サンデー増刊』4月1日号
1967 「あかつき戦闘隊」※相良俊輔 『少年サンデー』67年47号(11月17日号)〜69年18号(4月27日号)
     ⇒『あかつき戦闘隊』全5巻(若木書房・1971年)
     ※西郷虹星が人物、野口勝(太陽・竜)が背景のチーフ
1967 『ファントマ黄金作戦』 『ぼくら』6月号付録
1967 「キャプテンウルトラ」『小学六年生』8月号・9月号―確認
1967 「火の玉レーサー・カミカゼ」※梶原一騎 『少年キング別冊』8月号
1967 「青春球場・第1話・猛虎の秘密兵器」※梶原一騎・真樹日佐夫 『ヤングコミック』9月号
1967 「青春球場・第2話・虎は生きてブタは死ね」※梶原一騎・真樹日佐夫 『ヤングコミック』10月号
1967 「青春球場・第3話・眼光らんらん」※梶原一騎・真樹日佐夫 『ヤングコミック』11月号
1967 「青春球場・第4話・帰ってきた挑戦者」※梶原一騎・真樹日佐夫 『ヤングコミック』12月号

1968 「探偵サブ」『希望ライフ』
1968 「青春球場・第5話・戦う機械」※梶原一騎・真樹日佐夫 『ヤングコミック』1月号
1968 「青春球場・第6話・黄金の卵を割れ」※梶原一騎・真樹日佐夫 『ヤングコミック』2月号
1968 「怪獣王子」 『少年キング別冊』2月号
1968 「青春球場・第7話・甦る闘魂」※梶原一騎・真樹日佐夫 『ヤングコミック』3月号
1968 「キャプテンスカーレット」『小学六年生』3月号―確認
1968 「黒いチャンピオン」『少年サンデー・増刊』4月1日号
1968 「喪服紳士録・第1話・あおいとり」『ヤングコミック』5月28日号 ※1962年の「老人とその娘」のリメイク
    ⇒『喪服紳士録』(若木書房・1971年)

1968 「ああ!!甲子園」※入江豊 『少年サンデー』7月14日(29号)〜9月15日(38号)
1968 「喪服紳士録・咬ませ犬」『ヤングコミック』7月9日号 ※1965年の「咬ませ犬」のリメイク
    ⇒『喪服紳士録』(若木書房・1971年)

1968 「コルト・サラマンダー第2話・黒帯旋風」 『少年キング』8月18日(34号)
1968 「けんか牛」『少年サンデー増刊』8月1日号・8月25日号
1968 「マイティジャック」『小学三年生』8月号―連載
1968 「喪服紳士録・第3話・殺しのクレジット」『ヤングコミック』8月27日号 ※1965年の「殺しは月賦デ」のリメイク
    ⇒『喪服紳士録』(若木書房・1971年)

1968 「喪服紳士録・第4話・割れた卵」『ヤングコミック』9月24日号 ⇒『喪服紳士録』(若木書房・1971年)
1968 「喪服紳士録・第5話・完全紳士」『ヤングコミック』10月8日号 ⇒『喪服紳士録』(若木書房・1971年)
1968 「まぼろしの日章旗」『少年サンデー増刊』10月20日号
1968 ●「あかつき戦闘隊特集・パゴス島編1八人の勇士の巻」『別冊少年サンデー』11月号
1968 「喪服紳士録・第6話・殺しは愛にぬれて」『ヤングコミック』11月12日号 ⇒『喪服紳士録』(若木書房・1971年)
1968 「喪服紳士録・第7話・闇の底から」『ヤングコミック』11月26日号 ⇒『喪服紳士録』(若木書房・1971年)

1969 「異聞後藤兵衛」『少年サンデー増刊』1月1日号
1969 「背番号1(日本一のホームラン王・王貞治)」『小学三年生』〜『小学四年生』(5月号まで確認)
1969 「傷だらけの挑戦」『少年サンデー増刊』3月23日号
1969 「喪服紳士録・第8話・しじま」『ヤングコミック』3月11日号 ⇒『喪服紳士録』(若木書房・1971年)
1969 「喪服紳士録・第9話・そうなん―遭難―・前編」 『ヤングコミック』4月8日号 
    ⇒『喪服紳士録』(若木書房・1971年)
1969 「喪服紳士録・第9話・そうなん―遭難―・後編」 『ヤングコミック』4月22日号 
    ⇒『喪服紳士録』(若木書房・1971年)
1969 「ガラスの路」『デラックス少年サンデー』5月号(創刊号)〜7月号
1969 「ターゲット」 『少年サンデー』1969年5月11日(20号)〜1970年6月7日(24号) 
    ⇒『ターゲット』全5巻(若木書房・1970年)
    ※当時「田園プロ」結成
    ―5人のアシスタント―私の推測では、西郷虹星(人物)野口勝(太陽・竜)(背景チーフ)…

    
※「田園プロ」 府中市住吉町2−11−25
1969 ●「あかつき戦闘隊特集・特攻編1」『別冊少年サンデー』7月号
1969 ●「ああ甲子園特集」『別冊少年サンデー』8月号※「黒いチャンピオン」「まぼろしの日章旗」併録
1969 ●「あかつき戦闘隊特集・特攻編2」『別冊少年サンデー』9月号
1969 「わかれ道」『ジョーカー』11号(集英社)10月10日号
1969 「汚れた顔の天使」 (ワーナー/セブンアーツ)35号
1969 「鮮血の大脱走・前編」※北沢力『デラックス少年サンデー』12月号

1970 「赤き血のイレブン」※梶原一騎『少年キング』1月4日(2号)〜1971年5月16日(21号)
    ⇒『赤き血のイレブン』全6巻(少年画報社・1970年〜1972年)
1970 「鮮血の大脱走・後編」※北沢力『デラックス少年サンデー』1月号
1970 「餓(うえ)」『少年チャンピオン』9月7日号〜10月5日号
1970 「サブ」※北沢力『デラックス少年サンデー』10月号
1970 「軍鶏」※相良俊輔 『少年サンデー』11月15日(47号)〜71年1月3日(1号)⇒『軍鶏』(若木書房・197年)

1971 「性病部隊 THE ENDからの逃亡」※小池一雄『プレイボーイ』3号〜5号
1971 「性病部隊 夕陽の罠」※小池一雄『プレイボーイ』5号〜7号
1971 「性病部隊」※小池一雄『プレイボーイ』10号〜
1971 「あばれフブキ」※滝沢解 『少年サンデー』10月3日(41号)〜12月26日(53号)
1971 「猟犬ブルチーフ」※狩撫麻礼『ヤングコミック』11月24日号〜12月22日号
1971 「十円パゲ」『リイドコミック』12月号
    ※1971年か1972年頃の一時期―フジオプロ劇画部に所属(長谷邦夫の証言)

1972 「アラジンの息子」※飛鳥日美子『少年サンデー』1月22日(5号)〜4月16日(17号)
1972 「どう」『少年チャンピオン』7月17日(30号)
1972 「拳のアニマル」※真樹日佐夫『少年チャンピオン』9月11日(39号)〜1973年2月5・12日合併号(6・7号)

1973 (園田光慶特集)「猟犬ブルチーフ」「燕が白い腹を見せた」『コミックカスタム増刊』1月号 ※再録?
1973 「獣が闇をまっしぐら」※辻真先『コミックサンデー』10月18日号
1973 「不死身の鷹」※吉岡道夫『コミックサンデー』11月15日号※鬼堂曜輔名義

1974 「蜜の賭け」※山口浩『劇画ゲンダイ』1月号
1974 「腐った蹄鉄」※草野唯雄『別冊漫画アクション』1月12日号
1974 「叫べスラッガー」『コミックサンデー』5月23日号※鬼堂曜輔名義

1977 「無頼記者シリーズ・球情」※剣崎慎一郎 『ビッグコミック』2月10日号
    ⇒『無頼記者』全2巻※やまさき十三(こだま出版・1985年)

1977 「白いカラス」※やまざき十三『漫画ジョー』5月26日号 ⇒『白いカラス@』(こだま出版・1979年)
    ※Aは未発行と思う

1977 「核燃料を喰う男」※ザ・パイレーツシリーズ第1弾 『ビッグコミック増刊』6月1日号
1977 「無頼記者シリーズ・球怨」※剣崎慎一郎 『ビッグコミック』6月10日号
    ⇒『無頼記者』全2巻※やまさき十三(こだま出版・1985年)

1977 「おれの相棒」『漫画アクション』9月22日号
1977 「おれの相棒」『漫画アクション』10月27日号
1977 「キッス・オブ・ファイヤー」『ビッグコミック増刊』11月1日号

1978 「アフリカの狼」※レイモンド鷹井『漫画ジョー』4月〜
1978 「我、これより…」『ビッグコミック増刊』9月23日号
1978 「チャンピオン」『少年サンデー増刊』10月20日号※雁屋哲
1978 「球宴」無頼記者シリーズ『ビッグコミック増刊』11月23日号
    ⇒『無頼記者』全2巻※やまさき十三(こだま出版・1985年)


1979 「額の満月」『ビッグコミック増刊』1月1日号
1979 「友よ!」『ビッグコミック増刊』5月23日号
1979 「ゴングまで/十点鐘」『ビッグコミック増刊』9月23日号※狩撫麻礼
1979 『三国志1嵐を呼ぶ狼たち』(学習研究社・6月26日)※久保田千太郎
1979 『三国志2落日は血の彩』(学習研究社・8月10日)※久保田千太郎
1979 『三国志3男どもの荒野』(学習研究社・12月1日)※久保田千太郎

1980 「ゴングまで/アフター・アワーズ」『ビッグコミック増刊』1月1日号※狩撫麻礼
1980 『三国志4群狼牙をむく』(学習研究社・2月10日)※久保田千太郎
1980 「ゴングまで/アップ・ダウン」『ビッグコミック増刊』4月10日号※狩撫麻礼
1980 『三国志5関羽・一杯の酒』(学習研究社・5月20日)※久保田千太郎
1980 「ゴングまで」『ビッグコミック増刊』5月23日号※狩撫麻礼
1980 『三国志6血と汗と虹と』(学習研究社・8月25日)※久保田千太郎
1980 「OPE」※茜胡笳『グッドコミック』8月創刊号〜⇒『OPE』(少年画報社・1981年)
1980 「ゴングまで」『ビッグコミック増刊』9月23日号※狩撫麻礼

1981 「古ぼけた椅子/カール・リヒター」※歌崎和彦『FMレコパル東版』4月27日(10号)
1981 「2.5ポンドの熱狂/クラッシュ」※岩田由紀夫『FMレコパル東版』7月6日(15号)
1981 「馬キチ銭キチ」『ヤングコミック』7月22日号 ※吉岡道夫
1981 「甦れ!熟年ロックンローラー/ゲイリー U.S.ポンド」※久保田千太郎『FMレコパル東版』8月17日(18号)
1981 「母と娘の絆/ライザ・ミネリ」※柳生すみまろ『FMレコパル東版』10月12日(22号)

1982 ⇒『新鮮組流血録・壬生狼』全2巻※久保田千太郎(リイド社・1982年)
1982 「ちぐはぐデュオ/ホール&オーツ」※大友良則『FMレコパル東版』2月1日(4号)
1982 「暴走」※久保田千太郎『漫画アクション増刊』4月11日号
1982 「アス・キック!!/TOTO」※久保田千太郎『FMレコパル東版』4月26日(10号)
1982 「ラガー15」『ヤングコミック』6月9日号・6月23日号
1982 「栄光のエイジア」※宮原安春『FMレコパル東版』8月16日(18号)
1982 「遠い祖国の足音/ウラジミール・アシュケナージ」※久保田千太郎『FMレコパル東版』11月8日(24号)
1982 「ゴリラの迷図」『リイドコミック』⇒『ゴリラの迷図』全3巻※やまざき十三(リイド社・1983年)

1983 「J・ガイルズ・バンド」※久保田千太郎『FMレコパル東版』1月31日(4号)
1983 「新宿回帰牌」『近代麻雀オリジナル』3月号 ※久保田千太郎
1983 『中国歴史コミック・三国志』全15巻※久保田千太郎(講談社・1983年7月〜1984年)
1983 「球愁」『ビッグコミック増刊』11月23日※やまざき十三

1984 「新宿回帰牌」1〜3話『近代麻雀オリジナル増刊・雀鬼』11月22日号※久保田千太郎
1984 「新宿しんきろう・第1話」『近代麻雀オリジナル』10月号※北鏡太

1985 「新宿しんきろう・第?話」『近代麻雀オリジナル』4月号※北鏡太

1986 「新宿しんきろう・第6話」『近代麻雀オリジナル』1月号※北鏡太

1987 「戦国猿廻し」『週刊現代』※久保田千太郎・やまざき十三

1989 「パイ・パイ・パイ」『近代麻雀オリジナル』11月号 ※原作:園田光慶 画:長尾ともひさ


1997 逝去



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