『――――黒巣市に、あなただけのものを創りませんか?―――』 そんな前文から始まるメールが、ある日、黒巣市のオーヴァードたちに届けられた。 よくあるダイレクトメール等の類ではあったが、好奇心に駆られた人間がそのメールに記されたサイトへジャンプしてみると、 そこには、清潔な黒巣市があった……。 ○突発セッション ルール:3rd Edition 場所:#DX3_teki ステージ:黒巣市 開始予定時間:日付変更時刻を予定 終了予定時間:夜明け前を目標 セッション傾向:ギャグ(?) @PC1用ハンドアウト ・ロイス:不審なメール ・推奨感情:自由 ・カヴァー/ワークス:指定無し。好奇心のある人間がグッド。 ある日、何気なくメールを開いてみると、そこには『黒巣市に、あなただけのものを創りませんか?』というタイトルのメールがあった。 差出人の名前は、「杉本二郎」。 メールの内容は、あなたが黒巣市に建造してみたい建築物を要望すれば、それがある黒巣市を御覧入れる、というもの。 失笑ものではあったが、好奇心にかられ、あなたはそのメールに記されたサイトに入ってみた。 APC2用ハンドアウト ・ロイス:杉本二郎 ・推奨感情:自由 ・カヴァー/ワークス:イリーガルを推奨。一般人から依頼を受けられる立場がベスト。 「あの男を見つけて、この離婚届に判を押させてください」  その女性は、いきなりそう言った。  彼女の言うことには、8年前に失踪した夫を見付け出し、離婚届にサインをさせてほしいとのこと。  その夫の名は、杉本二郎という。 BPC3用ハンドアウト ・ロイス:マスターディスカバリー ・推奨感情:自由 ・カヴァー/ワークス:UGNエージェント・チルドレン。UGN関係の依頼を受けられる人間がナイス。  マスターディスカバリーというFHエージェントが最近活動を始めているという情報を、UGNは掴んだ。  聞いたことのないマスタークラスのエージェントが狙っているのが、元UGNの研究員であった杉本二郎博士の発明品だ。  随分と前に失踪した研究員の何を狙っているのか、まるで見えない。  しかし、ごく最近、杉本二郎氏へコンタクトを取れる可能性が出てきた。  最近噂になっている、不審メールだった。  この不審メールの誘いに乗って、博士に接触し、何かしらの情報を持ち帰ってほしい、    というのが、黒巣市支部からの依頼(指令)であった。