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越前一乗谷を歩く

福井県福井市

宿泊した福井市を早朝に出発して、国道158号を走り北陸自動車道の福井インターを
過ぎると間もなく一乗谷に到着する。戦国大名朝倉一族の栄華跡が南北6kmにわたっ
て特別史跡になっている場所だ。全国でも珍しい戦国の武家屋敷、町並みが発掘され
広大な面積で保存されている。
 9年ぶりに訪ねた一乗谷は夏の日差しに恵まれて、山間の気持ちのいい空気を吸いな
がら散策を楽しむことができた。この夏は冷夏のため夏らしい太陽がとても嬉しく、天気の
ためか午前中から神戸、岐阜、名古屋ナンバーなどの観光客が駐車場に並んでいた。一乗
谷は戦国ロマンを充分に堪能でき、散策にも最適なので若いカップルが多いのも特徴的だ。
9年前よりも町並みの復元も進み、まるで450年前にタイムスリップしたような気分を味わう
ことが出来る。9年前はSONYのハンディカムを片手にビデオ撮影したが、今回はワクワク
気分でデジカメを必要以上に撮影してしまった。


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一乗谷の朝倉一族は室町時代から越前国の覇者として100年間この地を治めた。
5代義景は北近江の浅井氏と連合を組んで織田信長を苦しめたことでも有名だ。一乗谷
には多くの庭園跡もあり風流を楽しむ戦国大名の栄華を伝えている。
歴史に残る姉川の合戦で織田・徳川に敗戦して、天正元年(1573)織田信長に攻められた
一乗谷は廃墟となり400年の眠りについた・・・・・。

朝倉義景の館跡も保存状態が良く、建物、
土塁、庭園の跡から歴史ロマンが語りかけて
くる。
室町幕府最後の将軍である足利義昭もこの
館に招かれている。朝倉一族の栄華の頂点
だった。

復元町並

開場 9時〜17時  入場料 大人210円

一乗谷の近くには、宮本武蔵のライバル
佐々木小次郎が秘伝「燕返し」をあみだした
一乗滝もある。

越前国朝倉氏