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歴史・物語の舞台を歩く
城下町歩き 越前大野

福井県大野市

北陸自動車道の福井インターから国道158号を大野市へドライブする。15年前の
ドライブは雪が降っていたが、今回は真夏の太陽が照り付けている。九頭竜峡方面
へのルートでもあるため城下町大野への道は混んでいた。
 白山山系に囲まれた越前大野は城下町の風情が随所に残り、特に町の東にある
寺町通りは京都にも似た雰囲気がある。名水が湧き出る城下町としても有名で、地酒、
醤油、味噌、そして越前蕎麦が旅人を待っている。福井方面の旅は越前海岸で蟹を食
べ、山間部では蕎麦を思いっきり堪能できる・・・・。
 城下町大野では、必ず町の中心にある七間通りを歩きたい。七間朝市で有名なスポッ
トで飛騨高山と同じように朝市といっても観光用に昼間もやっている。道のわきのゴザの
上で野菜や花を売っている風情は日本の原風景だ。

家老内山家屋敷

江戸末期の大野藩の財政を立て直し
たり、水戸天狗党の物語にも登場する
家老内山家の屋敷が公開されている。
庭園からは大野城天守閣が眺められ、
家老屋敷らしい雰囲気だ。
城下町歩きは武家屋敷巡りも楽しい。


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寺町通り

織田信長の家臣であった金森長近が
大野城下を整備した際に、城の東の守り
として寺院を集めた。城下町によくある町
割りだ。
善導寺は大野藩主土井家の菩提寺。

七間朝市

城下町の中心を東西に走る七間通りの
朝市。石畳の道にゴザを敷いて野菜など
を売っている。元々は武士のために開かれ
たもので、400年の歴史がある。スーパー、
コンビニの生活に慣れてしまうと、とても懐か
しく心温まる風景だ。

蕎麦の名産地である越前の蕎麦粉と
大野の名水が絶品の蕎麦を生む。
城下町大野の楽しみの一つは本場の
越前蕎麦を食することで、大根おろし
の入った汁に越前蕎麦が見事にマッチ
している。