湘南海岸ドライブ

第三京浜から横浜横須賀道路へアクセルを踏み込む。朝比奈を過ぎ
逗子ICを降りると湘南が近い。ルート134を走り幾つかのトンネルを
抜けると左に材木座の海が見える。
 思えば中学の頃から湘南がお洒落と明るさを感じさせてくれた。ラジオ
からサザン、杉山清隆、杏里、EPOの歌が流れ、湘南の潮の香りも運ん
でいたような気がする。昭和30年代は「太陽の季節」と石原裕次郎、40
年代は加山雄三と湘南はいつも輝いている。
 湘南の海にはいつもウインドサーフィンの帆が走り、稲村ガ崎と江ノ島、
そして富士山も見える。いつ眺めても絵になる風景だ。ルート134はあまり
にもドライブの定番コースなので渋滞はしょうがないが、夏の明け方に窓
全開で走り抜けるのが気持ちいい。
 先日、FMヨコハマで杉山清隆を特集していたので、思わず学生時代を
思い出し湘南へと横浜横須賀道路へアクセルを踏み込んでいた。

逗子から江ノ島を遠望。天気が良ければ
富士山も見えます。昭和のスーパースター
石原裕次郎も逗子で育ちました。兄貴、石
原都知事とともに湘南のイメージを作った
一人ですね。

湘南の高級住宅地であり、御用邸で
有名なエリア。

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鎌倉お散歩
昭和60年の正月、ルート134をドライブしていた。ブルーバードSSSのアクセルを
踏み込み、江ノ島方面へと走る。カーステレオからは、その頃大人気のレベッカ
「フレンズ」の軽快なサウンドとノッコのキュートな歌声。いつも、SONYウオーク
マンでレベッカを聴いていた。
 その年の初詣は鎌倉鶴ケ岡八幡宮で、日本国中でも屈指の初詣客は若宮大路
から並んでいた。鎌倉駅近くのマクドナルドは、正月に売り上げ記録をつくりギネス
にも登録されている。駅前の露天でタコ焼きを買い、慌てて食べたため喉に軽い
火傷をし正月から縁起が悪い、と友達に大笑いされた。
 正面に富士山を眺めながらステアリングを握る。窓からは湘南の海から少し冷たい
潮風が流れる。シーサイドをドライブする時は、天気が良ければ窓を開けて潮の香り
を楽しむ。カーステレオのボリュームを上げ、更にアクセルを強く踏み込んだ。