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姫路城を歩く

兵庫県姫路市

久しぶりに訪ねた姫路城は、春を呼ぶ雨がしとしと降っていた。
姫路の市街へとドライブし白鷺城と呼ばれる白亜の天守閣が小高い丘の上に見えると
いつも感動する。日本の城を代表する桃山文化の完成された天守閣は、世界文化遺産
に相応しく誇らしい。
雨が降っていても休日の姫路城は観光客が多かった。大河ドラマ「武蔵」ゆかりの城で
あるため観光キャンペーンもやっていて、武蔵の地元である岡山にかけて盛り上がって
いた。姫路城は武蔵の妖怪退治でも有名な城だ。
江戸時代の姫路城は、山陽道の要所として徳川幕府の譜代重臣である榊原、酒井氏の
城下町として栄えた。明治まで戦の舞台になることもなく現代に日本城郭の美しさを咲き
誇っている・・・・・。

日本を代表する大城郭はとにかく広い。幾つもの城門をくぐり、狭間を歩き石段を登る。
美しい城郭はまさしく戦いのための建造物だ。なかなか天守閣にたどり着けぬよう計算
され、大軍で天守閣に近づけぬ工夫がある。
 江戸時代に山陽道の守りとして位置づけられていた城郭は、長州の毛利家、広島の
浅野家などの外様大名に睨みをきかせていた。