山下公園の氷川丸

横浜山下公園のシンボルといえば氷川丸だ。かつての日本が誇る外国航路の
客船として、横浜〜アメリカ シアトルの花形だった。余生を横浜で過ごし、臨海
公園である山下公園の風景に溶け込んでいる。山下公園も氷川丸とマリンタワー
の三本柱で、お約束の横浜スナップに成りえている。
 夏の日差しが降り注ぐなか、大人800円の入場券を買い氷川丸を歩いてみた。
船底の縁の下の力持ちである機関室から、世界の客船コーナーやら見学箇所は
多い。ブリッジや客室、操舵室と歩いていると、70年以上前に建造された客船だけ
に、やはり映画「タイタニック」を思い出してしまう。修学旅行生らしき男子学生が
船首で、両腕を伸ばし「タイタニック」ごっこをやっていた。今度、氷川丸に来る時は
彼女と「タイタニック」ごっこをやってね・・・・・。
 氷川丸でもFIFAワールドカップを意識してか煙突付近に万国旗がはためき、船上
では氷川丸名物ビヤガーデンの準備をしていた。今や氷川丸も横浜風景の一部に
なり、あるいは横浜市民のような存在ですね。
 一緒にワールドカップを楽しみましょう!氷川丸さん。

「タイタニック」ごっこはこちらで

豪華客船の雰囲気が残る

船の中枢である操舵室

氷川丸の後ろには山下公園

昭和5年(1930)に横浜で竣工。
総トン数 12000t
全長163m 全幅20m
日本便船の所属でシアトル航路で
活躍。チャップリンの来日時に乗船
したことでも有名。
 戦時中は海軍の病院船に徴用さ
れたため、戦後まで残ることができ
た。再び、日本で唯一の外国航路の
客船としてシアトル航路で活躍した。
 昭和36年(1961)から、山下公園
先に係留される。

横浜で生まれ、横浜で余生を過ごす幸運船

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横浜中心部の地図
横浜港風景

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