かいもの　だいすき　ミスメリー

　おかいものの　まえの　よるは
　むねが　ドキドキ　ねむれない。

　ヒツジを　いくら　かぞえても
　あくびの　ひとつも　でないのです。

　なぜなら　なぜなら　あたまのなかの
　きれいな　ドレスが　すてきな　くつが
　メリーを　ねかせて　くれません。

　それでも　それでも　ミスメリー
　かいものの　ひの　そのあさは
　めざましどけいより　はやおきです。

　ミスメリーの　きゅうじつは
　あさ　はやくから　まちにでて
　あれも　これもと　おかいもの。

　いつのまにやら　ひがくれて
　おみせが　しまって　しまうまで
　いちにちじゅうが　おかいもの。

　たいへんなのは　かいものに
　つきあわされる　ヒツジのしつじ。

　にもつを　もつのは　しつじの　しごと
　やまのように　にもつを　かかえ
　あっちに　ふらふら
　こっちに　ふらふら。