なかなか　いえに　かえってこない
　ウールぼうやが　しんぱいで
　ばあやのバアバは　おちつかない。

　となりまちの　びよういんに
　でんわしようと　したときに
　げんかんチャイムが　なりました。

　「どちらさまで　いらっしゃいます？・・・
　・・・ウールぼうやが　かえってきたの？
　ちゃんと　ねむらず　かえってきたの？」

　バアバは　こえを　かけてみます。
　

　「ねむいなぁ・・・」と　ねぼけたこえで
　ひとこと　へんじが　ありました。

　バアバは　ほっと　ひとあんしん。

　「どんな　かみがたに　してきたの？」と
　とびらを　あけて　みてみると

　なんと　ウールの　かみがたは・・・。