ベネルクス三国 旅行記
オランダ ・ ベルギー ・ ルクセンブルグ
2010年5月13日〜22日
■プロローグ |
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■5月13日(木) |
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午前5時30分起床。6時10分にいとこの家を出る。気温が思いのほか低い。三宮駅前からリムジンバスで関西空港まで1時間余り。 だんだん青空が見えてくる。 7時半過ぎに空港に到着。JTBのカウンターで搭乗券を受け取り、KLMのカウンターで荷物を預ける。添乗員は西岡さんという明るい感じの女性。23名のツアーとのこと。列に並んでいる人は、やはり夫婦連れが多い。 スターバックスで朝食を取り、シャトルで35番ゲートへ。座席は42GとH。新しくてきれいな機内。3−3−3列で通路側の2席だったが、運良く窓際の席に誰も乗ってこなかったので窓際へ移動。10時15分にゆっくり動き始める。離陸後間もなく飲みものが出て、11時半にはもう昼食。和食を選んだがホテルオークラで作っているということで柚子の入ったすき焼き風の煮物がおいしかった。 ロシア上空に入ると、気流が悪いとのこと。 うとうとしていると、ひどい横揺れがした。 窓の外を見ると、山並みの頂上近くが真っ白できれいだった。 6時間ぐらい飛んだところで時計を現地時間に合わせる。現地は朝の8時半。すると30分ぐらいして軽食が配られた。カップヌードルかアイスクリームのチョイスだったのでアイスクリームを選んだが、朝からアイスで何だか訳がわからなくなった。シートの背もたれが比較的斜めになっているので楽な気がする。 午後1時半頃、パスタとサーモンのサラダとフルーツの昼食。KLMはお食事もシートも良いし、スタッフのサービスもてきぱきしていて感じが良い。乗客が少ないせいもあるが、トイレで並ぶこともなかった。 あと1時間ほどで到着。眼下は眩しい真っ白の雲。お天気が気になる。雲の中を出ると緑の畑、赤屋根の家々などが見えてきた。 天気は曇。午後3時、アムステルダムのスキポール空港に着陸。パスポートチェックのあと空港内のスーパーで夕食の買い物。今日の夕食は付いていないとのこと。カップヌードルを1.69ユーロで買う。お巡りさんだと思って撮影したのが兵隊さんだったようで、データを削除するように言われてしまった。空港の外に出ると風が冷たい。バスの温度計は10℃。迎えてくれた現地のガイドさんは革のコートを着ている。午後4時出発でホテルへ向かう。 アムステルダムやユトレヒトあたりで、ゴミ収集のストライキが行われていて、先週の金曜日からゴミが収集されていないとのこと。道理で空港の中で汚いと感じた所があった。 添乗員さんの説明を聞きながら行く。 今日のホテルはハーグの近くの海岸沿いとのこと。地名の“Scheveningen”は、英語読みで「スケベニンゲン」! オランダでは英語がよく通じて、きれいな英語が話されているとのこと。世界一ビニールハウスの多い国でもあるとか。オランダ人は大柄だが、プロテスタントの国なので食事は質素で、温かいものを食べるのは夕食のみ。 ベルギーやルクセンブルグはカソリックの国なのでグルメなのだとか。 オランダはサイクリングが盛んで自転車がたくさん走っている。また、世界で一番窓を大きくとっている国と言われ、きれい好きで、家の中もきれいに磨いて、堂々と見せているとか。 新緑がきれい。菜の花や放牧されている牛や羊も見える。 マロニエの大木の並木。花も咲いている。 30分余りで北海に面したホテル”NHアトランティック・デン・ハーグ”に到着。白い壁に青いラインでリゾートホテル風。部屋は2階の223号室。窓から海が見える。早速外に出てみる。ジャケットの下にカーディガンも、マフラーも。広い海岸は風が冷たい。 ショッピングモールの中を歩いてみると、犬を連れた人が多い。 犬に関する面白い標識が目につく。洋服や靴のサイズが大きいのにビックリ。色もカラフル。 部屋に戻ってお湯を沸かし、カップヌードルを食べる。温かいのが嬉しい。シャワーを浴びる。設備がきれいで気持ちよい。 午後8時半、まだ外は明るく、いつの間にか雲はほとんど無くなって青空が広がっている。海の色も濃い青になっている。9時を過ぎて、やっと空が赤味がかってきた。9時半就寝。 |
■5月14日(金) |
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■5月15日(土) |
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■5月16日(日) |
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■5月17日(月) |
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■5月18日(火) |
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■5月19日(水) |
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午前6時15分起床。今朝は特に行きたい所もなく、スーツケースを出す時間も中途半端なので、朝の散策は取り止めて、しばし18階からの眺めを楽しむ。 9時集合でバスへ。朝から青空! 9時50分、オランダ最大の国立公園デ・ホーヘ・フェルウェ国立公園に到着。入口で小中学生くらいの子供達の遠足と出会って賑やか。ガイドは日本人の竹中さん。この公園は野外美術館にもなっていて、ロダンやヘンリー・ムーアなどの現代アートの100を超えるオブジェが日比谷公園の28倍の広さという広い敷地に散在している。箱根の彫刻の森のモデルともなったそうで、トナカイやイノシシなどもいるとのこと。池に浮いている白鳥のオブジェが風で動いている。長崎の原爆で残った柿の木、ロダンの「しゃがむ女」などを見てから敷地内のクレーラー・ミュラー美術館へ。 クレーラーとミュラーというご夫妻が自身のコレクションを公開するために建てたものだが、現在は国が管理しているとのこと。 ゴッホの「アルルのはね橋」、「星空のカフェテラス」、「糸杉」、 「自画像」、「郵便配達夫」、「ヒマワリ」や、ピカソ、ルノアール、モネ、ゴーギャンなどの作品を見る。ゴッホは、ヒマワリを、生と死がはっきり分かるのでよく描いたとのこと。 絵を一通り見て、お庭をまわると、入口で出会った子供達があちこちでキャンバスを広げて絵を描いている。真っ青な空に、新緑、暖かな陽射し、涼しい風、きれいな鳥の声・・・気分は最高! 11時45分集合でバスへ。15分ほどで昼食のレストランに到着。メニューは、スープ、チキン、オレンジケーキ、紅茶。 午後1時過ぎ、デン・ハーグに向けてバスで出発。1時間半ほどで到着。デン・ハーグのビネンホフ地区は政治の中心。三角屋根の騎士の館は国会議事堂、それに向かって左側が上院、右側が下院。 同じビネンホフ地区にあるマウリッツハウス王立美術館へ。ルーベンス、ブリューゲル、レンブラントなどの絵を見た後、いよいよフェルメール。「デルフトの眺望」はどこか不思議な絵。「真珠の耳飾りの少女」は印象的。 外に出て、広場に添って歩く。広場の中央の像は、オレンジ公ウイリアム。8年戦争でオランダの独立に貢献し、その後、オレンジ家の人が国王になったとのこと。 一風変わった建物が並んでいる。白い建物は文部省、2つの三角ビルは厚生労働省、緑の屋根は、保険会社のチューリッヒ。 オランダは年間300日が雨天で、10月から4月の間は厚い雲に覆われているそうだ。冬のオランダの日照時間は午前9時から午後3時までしかないので、みんな日当たりが大好きとのこと。午後4時半にバスに戻る。集合場所の目印とした道路標識のてっぺんにはコウノトリが付いている。 5時、平和宮へ。現在は国際司法裁判所となっていて、雅子様のお父様がいらしたところ。1899年に第1回平和会議がハーグで開かれたことを記念して、カーネギーの出資によって建てられた。門の前には各国から持ち寄った石が集められていたが、日本からのは地味な黒い小石。建物の中には各国からの特産品が展示されていて、日本のものは西陣織とのこと。ここは門前での写真撮影のみで、5時15分にはバスでアムステルダムへ向かう。 オランダ国旗は水平に赤白青の三色。元はオレンジ公のオレンジ色が入っていたが、オレンジ色は海で夕日に照らされると識別できないので勇気を表す赤に変わったそうだ。白は神への感謝、青は忠誠を表す。 オランダ語を語源とする日本語はランドセル以外にも、コップ、ビール、オルゴール、ポン酢(ポンス)など。オランダではお庭をきれいにしていないと近所から文句を言われるとのこと。夏でもクーラーや扇風機は必要ないそうで、冬はガスを使ったセントラルヒーティングや床暖房だそうだ。マロニエやプラタナスの木がたくさん見られる。ING銀行の本社ビルは建築中だが全面ガラス張りで何と靴の形! その他にも変わった形のビルが次々と見える。6時半にアムステルダムのレストランに到着。メニューはサラダ、ニシンのグリル、クレープとアイスクリーム。 午後7時半にバスでホテルに向かい、8時、ヒルトンホテルに到着。222号室。設備はブリュッセルのヒルトンよりも新しそう。 外へ出て、ホテルの前の公園をまわって、電車通りまで出てみる。途中は高級住宅街。大きな木の並木も素晴らしい。陽が沈みかけている。9時過ぎに部屋に帰ってシャワーを浴び、11時就寝。 |
■5月20日(木) |
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■5月21日(金) |
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■5月22日(土) |
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■エピローグ |
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