ドバイ旅行記






                        5日目 10月3日(水)
             アンマン→ドバイ
 

 9月29日の夜に成田を発ち、翌30日にヨルダンに到着。アンマン→ペトラ遺跡→死海→ジェラッシュ遺跡などを観光して、5日目の10月3日、アンマンから約3時間飛んで、アラブ首長国連邦のドバイへ。
(ヨルダンについては、「ヨルダン旅行記」へ)





 20:40、ドバイ空港に着陸。ヨルダンとの時差1時間。現地時刻21:55にドバイに降り立ち、バスに乗り換え、広い広い空港を10分走って、やっと空港ビルへ。明るくて広いイミグレーションで入国審査の後、またセキュリティチェックを通ってから、広いビルの中を移動。
22:55、バスへ。蒸し暑い!




 ドライバーはジャブディーさん。ホテルまでは20分ほどとのこと。ガイドの掛川さんの話を聞きながら、夜のドバイを走る。道路は広く、車も多い。治安は良いが車優先社会。運転が荒いので注意。明日は40℃近くなり、朝晩も27〜28℃、湿度も高いとのこと。年間数日しか雨が降らず、8月には50度を超す日もあったが、室内は18℃ぐらいなので羽織るものが必要。明日の午前中はオールド・ドバイ、午後はニュー・ドバイの観光。通貨はディルハム(ADE、DHS)だが、USドルも使える。ただし、お釣りはディルハム(紙幣のみ)で渡される。

 23:15、コーラル・オリエンタル・ホテルに到着。中国人の経営か、東洋的な雰囲気。321号室。ホテルの中はあまり高級感は無いが、部屋は結構ゆったりしていてよい感じ・・・と思ったらフェイスタオルが無い!添乗員さんに電話をしたが、スタッフが持って来たのはバスタオル! フェイスタオルだと言ったら、次に持って来たのはハンドタオル!ミドルサイズだと言ったら、もう持ってこない! その後で気付いたら、バスマットも無い! 仕方が無いので、余っているバスタオルで代用。シャワーを浴びて午前1時半就寝。


 

6日目 10月4日(木)
ドバイ

 6:30起床。7:30ごろから朝食の後、外の通りに出てみる。かなり広い道路で、大型のバスが大きな停留所に次々と発着している。列に並んでいる人は男性が多いが、東南アジア系も多いように見える。ホテルのすぐ前にイスラム教のモスク。青い空に高く伸びるミナレットがきれい。通りの右にも左にもミナレットが見える。

 部屋に帰り、荷物の整理。今日は公共の乗り物を利用して徒歩で観光するので、手荷物は軽くし、機内持ち込みのバッグはホテルのストレージに預けて出かけて、観光後、空港に向かう前に取りに戻るとのこと。




 
 9:45出発。バス・メトロの一日券(20ディルハム)を受け取り、まずはバスでゴールドスークへ。通りを渡ってバスに乗る時、脇の機械にカードをタッチ。

 公共の交通機関や駅舎の中では飲食は禁止。これを破ると、口の中に飴を入れていただけで罰金5,000円。罰則を受ける人の90%が外国人、その半分がインド人とか。

 ゴールドスークには、その名の通り、貴金属を売るお店が並ぶ。続いてスパイススークに行ったところでフリータイム。見て回っていると、日本人とわかるらしく、
「こんにちは!」、「安い!」と声を掛けられる。








 
 10:45集合。「アブラ」という船に乗ってクリーク(運河)を渡る。





 
 5分ほどでオールドスークに到着。テキスタイルスークを見て回る。こちらは布製品のお店が並ぶ。





     

 
 次に、ドバイ博物館でドバイの有史以来の歴史の展示を見学。この建物は、「アル・ファヒーディ砦」という、ドバイ最古の建物を改装したもので、お城や弾薬庫、刑務所などを経て、1971年に博物館としてオープンしたとのこと。
「ウインド・タワー(風の塔)」は、四方の窓から上空の冷たい風を集め、エアコンの役割を果たすとのこと。




           

 
 11:50に集合して、クリーク沿いの日陰の無い道を、暑さに耐えつつ、しばらく黙々と歩いて、レストランへ。風はあるが、日本では経験しないほどの暑さ。

 やっとのことでレストラン ”AL BANDAR(アル・バンダール)”に到着すると、屋根の上には昔ながらのウィンドタワー!まさか、それで風を入れているだけ?と思ったが、中に入ると冷房が効いていて、助かった〜!



     



  
 昼食を終えて、13:25に店を出る。運河沿いの道を歩いて、13:40、ドバイメトロの構内へ。構内は涼しくて天国みたい。メトロは三菱重工などの力でできたものだが、ほとんど地上を走っているとのこと。

 上品に並んでいると乗れないとのことだったが、13:50、グリーンラインの
”Creek”行きに乗り込む。ひとつの車両の中に縦並びの席と横並びの席がある。2つ目の”Al Ghanbaiba”駅でレッドラインに乗り換え、「バージュカリファ/ドバイモール」駅で降りる。


 

     


        

 
 14:20、駅からバスでドバイモールに向かう。10分ほどで世界一高い高層ビル
”バージュカリファ”に到着。828mとのこと。説明を受けた後、フリータイムとなり、広い広いドバイモール内のお店を見て回る。

 
            




 
 展望台の予約が15:30ということで、15:20集合。大きな荷物は預け、バッグはセキュリティチェックを受けてからエレベーターで124階まで上がり、テラスへ。
眼下に素晴らしい展望が広がる・・・。砂漠の上に造られた巨大な未来都市というものを目の当たりに見る。下の高速道路を走る車が、忙しく動くアリの行列のよう。個性的なデザインの建物が競うように建つ。帆の形をしたホテル”バージュ・アル・アラブ”は、遠くに少しかすんで見えた。





 
 
 眺めに別れを告げるのが名残惜しくて、2周回ってから高速のエレベーターで降りる。余りの広さに、預けた荷物を受け取るところがわからず、ウロウロ。やっと受け取り、1枚ガラスの大きさで有名な水族館に行こうとするが、疲れて一息つきたくなり、”MORELLI'S”という店でモカのパフェを食べることに。出てきたのを見てそのサイズの大きさにビックリ!

 元気を回復して、ドバイモール1階の世界最大の水槽の ”ドバイ・アクアリウム&アンダーウォーター・ズー”へ。アクリル製の水槽は日本の企業が造ったものだそうで、幅32.88m、高さ8.3mとのこと。ズーということから、魚以外の動物もいるようだったが、あまり時間が無かったこともあり、水槽の外からしばし眺める。

  
   
 お土産を買ってから、18:00から30分ごとに始まる噴水ショー ”ドバイ・ファウンテン” を見に外へ出る。風はあるが、なま暖かい。目の前に高くそびえるバージュカリファがライトアップされて美しく輝いている。遠くに見えるビルの間がだんだん茜色に染まってくる。

 6:30、急に暗くなって、音楽と共に噴水が上がる。中国風のメロディーに乗って240mの噴水が軽やかに踊る。5分間の瞬く間の華麗なショー。池の向こう側に渡ってみてから、また涼しいドバイモールの中に戻ってひと休み。19:20集合で全員揃ってもう一度噴水ショーを見る。

 
                                    

 
 駐車場まで歩いてからバスでアラビアン・コートヤードホテルの中の中華レストランへ。中華料理は安心して食べられて美味しく、話も盛り上がった。

 食事を終えると、ドバイ観光もこれでおしまい。いよいよ帰国。一旦、ホテルに戻ってスーツケースをピックアップしてから空港へ。チェックインすると、もう23時過ぎ。出国審査の列がなかなか進まず、セキュリティチェックを終えるともう24時。

7日目 10月5日(金)
ドバイ → 成田空港

 関空へ帰るグループは1時にC40ゲートに向かい、成田に帰る私たちも1時半ごろB15ゲートに入る。2時をかなり過ぎて搭乗。席は65C。通路側で、期待していた通り、しきりのすぐ前で、座席を思いきり後ろに倒せる。しかも、隣が空席で、ラッキー!2:50の予定時刻を過ぎても動き出さないので、映画を見ることに。気楽なのが良いと思い。アニメの”UP”を見ることに。
3:20、移動開始。軽食のサービス後、”UP”を中断してひと寝入り。残りを見てまたしばらく眠り、私にしては珍しく、”TOY STORY3”に続いて”RESCUE”を見ていると、15:30ごろから昼食のサービス。和食をチョイスしたが、食欲がなくて、クロワッサンとフルーツだけでご馳走様。
 機内がひどく寒くて、上着を着た上に毛布を首まで掛けてもまだ寒い。それなのに、17:00になると、例によって着陸態勢に入るからと毛布は回収されてしまい・・・。
17:30、無事、成田空港に着陸。気温は26℃とのこと。アラビア半島の夜の気温ぐらい。ひどく熱くなくてよかった・・・。

 非日常を味わった思い出深い旅行となりました。