ガンバの冒険・用語解説C た行


第三倉庫・第1話

「港ネズミと船乗りネズミの、年に一度の大パーティー」が、催されていた会場。
ガンバとボーボがここに紛れ込み、さらに忠太が救いを求めてやってきたことから、物語が始まった。
いわばここは、ガンバ達の旅の「出発点」である。
ただ、第1話の名シーンではあるがあの倉庫の鉄の扉…人間でもなかなか簡単に開閉できるとは思えない扉を
小さなそれも浅くない怪我をしていた忠太が、どうやって扉を開けることができたのか…?


高い所・第19話

ヨイショが「苦手とする場所」
第19話、オオミズナギドリたちの背中に乗って潮流を空から渡ることで乗り切り、目的のノロイ島へはパラシュートで
降下する作戦を立てたガンバ達は、早速オオミズナギドリの背中に乗るため、崖の上に待機した。
しかし、ヨイショは「高いところはご先祖の代から苦手」と、身体が震えていた。〔→ 高所恐怖症〕


高倉・第18話

穀物を湿気などから守るために、柱の上に小屋を立て通気性を良くした倉庫。
第18話、ノロイ島対岸の村にやってきたガンバ達はちょっと妙な建物を発見する。中には米があるらしいが…柱には
ネズミなどの侵入を防ぐ仕掛けもしてあり、折角の食料を前に指をくわえていなければならない。ガクシャはこれを
「人間の生活の知恵」だと言うが、ガンバは面白くない。何か「ネズミの生活の知恵」はないのかとガクシャに噛み付いた。
ガンバ達は、何とか高倉に侵入するがそこには驚くべき事実が隠されていた。


凧・第15話

ガンバ達の行方をつかもうとガクシャが作った。
これにシジンが縛り付けられる格好で乗り、ヨイショが糸の代わりのつたを調整する役を果たしていた。
しかし、手がかりはつかめないばかりか、当のシジンは空から眺める雪山の光景に、ただ感動するだけ。
おまけに、上空を旋回していた鷹がこの凧を狙って飛んできた。ガクシャがいち早く気づいて、凧を降ろそうとしたが
鷹の嘴と爪で凧はバラバラにされてしまった。シジンが無事だったのが、幸いだったが。


竜巻・第14話

喧嘩別れして、砂丘を渡っていたガンバ達は突然、砂嵐に巻き込まれる。それは、竜巻となってガンバ達を上空へと舞い上げた。
ガンバ達はお互いのシッポを結び合っていたが、それが上空で解けてバラバラに落下する。
はじめは面白がっていたがこのままでは地面に叩きつけられてしまう…しかし、なす術のない彼らを救ったのは、忠太が背負っていた
地図だった。風圧で飛んだのを捕まえようとした彼らは、偶然にも四隅をつかんで落下傘代わりになったのだった。
後に、この時の光景を見ていたピョンが竜巻に乗りたいと言った時、忠太は「埃で目は開けていられないし危険な乗り物」と
説明している。


地図・第1話〜26話

島のピンチに助けを求めに出た忠太が、島の参考にと長老ネズミから託された。
第1話では、それを見たガクシャが「海水にぬれてメチャメチャだし、これだけでは位置も何も全く分からん」と冷たく言い放って
いたが、第10話では地図に重要な目印となる「天狗岩」や「カラス岳」が記されている。
また、第19話ではこの地図を参考にノロイ島へは、この潮流激しい海を渡るしかないという結論を出している。

サイコロが、イカサマを象徴する「アイテム」であるならば、地図は忠太が忠太である重要な「アイテム」と言える。
事実、最終回のラストシーンでも忠太は地図を背負っていた。


聴診器・第10話

第10話のラストで、言葉遣いがおかしくなってしまったガンバを「診察」するために、シジンがガンバの胸や腹に当てていた。
「専門は医者」と言うシジンらしいアイテムだが、全26話中これを使っていたのはこのシーンのみである。


潮流・第10話

第19話、ノロイ島対岸に着いたガンバ達は目の前のノロイ島まで一気に泳ぎきろうと、海に飛び込むが先頭を行くガンバは
激しい潮の流れにおぼれかかる。高い位置からよく見ると、海には潮流が激しい潮の流れをつくっていた。
また、ノロイ島と沖の島の間にも「早瀬川」と、呼んでいた潮流があったことから、ノロイ島は激しい潮流に囲まれた島のようだ。


でべそ・第10話

ガンバの言葉遣いがおかしくなった時、シジンに聴診器を当ててもらったガンバ。その時初めて着ているものを脱いだのだが
その下から見事なまでの、でべそが現われた。
シジンに「こんな大きなデベソは初めて見た」といわれ、それを仲間に笑われてしまったガンバは顔を真っ赤にした。
もっとも、あれだけ大きなでべそなら、服の上からでも分かると思うのだが?


出発・第1話ほか

「でっぱつ」と発音する。ガンバの独特の言い回し。
ガンバを演じられた野沢雅子さんのお話によれば、録音テストの際に出たアドリブが元で、音響監督に本番でもやって下さいと
言われたそうです(DVD−BOX付録・メイキングオブガンバの冒険より)


どどろうと・第2話

船酔いでダウンしたボーボを、情けないと言ったガンバにヨイショは「今にお前も船酔いでぶっ倒れる」と、からかった。
それに対して、船酔いは「船旅に慣れないど素人さんが一度は罹るハシカみたいなもの」と、イカサマから聞いていたガンバは
俺は、ボーボのように「どどろうと」じゃないと威張る。すかさず、イカサマから「どしろうと!」と突っ込みが入った。
ガンバは、自分が知らないことを適当な発音で表現することがある。例として第1話で、イタチを「えたち」と言ってヨイショに
突っ込まれている。


トロッコ・第11話

トラゴローにはめられて、山猫に襲われそうになったガンバ達は何とかその場を切り抜けたものの、道が分からなくなった。
そこへ、ふてぶてしく現れたトラゴローは彼らをひきつけておいて自分は石炭運搬用のトロッコに乗って、さっさとその場を
去っていった。また、この話のラストではガンバ達が手押しトロッコに乗って麓の町へと降りていった。


天狗岩・第10話
忠太の地図に載っていた、ノロイ島への「目印」
文字通り、天狗の鼻のように細長く突き出した岩で、岩全体が天狗の顔のように見える。
いよいよと言う時、タンカーの横波に巻き込まれたガンバが行方不明になり、ヨイショ達は苛立ちからケンカを始めてしまう。
危うくバラバラになりかかった仲間たちだが、無事にガンバも見つかって彼らは天狗岩へと向かった。そこから見える高い山
カラス岳を越えたら、いよいよノロイ島だった。
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