第10回大会(1986年・昭和61年)

国内第一次予選後楽園球場参加17,162名
                                                                  
第1問:ニューヨークの自由の女神 100年前の除幕式に使われたのはフランス国旗であった
答え…○
   今年でウルトラクイズは10周年。思えば10年前、404名の参加者が、3塁側スタンドで○×の札をあげて回答したのと比べると、十年一昔
   どころではないような…
   そして、今年の第1問は建立100周年を迎えた自由の女神に関する問題でありました。
   史上最高の参加者は、この問題を前に公衆電話に群がり、必死に本を調べ、意見を出し合い、あるいは何も考えず(?)球場へと消えた。
   結果は、一塁側と三塁側がほぼ同数。答えは、真っ二つに分かれた恰好になった。

   今年は、外野のセンター付近に何やら怪しげなものが…実はこれ、自由の女神のコピーが置かれていたのだ。そして、正解はこれを覆って
   いた布を取り去ることで、実物を見せて答えを発表しようと言うもの。
   そして、今年も正解発表と同時に勝者と敗者の明暗は、実にくっきりと見事に分かれたのであった。

 
   そして、参加者の中からまず100名が第一次予選を通過した。

  《敗者復活戦》
   後楽園球場での「敗者復活戦」も、今年は大盤振る舞いで10名が復活できる。その方法は…
   第1問での敗者全員を対象に、2問目以降の答えを全て「予想」して全問正解した人が復活、というもの。だが、当然の結果と言うか
   正解者は8000名以上の中から4名だけ。残り6名は、福留さんの「好みにあった人」と言うことで…
   「口笛を吹ける人」「奈良県出身者」「ブラジャーをしている人」「長時間ぶら下がれる人」と言った「条件」をクリアした6名が復活したのだが…
   これも、当然の結果(?)と言うか、その6名は若い女性ばかりだった。

17,162 → 110


国内第二次・三次予選成田空港腕相撲・○×クイズ
   ジャンケンの成田…別名「ジャンケンの間」でもある、ブルースカイの間に集まった参加者達。
   そして、福留さんは彼らに一つの提案を持ちかけた。それは、日高アナと参加者の有志が「腕相撲」で勝負して、日高アナが負けたら
   ジャンケン撤廃をする、と言うもの。
   ちなみに、日高アナは腕相撲道場に通っており「名誉二段」の称号を得ていた。ところが…この名誉二段が、あっさりと敗北。

   ウルトラクイズ10年目にして、ジャンケンの歴史が終わったのである。

   そして、替わって第二次予選の方法として発表されたのが、腕相撲!
   対戦はなるべく不公平をなくすため、性別・体重・体格が同じか近い者同士の対戦となったが…結局、勝ち残ったのは腕っ節に自信の
   ある者だけという、弱肉強食の世界が展開されたのであった。

  《敗者復活戦》
   敗者55名は、5名づつチームとなって早押しクイズに挑戦。チームの誰かが正解すれば5人揃って復活だが、誰かが誤答・お手つき
   すると、5人全員失格と言う「一蓮托生・連帯復活クイズ」である。結果、3チーム15名が復活することになった。

110 → 70

  《まだまだ成田・第三次予選》
   晴れて、海外脱出いざ飛行機へ…と、意気込んでいた参加者たちの前に現われたのは、グァム行きの飛行機が2機。
   何と、ここで○×クイズを出題して正解だと思う方の飛行機に乗ってもらおうと言うもの。
   そして、正解の「○機」には福留さんが、不正解の「×機」には徳光さんが登場したのでありました。


第1チェックポイント成田⇒グァム400問ペーパークイズ
   飛行機に乗ったら、即ペーパークイズ…これ、ウルトラクイズの常識。○機に乗っていた人達は、浮かれてばかりはいられない。
   一方、×機の人はお役御免で即、帰国…?いえいえ、ウルトラクイズのスタッフはそんな「常識派」ではないのだ。×機に乗ってしまった人にも
   同じ問題を解いていただくのである。
   そして、○機に乗っている人でも×機の最低点より低い点しか取れなかった人は、強制送還と相成る。一方で、その分×機に乗って
   いる人から、敗者復活となるのだ。○機の成績の悪い人1名に対して×機からは5名復活する。

   結果、○機からの「強制送還者」2名が決定し、×機から10名が成績上位順に復活。43名がグァムの土を踏んだ。 

70 → 43


第2チェックポイントグァム○×ドロンコクイズ
   グァム島は、ミクロネシア諸島最大の島。そして、素朴な自然の残る美しい島…
   そんなグァムに何やら怪しげな一団が、せっせと作るはドロンコ・プール…そう、名物「ドロンコクイズ」は今年も敢行された。
   非難の嵐に負けない「勝てば天国、負ければ地獄」を地で行くこのクイズ、今年も15名の犠牲者を出して終了した。

43 → 28


第3チェックポイントハワイ早押しクイズ
   ハワイでのクイズの前に行われたのは、何故か「所持金検査」であった。最高50万円から最低は17000円まで…
   実は、財布の中身でチーム分けしようと言うものだったのだ。マル金・中流・貧困・極貧困の4チームに7名づつ分かれて、4方向から
   綱引きをしてもらう。そして、早押し機を早く押したチームに一問多答の問題が出される。7名が全員正解して勝ち抜けとなるのだが
   一人でも間違えると全員やり直しである。
   3チーム21名が勝ち抜けとなり、1チームが敗者となる。

  《敗者復活戦》
   敗者7名の中から「山手線・サバイバルクイズ」で、1名を復活させることになった。
   またまた、一問多答のクイズに挑戦することになった彼らだが、辛うじて1名が救われた結果となった。

  《罰ゲーム》
   敗者には「超強力磁石」を身体に付けて、砂浜に散らばるゴミ…特に金属片を集めながら帰ってもらう、というもの。
   ちなみに、この磁石同士がくっ付くとそれを引き剥がすのに、並みの力では無理と言うシロモノ。
   これを付けられたのは「極貧困チーム」の面々だった。おかげで彼らは「知力も体力も金もない」ことを証明する結果と相成った上に
   恥ずかしい姿をさらして帰っていった。

28 → 22


第4チェックポイントシアトルインスピレーションクイズ
   シアトルは交通の要所であり、航空機の離発着はひっきりなしだし海上輸送の要となっている町である。そして、日系移民が初めて
   アメリカ本土に上陸した町でもあり、そのためか親日家の多い町でもある。
   ここでは、そんな親日家の皆さん22名をゲストに迎えて「日米親善インスピレーションクイズ」が行われた。
   彼らに、日本独自の古くからあるものを見せ「それが何のためのもの」「どうやって使うか」を考えてもらい、その回答をヒントにモノを当てて
   もらおうと言うもの。
   ちなみに、剣山・鰹節・蚊取り線香・十手・布団叩きなどが「問題」として出題されたのだが…「サムライ用のヘアブラシ(剣山)」
   「バナナの化石(鰹節)」「鍋敷き(蚊取り線香)」「ヘアカーラー(十手)」「竹で出来たハサミ(布団叩き)」など、ユニークな答えが続出した。

  《罰ゲーム》
   ここでの敗者は5名。ここはシアトルだけに、罰ゲームは「シワ取る」でいこう!と言うわけで、彼らには皺取り治療を無理やり受けてもらった。

22 → 17


第5チェックポイントモハーベ砂漠ゲスト三択クイズ
   見渡す限りの荒涼とした大地…モハーベ砂漠は、9月と言うのに気温40度を越える灼熱地獄だった。
   ここでは、ゲストを迎えての三択クイズ。まずは、砂漠の中の小屋に火がつけられ、そこから命がけの脱出をした名スタントマン
   ダー・ロビンソン氏が登場。かつて、ウルトラクイズにゲスト出演された時には、ビルの上から飛び降りて見せたこともある人だ。
   その他、ビールの早飲み世界記録保持者・男性二人をスキー板代わりにして滑ってみせる女性との三人組らが登場した。

  《罰ゲーム》
   敗者となった男性は、さくらんぼ収穫用の車に乗せられた。実は、消防のはしご車のようにスルスルと上にあがっていくのだ。
   そして、高さ約10メートルほどのところから、したのエア・クッション目がけて飛び降りるスタントをする羽目に。
   その後は、夕陽の沈む砂漠の中を一人トボトボ歩いて帰っていくのでありました。

17 → 16


第6チェックポイントロサンゼルス大声+脳波クイズ
   ウルトラクイズのツアーは、単なる観光ツアーとは違う。だから、フツーのツアーでは行かない場所でクイズをする。そこでやってきたのが
   「チノ刑務所」である。ここは、比較的刑の軽い男性専用の刑務所なのだ。そして、フツーの刑務所のイメージとはかけ離れた世界が
   そこにはあった。喫煙可・指定時間内なら面会自由…なのである。
   ここでのクイズは「大声+脳波クイズ」だ。まず、近似値クイズで8名づつ2チームに分ける。1軍は「大声クイズ」組で、大きな声を出して
   解答権を得る、いつもの形式。2軍は「脳波クイズ」組で、リラックスした時に脳から出るα波を機械で検知して、一定量の脳波が出た人が
   解答権を得る仕組みだ。
   問題は、1軍から先に答える。誰も答えられなかったり、お手つきするとダブルチャンスで2軍に解答のチャンスが回るルールだ。

  《罰ゲーム》
   いくら自由な雰囲気と言っても、刑務所は刑務所。囚人達は職業訓練の他に、ハードな体力トレーニングも行っている。
   敗れた男性への罰ゲームは、囚人に混じってトレーニングを受けてもらおうと言うもの。
   筋肉隆々の囚人に囲まれ、腕立て伏せ・鉄アレイにバーベル挙げ・グラウンドを走り回って、たっぷり汗をかいたのであった。

16 → 15


第7チェックポイントモニュメント・バレージョギングクイズ
   かつては、ジョン・フォードの映画「駅馬車」を初めとする西部劇の舞台として有名な、奇岩の山「メサ」で有名な荒野がモニュメント・バレーだ。
   ここでのクイズは「空席待ちジョギングクイズ」である。車に付けられた早押し機は三台のみ。三列に並んで走りながらクイズに答え、
   前の人が勝ち抜けないと、自分に解答権が回ってこない仕組みだ。

  《罰ゲーム》
   ここで敗者となったのは、男性2名。ヘリで、メサの頂上へ連れて行かれた彼らは何とか、地元のインディアン・ナバホ族の人に連絡を
   取りたいのだが…考えられる方法は「狼煙」のみ。だがマッチもライターもなく、木をこすり合わせて火をおこすしかなかった。
   彼らのその後の消息は、分かっていない…(?)

15 → 13


第8チェックポイントエルパソ早押しクイズ
   ニュー・メキシコ州のエルパソは、ホワイト・サンズと言う「白い砂漠」で有名だ。もっとも、昔から原爆やミサイルの実験場としても有名なのだが…
   ここでのクイズは早押しクイズだが、後方にある巨大な砂時計に砂が入っていないと、早押し機は作動しない。つまり、常に砂を補充して
   行かなければ、クイズに答えることができないのだ。もちろん、砂時計からは絶えず砂が落ちている。
   砂山を駆け上がる体力と、的確に答えを出す知力が試されるクイズ形式である。

  《罰ゲーム》
   キーファインダーというものがある。人が手をポンポンと叩くと、それに反応して音を出すと言うもの。キーの紛失を防ぐ、一種のおもちゃだ。
   敗者には、このキーファインダーが100メートルおきに埋められているので、その音を手がかりに砂漠を横断して帰ってもらうと
   言うものだった。ちなみに、キーファインダーは100個ある…つまり、10キロ先にゴールがあるのだが…

13 → 12


第9チェックポイントダラスバラマキクイズ
   テキサス州随一の商工業都市であり、ケネディ暗殺の地としても名高い町、ダラス。
   ここでは、恒例バラマキクイズが行われた。もちろん、ハズレが用意されているが今年は「ラッキーチャンス」として、1枚の封筒の中に
   2問問題が入っているのがあり、しかも答えがシリトリ形式になっている。運がよければ、1回で勝ち抜けも可能なのだ。

  《罰ゲーム》
   航空ショーでの名物イベントに「標的爆破ゲーム」がある。地面の標的目がけて、小型飛行機からいろいろな「爆弾」を落とすと言うもの。
   その「爆弾」も、水・小麦粉・卵など様々である。
   敗者となった男性には、これの「人間標的」になってもらうと言うもの。平原にポツンと独り仰向けに寝ていた彼目がけて、飛んできた飛行機から
   次々と、情け容赦のない「爆撃」が始まった…

12 → 11


第10チェックポイントアトランタ早押しクイズ
   アトランタは「風と共に去りぬ」の舞台としても、また南北戦争の激戦地としてもおなじみの町である。
   ここでは早押しクイズを行って勝ち抜けた順に、ここから先のコースを選択できる。
   一つは、南米のアンデス地方を巡る「地獄コース」もう一つは、フロリダやナイヤガラを巡る「天国コース」である。
   それぞれ定員は5名づつ。残る1名が敗者となる。

  《罰ゲーム》
   敗者となったのは「アイドル」のニックネームを頂戴していた、マスコット的女性だった。
   彼女は、養蜂家が着る防護服を着て椅子に座らされた。そして、彼女の顔の部分に女王蜂を止まらせたのだ。
   実は、ミツバチには女王蜂の周りに群がると言う習性がある。と、言うことは…そう、彼女の全身に何千匹と言う働き蜂が群がり始め、
   あっという間に彼女は蜂の大群に覆われてしまったのでありました。

11 → 


第11チェックポイント(南米・地獄コース)ラパス早押しクイズ
   南米・ボリビアの首都、ラパスはアンデス山系に囲まれた盆地であるが、その標高は4070メートルと富士山よりも高い場所だ。
   当然、酸素も平地に比べてそれだけ薄く飛行機から降りただけで、頭がクラクラするほどなのだ。
   ここでのクイズは「酸欠・早押しクイズ」である。スタートラインの中では、それぞれに渡された酸素ボンベを口に当てていいが
   クイズが始まったら、それを放り出して10メートル走って早押し機を押さねばならない。もちろん、それがどんなに辛いかは
   ご想像にお任せするが…

  《罰ゲーム》
   やはり、体力勝負となると女性は不利だった。
   しかし、地元の人たちは敗者を遠い国から来てくれたお客として、篤くもてなしてくれた。そして、最高のご馳走を出してくれたのだが…
   それはこの辺の高地特産、ネズミの丸焼きであった。

 → 4


第11チェックポイント(北米・天国コース)オーランド早押しクイズ
   フロリダにあるオーランドは、世界最大級の遊園地「ディズニー・ワールド」で有名だ。全米の家族連れが、行きたい場所No.1に
   選ぶのも、うなずける。
   ここでのクイズは、恒例となった「双子神経衰弱クイズ」である。今回は、兄弟・姉妹だけでなく「そっくり親子」も混じっている。

  《罰ゲーム》
   アメリカでは、精神科や神経科の医者の元に通う人が増加している。いわゆる「心の病」の治療のためだ。
   敗者には、そんなアメリカで人間様のみならずペットにまでモテモテのの治療法を体験してもらうことになった。それが「鍼」である。
   動物専門の鍼治療師の手で、全身に約80本の鍼を打たれた敗者だったが…これで、少しは安らいでくれただろうか?

 → 4


第12チェックポイント(南米・地獄コース)チチカカ湖早押しクイズ
   ボリビアとペルーにまたがる、長さ194キロ・幅65キロの淡水湖がチチカカ湖である。琵琶湖の約12倍の大きさがあるこの湖は、富士山
   より高い位置(3825メートル)にある湖でもある。
   ここでは、現地のインディオ達が交通手段にしているトトーラと呼ばれる小舟に乗って、湖上の早押しクイズに挑戦である。

  《罰ゲーム》
   チチカカ湖に浮かぶ小島「太陽の島」は、インカ帝国初代皇帝の出身地と言われる。この辺りは、インカ文明の発祥地なのだ。
   そして、発祥地と言えば「ジャガイモ」もまた、この辺りが原産(発祥)と言われている。
   敗者には空気が薄い中、荒地を耕してジャガイモ畑を作ってもらうと言う罰ゲームが言い渡された。

 → 3


第12チェックポイント(北米・天国コース)マイアミ早押しクイズ
   マイアミは、アメリカ有数のビーチ・リゾート地。カリブ海へのクルージング船も多数発着している。客室が578室
   クイズ会場は、そんな豪華客船の一つ「ターバイン・スティームシップ・フィスティバレー号」である。38000トンのこの船には
   長さ230メートルの巨大な「洋上ホテル」である。
   ここでのクイズは、甲板で行う「雑巾がけ早押しクイズ」だ。横一線に並んで問題を聞き、10メートル先の早押し機まで雑巾がけで
   ダッシュしてボタンを押さねばならない。知力・体力と共に、駆け引きも重要になってくる。

  《罰ゲーム》
   勝者が豪華ディナーとクルージングを楽しむ中、敗者への罰ゲームは「皿洗い」だった。
   しかも、これだけの客船で使用される皿の数はハンパではない。その上、コックさんたちに「洗うのが遅い」「皿を割った」と、何かと怒鳴られ
   小突かれ、酷使される敗者。オマケに、やっとの思いで仕事を終えても彼のための部屋はなく、甲板のデッキ・チェアに座ったまま独りで
   一夜を明かすことになったのであった。

 → 3


第13チェックポイント(南米・地獄コース)リオデジャネイロ早押しクイズ
   国際観光都市リオデジャネイロは、世界三大美港のひとつである。また、毎年熱狂的なカーニバルが開催されることでも
   知られる町である。
   ここでは、弱肉強食の世界を取り入れたクイズで勝負してもらうことになった。まず、参加者それぞれに4ポイントが与えられた。
   そして早押しクイズで正解すると、誰から1ポイントを奪うことが出来る。お手つき・不正解の場合は、司会者に1ポイント取られる。
   こうして、ポイントがゼロになったら失格となり3名中、1名がニューヨークへ進むことが出来る。

  《罰ゲーム》
   敗者2名が連れてこられたのは、リオの町を一望できるコルコバードの丘。
   ここから降りる手段として、彼らは工事用のゴンドラに乗せられた。屋根も囲いもなく、吹きさらしの箱に乗せられて約350メートル
   の高さから、猛スピードでゴンドラは滑り降りて…哀れ、敗者2名の運命は?

 → 1


第13チェックポイント(北米・天国コース)ナイヤガラ早押し通過クイズ
   ナイヤガラの大瀑布をバックに行われるのは、準決勝恒例の「早押し通過クイズ」だ。
   しかも、3名中ニューヨークへ進めるのは1名だけ。と、言うことは通過席に来たら確実に問題をモノにする必要があるし、通過席に
   行かれてしまったら、何が何でも阻止せねばならない。

  《罰ゲーム》
   ナイヤガラの滝を見物する手段はいくつかあるが、滝の真下付近を歩くのも面白い。もちろん、観光客は合羽とゴムの靴などで完全装備。
   しかし、ウルトラクイズの敗者たるもの、そんじょそこらの恰好では済まされない。敗者2名は服を脱がされて、合羽の代わりに「樽」を
   身体に付けられた。頭と手足が樽からニョキッと出た恰好の二人は、滝見物をした後もそのままの姿で空港へと向っていった…

 → 1


決  勝ニューヨーク早押しクイズ
   再び、マンハッタンの上空に2機のヘリが帰ってきた。今年は、自由の女神の建つリバティ島桟橋で決勝戦が行われた。
   100周年を迎え、化粧直しも終わった自由の女神の文字通り「お足元」での決戦である。
   決勝に進んだ北米・南米両コースの代表の二人は、共に機内ペーパーは上位の成績でこれは全くの偶然だが、誕生日まで同じだった。
   いずれが武蔵か小次郎か、巌流島ならぬリバティ島の決戦である。

  《戦い終わって》
   第10代クイズ王の栄冠を勝ち取ったのは、南米コース代表の森田敬和さんだった。
   南米の高地で体調を崩して、38度の熱をおしてまで戦った彼は南米コースを担当した日高アナと抱き合って喜び、思わず涙を見せた。
   そして、その日のうちに優勝商品「熱気球」を受け取るためにアルバカーキへと向った。
   ちなみにこの熱気球、ヤッパリと言うか中古品でかなり手直ししないと、危なくて空に浮かべることができないと言うシロモノだった。

   ちなみにこの年は、こんな年でした♪