第11回大会(1987年・昭和62年)

国内第一次予選後楽園球場参加18,017名
                                                                  
第1問:ニューヨークの自由の女神は、アメリカ大統領から名誉市民の称号を受けている
答え…×
   ウルトラクイズの第1次予選は、ここ後楽園球場で行われてきた。
   しかし、それも今年で最後となる。この年のシーズン終了と同時に、その歴史に幕を閉じ来年からは、ドーム球場にバトンタッチだ。
   そんなこともあってか、今年の参加者達には少し悲壮感も見えていたような…
   だが、それも第1問が発表されると、たちまち様相が一変。ここが運命の分かれ道、参加者たちの選択は○か?×か?

   今年は、過去のクイズ王による早押し「エキシビジョン・マッチ」が開催された。彼らのテクニックと、答えの早さに会場騒然。

 
   そして、参加者の中からまず100名が第一次予選を通過した。

  《敗者復活戦》
   恒例となってきた、後楽園球場での「敗者復活戦」だが、今年は、敗者…ハイシャ…歯医者に無縁な人というのがその条件。
   要するに、生まれてこのかた一度も歯医者のお世話になったことのない人、というのが敗者復活の条件である。
   果たして、今時そんな人が…いたのである。こうして、4名の男女が見事に勝者の仲間入りを果たした。

18,017 → 104


国内第二次予選久伊豆神社早押しクイズ
   まずは、東京・日本テレビ前に集合した104名の参加者達。これから、バスに乗って向かうは成田空港!と、信じていた。
   ところが、バスはあらぬ方角へと走っていたのだ。次第に、バスの中に怪情報が飛び始める。どうも、埼玉に向かっているらしい…!?
   そして、バスの着いた先は埼玉・岩槻市。呆然とする彼らの前に現れたのは…「久伊豆神社」!?

   実は、この神社は「ひさいず」神社と言うのだが、読み方によっては「くいず」神社と読めることから、クイズマニアの間でひそかな
   話題になっていたのである。今年の、第2次予選はここでウルトラ特製の「おみくじ」を引いてもらうというもの。
   その結果、おみくじで「凶」を引いてしまった3名による、早押しクイズが行われこの中から、1名だけ「大凶」の敗者が決定した。

104 → 103


国内第三次予選成田空港ジャンケン
   ジャンケンの成田…そんな歴史に、ピリオドが打たれたのは昨年のこと。今年も、やはり「腕相撲」か…
   しかし、それまで「ジャンケン撤廃」の親玉だったはずの徳光アナが、今度は「ジャンケン復活」を叫びだした。
   それならばと、昨年「腕相撲」を誕生させることになった張本人、日高アナが登場した。参加者の中から、彼を破る者がいたならば
   ジャンケンを復活させようというもの。
   そのための「隠し玉」として登場した「歴戦の勇者」という男性は、どうにもひ弱で軟弱そう。結果は、あっさり日高アナの勝ち。
   当分「腕相撲」は続く…と、思いきや日高アナが掲げたプレートには「ジャンケン」の文字!思わぬどんでん返しに、会場は唖然呆然。
   そして、ジャンケンポンへとなだれ込んでいったのである。

103 → 52

  《敗者復活戦・名古屋縦断ミニトラクイズ》
   敗者は、勝者たちより先に飛行機に乗って、向かった先は「尾張・名古屋」であった。そこで、合流したのは「大凶」となった敗者の女性。
   一向は、名古屋の町を一巡り。そして、パチンコ屋「ニューヨーク」の前に着いた。
   ここで行われた「敗者復活戦」は、徳光アナの出す問題に正解すると200発のパチンコ玉を渡される。それを元にパチンコに挑戦して
   スリーセブンの「大当たり」で、2000発の玉を出せば復活である。結果、7名の敗者復活が決定した。

53 → 7


第1チェックポイント成田⇒グァム400問ペーパークイズ
   たとえ、ここまで「運」だけで勝ち抜いてきたと言われても、勝者に変わりはないじゃなし…
   しかし、そんな彼らに「クイズの実力」を問い冷たい現実の世界に引き戻すのが、ペーパークイズだ。
   グァム国際空港に待っている「地獄のゲート」こと、「合否判定ブーブーゲート」は、参加者たちにとっていやな存在だ。
   結果、40名がここを無事に通過。12名が、折り返し成田へ帰っていった。

52 → 40

   一方、敗者復活「ミニトラクイズ」で復活した7名にも、同じクイズを解いてもらっていた。彼らに課せられたのは「勝者達の平均点を
   上回る点を取ること」だった。結果、7名中3名がグァム上陸を許された。

 → 3


第2チェックポイントグァム○×ドロンコクイズ 他

  《番外・深夜入れ替えクイズ》
   先にグァムに上陸した勝者達、その夜はトロピカルな気分を満喫していたのだが…
   しかし、その夜の深夜便でグァムについた怪しげな人影が3つ。そう、ミニトラクイズで復活してここまで来たシブトイ連中である。
   実は、彼ら敗者復活組には今夜のベッドがない。ならば、ベッドは力で奪い取れ、と言うわけで3名の哀れな「子羊」が叩き起こされたのである。
   つまり、ペーパークイズの成績下位3名である。彼らと早押しクイズで勝負して、2問勝ち抜け。負けると、そのまま野宿の上に翌日のクイズにも
   参加できずに帰国と相成る。
   その結果、寝入りばなを叩き起こされた3名は哀れにもベッドを奪い取られるという、番組的に「おいしい」結果となったのである。

  《本番・本家 泥んこクイズ》
   さて、翌日の「本番」はいまやグァム島名物の○×ドロンコクイズ…と、行きたかったのだが何と、本番前に発生したての台風が大暴れ。
   折角スタッフが準備した「泥んこプール」を、台無しにしてしまったのである。
   これには、スタッフも意地になった。こうなりゃ、台風に負けないのを作ってやる!とばかりに、これまでで最も大きく深く濃いプールを
   作り上げたのであった。

  《敗者復活戦》
   ○×ドロンコクイズが終了した段階で、7枚の切符が余ってしまった。そこで、行われたのが「泥んこリンボー早押しクイズ」である。
   泥んこプールの真ん中にロープが張られていて、敗者はこの下をくぐって早押しボタンを押さねばならない。
   一斉に、早押しボタン目がけて泥んこプールで先を争う様は、文字通り「泥仕合」となった。

40 → 28


第3チェックポイントハワイ早押し綱引きクイズ
   ハワイに着いた参加者達を待っていたのは、的中率90%を誇る占い師、文字通り「ワイキキの母」であった。
   彼らは、この占い師に占ってもらったのだが…それこそが、彼らの「クイズ運」であった。それによって「亀」「鶴」「人並」「かげろう」の
   7名ずつ4組に分かれた。彼らは、四方向から綱を引いて勝ったチームに、一問多答クイズが出題される。そして、全員正解したチームが
   勝ち抜けとなるが、一人でも誤答すると、やり直しとなる。
   15名が、アメリカ本土へのきっぷを手に入れた。

  《敗者復活戦》
   何と、もっとも「クイズ運」の強いはずの「亀組」が敗れ去ってしまった。クイズ運と体力・根性は比例しないのか?
   そんな彼らに与えられたチャンスは「新婚さんペア当てクイズ」である。
   早押しクイズに正解すると、新婦に一つ質問が許される。それをヒントに、新郎の男性を当ててもらう…と、言うルールである。

  《罰ゲーム》
   敗者復活戦の結果、4名の敗者が決定。彼らは、ハワイで挙式したカップルの乗るロールスロイスの後を、自分達が空き缶を引きずりながら
   マラソンをする罰ゲームを受けることに。
   しかも、この新婚さんに関する無意味なクイズに答えねばならないオマケ付きであった。

28 → 24


第4チェックポイントロサンゼルス早押しクイズ
   ロサンゼルスといえば、映画の町「ハリウッド」で有名だ。そして、この年はハリウッド100周年であった。
   そこで、ハリウッド郊外の映画撮影専門牧場が、クイズ会場となった。その名も「クイズ・戦車ロシアンルーレット」である。
   1対1の早押しクイズに正解すると、5台並んでいる戦車砲の1台で、相手を撃つことができる。ただし、弾が出るのは5台中2台のみ。
   従って、クイズに負けても勝負に勝つこともある。

  《罰ゲーム》
   ロサンゼルスという町は、観光客も多いけど荒っぽい町としても有名。
   そこで敗者達には、いわゆる「ポリス・アカデミー」でしごかれて、暗闇の町へと消えていった。
   風の便りでは、折角の護身術も役に立ったのか、立たなかったのか、分からないのだとか…?

24 → 12


第5チェックポイントパームスプリングス大声クイズ
   ロスから車で約3時間…砂漠の中に、高さ30メートルはあろうかという何万基もの巨大「風車」が林立している。
   クイズ会場は、高級リゾート地として名高いパーム・スプリングス郊外である。ここは、常に強い風が吹いている「風の谷」である。
   この風車は、その力で発電のためで(風車1基で、標準的家庭約300世帯の電気を、まかなえるのだとか)ある。
   ここでのクイズは、パラシュートを身体に付けて強風をはらみ、解答席まで走ってきた上に、大声を出さないと解答権が得られないという
   体力勝負の、キツいクイズであった。

  《罰ゲーム》
   体力勝負では、やはり女性が不利だった。
   敗者となったのは、体重40キロに満たない女子大生だった。彼女は「東京直行」の、大きな旗を持って向かい風の中を独り帰っていった。

12 → 11


第6チェックポイントデビルスタワーバラマキクイズ
   豊かな自然と、純朴な人々…そんな、ワイオミング州に突如現れた岩山が。映画「未知との遭遇」のラストシーンで、人類と宇宙人が
   接近遭遇した舞台が、何を隠そうここである。その奇怪な形から「デビルスタワー(悪魔の塔)」と呼ばれている。
   ここでのクイズは、恒例のバラマキクイズ。地元のインディアンの方々が、馬に乗って問題をばら撒いた。参加者達は、それを追って
   問題を拾って来ると言うもの。

  《罰ゲーム》
   映画「未知との遭遇」では、宇宙人の意思疎通の手段として「音楽」が用いられた。あのキーの高い音を覚えている人も多いだろう。
   敗者となった男性への罰ゲームは、宇宙人はちょっと無理なので牧場の牛を相手に、音楽で意思疎通を図ってもらおうと言うもの。
   小型のキーボードをあれこれ鳴らして、悪戦苦闘の敗者だったが…何と、半日後には彼の出す音に、牛が反応したのであった。

11 → 10


第7チェックポイントバッドランド早押しクイズ
   まさに、地獄を絵にかいたような土地がここ、バッドランドである。西部開拓時代に、幌馬車が通れない岩だらけの
   荒地であったことから、その名が付いたのだが…
   ここでは「国境突破一足飛びクイズ」が行われた。つまり、2ポイント先取すると国境を突破して、メキシコへと行けるクイズに挑戦できる。
   正解すれば、次のチェックポイントが免除され、メキシコでゆっくりすることができる。但し、誤答するとポイントはゼロになって
   やり直し。そして、メキシコ行きは2名のみに与えられる。

  《罰ゲーム》
   「国境突破クイズ」に正解した2名は、先にメキシコへ行って4日間のオフを楽しむことに。
   一方、ここで次のチェックポイントに進むことが出来なかった男性1名は、自転車すら走るのにママならないと言うバッドランドの土地を
   独り横断して空港へ帰る…と、言う罰ゲームを言い渡されたのだが、その後の消息は不明とのことである。

10 → 9
9名中、2名はメキシコへ直行 次のチェックポイント参加は、7名

第8チェックポイントリンカーンコンバイン刈り取りクイズ
   ここ、リンカーンは西部と東部の分岐点であるオマハに隣接した、ネブラスカ州の州都である。
   ここでは、近くの農場のご協力を得て「コンバイン刈り取りクイズ」が行われた。一問多答クイズに答えて、正解した分だけコンバインで
   トウモロコシ畑を刈り取り、上空から見たらさながら棒グラフを描いたようになると言う、スケールの大きいクイズである。

  《罰ゲーム》
   ここでは、機内ペーパー最下位のためか、常にコンピューター予想で落選マークを付けられながらも、強運で勝ち進んでいた
   女性がとうとう(?)敗者となった。そんな彼女、自覚はしていたようで「私は、常に落選候補だろうけど勝ち進む」と、豪語していた。
   彼女への罰ゲームは、30キロはある干草の束をトラックに積んで、それを崩さないように旗を一周すると言う競技への参加であった。
   最後に、周囲をその干草を積み上げられた壁に閉じ込められた彼女に、福留さんが「何か、言い残すことは?」
   彼女は干草の壁越しに「やーい(徳光さん)またハズレただろー」

 → 6


第9チェックポイントチチェンイツァ数字クイズ
   謎の多いマヤ文明の遺跡が多く残る、メキシコはチチェンイツァは、ユカタン半島のジャングルの中にある。
   バッドランドのクイズで、先にメキシコに来ていた二人も合流してのここでのクイズは、彼らが残したピラミッドを使っての数字クイズ。
   全部で92段のピラミッドの下からスタートして、答えが数字のクイズに挑戦。正解した分の段を上れるが、不正解だとその分、下に降りる。
   早く92段登りきった人から、勝ち抜けとなる。

  《罰ゲーム》
   このピラミッドは、二重構造になっている。中には、秘密の通路がたくさんあって、それをたどっていくと王の眠る棺が
   安置している部屋に出る。敗者への罰ゲームは、この部屋への1泊ご招待…だったのだが、敗者の男性はあと2日で二十歳の誕生日と
   言うこともあり、特別の計らいで(?)2泊連泊することになった。

 → 7


第10チェックポイントカンクン日の出タイム・ショッククイズ
   今でこそ、リゾート地として名の知れたカンクンだが、この当時は日本人には馴染みがなくアメリカ人にも、まだまだニューフェイスだった。
   しかし、ここは温暖で湿度が低く、雨季もなければハリケーンも来ない…と、という理想郷なのだ。
   参加者達は、朝4時にビーチに集合。周囲は真っ暗だが、ここでのクイズは題して「日の出・タイムショック」という。
   美しい朝日が、水平線から顔を覗かせた時点で早押しクイズを開始。太陽が水平線の上に完全に出たところで、クイズ終了となる。
   その間の得点が、最も低い1名が敗者となるルールだ。

  《罰ゲーム》
   ここカンクンで生まれたスポーツに「スピンネッカー」と言うのがある。
   大型クルーザーの帆の下に、二本のロープでブランコを作り、風にまかせて大空を遊ぼうと言うもの。もちろん(?)これは
   ただゆらゆら揺れているだけでなく、時折強風に煽られて吹き上げられると、その後海へまっ逆かさま…と、言うスリル付である。
   この新スポーツに挑戦することになったのは、機内ペーパー第1位の女性であった。

 → 6


第11チェックポイントマイアミカルタ取りクイズ
   マイアミは、言わずと知れたアメリカ屈指のビーチ・リゾート。クイズ会場は、エバー・グレースと言う大湿地帯。
   東京都がすっぽり入ると言う、広大な葦の湿原で行われるのは「爆走エアボート・カルタ取りクイズ」である。
   問題が出題されると、このエアボートに乗った参加者達は、1キロほど先に浮いている50音が書かれたカードから、答えの頭文字
   となるカードを拾って答えねばならない。
   但し、それも頭の使い方一つで、例えば「日本一高い山は?」という問題に対して
   「ふ」を拾ってきて「富士山」は、もちろん正解
   「れ」を拾ってきて「霊峰富士」も、正解
   「ま」を拾ってきて「マウント・フジ」でも正解    …と、言うわけなのである。

  《敗者復活戦》
   ここでの敗者は、男性2名。しかし、彼らにはチャンスが与えられた。湿原の中に走るハイウェイ、その道端にある公衆電話から
   日本の実家に電話して、電話口に出た家族と「連想クイズ」をしてもらうと言うもの。
   結果、電話口にお姉さんが出た方がコミニュケーションが取れて、お母さんが出たもう一人が敗者となった。

  《罰ゲーム》
   敗者となったのは、ウルトラ挑戦10回目と言う「根性の男」であったが、敗者に情けはない。
   彼には、護衛のためにワニを連れて空港へ行ってもらうことにしたのだが、ワニと言う動物は水の中ならいざ知らず、陸の上では
   歩くのがとても下手。このままでは、飛行機に乗り遅れるので、彼は背中にワニを背負ったままの恰好で、空港へと向った。

 → 5


第12チェックポイントワシントンD.C.つぶし合いクイズ
   首都・ワシントンは、アメリカの政治の中心地である。そして、ホワイトハウスの近くにある「ウィラード・ホテル」が会場となった。
   何しろここは、由緒あるホテルであり多くの政治家が、このホテルのロビーで密談を交わしたことから「ロビィスト」と言う言葉が生まれた
   くらいである。
   ここでは「つぶし合い・クイズサミット」が行われた。まず、各々三問ずつ問題が配られる。その内容から「この人には答えられないだろう」
   と思われる人を指名、クイズを出題。相手が誤答すれば、自分に1ポイント。相手が正解すると、相手に1ポイントとなり指名権も移動する。

  《罰ゲーム》
   「昨日の友は、今日の敵」と言うわけで、ちょっとスキを見せたところへ、次々と問題をぶつけられて、反撃の出来ずに敗者となった
   男性への罰ゲームは、ゲストの「レーガン大統領(当時)夫人のそっくりさん」が連れていた、怪しげな犬を連れて帰ると言うもの。
   しかし、この犬たちは当然のように敗者の言うことなど全く聞かず、敗者は犬に振り回されコケにされたのでした。

   ちなみに、ゲストは冒頭に「私はナンシー・レーガンのそっくりさんです」と、英語でスピーチしたにもかかわらず、参加者達は誰一人として
   それを聞き取れず、笑いもしなければ「何だ」という顔もしなかったのでありました。

 → 4


第13チェックポイントニュージャージー早押し通過クイズ
   ハドソン川をはさんで、対岸はニューヨークの摩天楼…そんな、ニュージャージーがクイズの舞台だ。
   そして参加者達の行く手を阻むべく、謎の男「S・M」がそこにやってきた。
   そうとは知らない参加者達は、いよいよ4人に絞られての準決勝となれば、クイズは「あの形式」だと、緊張していた。
   そこへ現れた「S・M」氏とは…何と、第1回のチャンピオン松尾清三さんだった。準決勝恒例の「通過クイズ」は、この松尾さんを相手に
   早押し勝負してもらおうと言うもの。但し、チャンピオンに勝てば何人でも決勝に進めると言う、大盤振る舞いだ。

  《罰ゲーム》
   何と、松尾さんとの勝負の結果3名が決勝進出と相成った。
   そして、一人敗者となった男性への罰ゲームは、何も使わずハドソン川を渡って、対岸のニューヨークへたどり着くこと。
   そのため、彼は下半身はウェットスーツ風、腰の辺りに浮き輪の付いたちょっと妙な恰好で、ハドソン川を流れていったのでありました。

 → 3


決  勝ニューヨーク早押しクイズ
   100周年を迎えて、化粧直しも終わった「自由の女神」は、今年もウルトラクイズ決勝の地へやって来た
   参加者たちを。温かく迎えてくれた。そして今年は、何と3名が決勝の地へ来たのである。
   快晴のニューヨークで、第11代チャンピオンを決める戦いが始まった。  

  《戦い終わって》
   第11代のクイズ王に輝いたのは、名古屋の敗者復活戦からよみがえり、その後破竹の勢いで勝ち進んだ稲川良夫さんだった。
   彼は、優勝商品である「夢のリゾートアイランド」を受け取りに、カナダへ向った。
   そこは、大西洋に面した保養地として名高い場所で、狩猟・釣り・マリンスポーツ…何でもござれだと言う。
   彼が「パチンコ島」と名づけ、期待を膨らませたその島だが…何と、満潮になると海の中に沈んでしまう小島だったのだ。
   まあ、ウルトラクイズの優勝商品ですからねぇ。

   ちなみにこの年は、こんな年でした♪