一方、ここで次のチェックポイントに進むことが出来なかった男性1名は、自転車すら走るのにママならないと言うバッドランドの土地を
独り横断して空港へ帰る…と、言う罰ゲームを言い渡されたのだが、その後の消息は不明とのことである。
10名 → 9名
9名中、2名はメキシコへ直行 次のチェックポイント参加は、7名
第8チェックポイント | リンカーン | コンバイン刈り取りクイズ |
ここ、リンカーンは西部と東部の分岐点であるオマハに隣接した、ネブラスカ州の州都である。
ここでは、近くの農場のご協力を得て「コンバイン刈り取りクイズ」が行われた。一問多答クイズに答えて、正解した分だけコンバインで
トウモロコシ畑を刈り取り、上空から見たらさながら棒グラフを描いたようになると言う、スケールの大きいクイズである。
《罰ゲーム》
ここでは、機内ペーパー最下位のためか、常にコンピューター予想で落選マークを付けられながらも、強運で勝ち進んでいた
女性がとうとう(?)敗者となった。そんな彼女、自覚はしていたようで「私は、常に落選候補だろうけど勝ち進む」と、豪語していた。
彼女への罰ゲームは、30キロはある干草の束をトラックに積んで、それを崩さないように旗を一周すると言う競技への参加であった。
最後に、周囲をその干草を積み上げられた壁に閉じ込められた彼女に、福留さんが「何か、言い残すことは?」
彼女は干草の壁越しに「やーい(徳光さん)またハズレただろー」
7名 → 6名
謎の多いマヤ文明の遺跡が多く残る、メキシコはチチェンイツァは、ユカタン半島のジャングルの中にある。
バッドランドのクイズで、先にメキシコに来ていた二人も合流してのここでのクイズは、彼らが残したピラミッドを使っての数字クイズ。
全部で92段のピラミッドの下からスタートして、答えが数字のクイズに挑戦。正解した分の段を上れるが、不正解だとその分、下に降りる。
早く92段登りきった人から、勝ち抜けとなる。
《罰ゲーム》
このピラミッドは、二重構造になっている。中には、秘密の通路がたくさんあって、それをたどっていくと王の眠る棺が
安置している部屋に出る。敗者への罰ゲームは、この部屋への1泊ご招待…だったのだが、敗者の男性はあと2日で二十歳の誕生日と
言うこともあり、特別の計らいで(?)2泊連泊することになった。
8名 → 7名
第10チェックポイント | カンクン | 日の出タイム・ショッククイズ |
今でこそ、リゾート地として名の知れたカンクンだが、この当時は日本人には馴染みがなくアメリカ人にも、まだまだニューフェイスだった。
しかし、ここは温暖で湿度が低く、雨季もなければハリケーンも来ない…と、という理想郷なのだ。
参加者達は、朝4時にビーチに集合。周囲は真っ暗だが、ここでのクイズは題して「日の出・タイムショック」という。
美しい朝日が、水平線から顔を覗かせた時点で早押しクイズを開始。太陽が水平線の上に完全に出たところで、クイズ終了となる。
その間の得点が、最も低い1名が敗者となるルールだ。
《罰ゲーム》
ここカンクンで生まれたスポーツに「スピンネッカー」と言うのがある。
大型クルーザーの帆の下に、二本のロープでブランコを作り、風にまかせて大空を遊ぼうと言うもの。もちろん(?)これは
ただゆらゆら揺れているだけでなく、時折強風に煽られて吹き上げられると、その後海へまっ逆かさま…と、言うスリル付である。
この新スポーツに挑戦することになったのは、機内ペーパー第1位の女性であった。
7名 → 6名
マイアミは、言わずと知れたアメリカ屈指のビーチ・リゾート。クイズ会場は、エバー・グレースと言う大湿地帯。
東京都がすっぽり入ると言う、広大な葦の湿原で行われるのは「爆走エアボート・カルタ取りクイズ」である。
問題が出題されると、このエアボートに乗った参加者達は、1キロほど先に浮いている50音が書かれたカードから、答えの頭文字
となるカードを拾って答えねばならない。
但し、それも頭の使い方一つで、例えば「日本一高い山は?」という問題に対して
「ふ」を拾ってきて「富士山」は、もちろん正解
「れ」を拾ってきて「霊峰富士」も、正解
「ま」を拾ってきて「マウント・フジ」でも正解 …と、言うわけなのである。
《敗者復活戦》
ここでの敗者は、男性2名。しかし、彼らにはチャンスが与えられた。湿原の中に走るハイウェイ、その道端にある公衆電話から
日本の実家に電話して、電話口に出た家族と「連想クイズ」をしてもらうと言うもの。
結果、電話口にお姉さんが出た方がコミニュケーションが取れて、お母さんが出たもう一人が敗者となった。
《罰ゲーム》
敗者となったのは、ウルトラ挑戦10回目と言う「根性の男」であったが、敗者に情けはない。
彼には、護衛のためにワニを連れて空港へ行ってもらうことにしたのだが、ワニと言う動物は水の中ならいざ知らず、陸の上では
歩くのがとても下手。このままでは、飛行機に乗り遅れるので、彼は背中にワニを背負ったままの恰好で、空港へと向った。
6名 → 5名
第12チェックポイント | ワシントンD.C. | つぶし合いクイズ |
首都・ワシントンは、アメリカの政治の中心地である。そして、ホワイトハウスの近くにある「ウィラード・ホテル」が会場となった。
何しろここは、由緒あるホテルであり多くの政治家が、このホテルのロビーで密談を交わしたことから「ロビィスト」と言う言葉が生まれた
くらいである。
ここでは「つぶし合い・クイズサミット」が行われた。まず、各々三問ずつ問題が配られる。その内容から「この人には答えられないだろう」
と思われる人を指名、クイズを出題。相手が誤答すれば、自分に1ポイント。相手が正解すると、相手に1ポイントとなり指名権も移動する。
《罰ゲーム》
「昨日の友は、今日の敵」と言うわけで、ちょっとスキを見せたところへ、次々と問題をぶつけられて、反撃の出来ずに敗者となった
男性への罰ゲームは、ゲストの「レーガン大統領(当時)夫人のそっくりさん」が連れていた、怪しげな犬を連れて帰ると言うもの。
しかし、この犬たちは当然のように敗者の言うことなど全く聞かず、敗者は犬に振り回されコケにされたのでした。
ちなみに、ゲストは冒頭に「私はナンシー・レーガンのそっくりさんです」と、英語でスピーチしたにもかかわらず、参加者達は誰一人として
それを聞き取れず、笑いもしなければ「何だ」という顔もしなかったのでありました。
5名 → 4名
第13チェックポイント | ニュージャージー | 早押し通過クイズ |
ハドソン川をはさんで、対岸はニューヨークの摩天楼…そんな、ニュージャージーがクイズの舞台だ。
そして参加者達の行く手を阻むべく、謎の男「S・M」がそこにやってきた。
そうとは知らない参加者達は、いよいよ4人に絞られての準決勝となれば、クイズは「あの形式」だと、緊張していた。
そこへ現れた「S・M」氏とは…何と、第1回のチャンピオン松尾清三さんだった。準決勝恒例の「通過クイズ」は、この松尾さんを相手に
早押し勝負してもらおうと言うもの。但し、チャンピオンに勝てば何人でも決勝に進めると言う、大盤振る舞いだ。
《罰ゲーム》
何と、松尾さんとの勝負の結果3名が決勝進出と相成った。
そして、一人敗者となった男性への罰ゲームは、何も使わずハドソン川を渡って、対岸のニューヨークへたどり着くこと。
そのため、彼は下半身はウェットスーツ風、腰の辺りに浮き輪の付いたちょっと妙な恰好で、ハドソン川を流れていったのでありました。
4名 → 3名
100周年を迎えて、化粧直しも終わった「自由の女神」は、今年もウルトラクイズ決勝の地へやって来た
参加者たちを。温かく迎えてくれた。そして今年は、何と3名が決勝の地へ来たのである。
快晴のニューヨークで、第11代チャンピオンを決める戦いが始まった。
《戦い終わって》
第11代のクイズ王に輝いたのは、名古屋の敗者復活戦からよみがえり、その後破竹の勢いで勝ち進んだ稲川良夫さんだった。
彼は、優勝商品である「夢のリゾートアイランド」を受け取りに、カナダへ向った。
そこは、大西洋に面した保養地として名高い場所で、狩猟・釣り・マリンスポーツ…何でもござれだと言う。
彼が「パチンコ島」と名づけ、期待を膨らませたその島だが…何と、満潮になると海の中に沈んでしまう小島だったのだ。