何と、フリーになった徳光さんが、ちゃんと参加手続きを踏んで「一参加者」として、スタンドに座っていらしたのだ!と、言うことは…
「敗者の味方」は、誰が?ご心配なく、コント赤信号のリーダーこと、タレントの渡辺正行さんが「新・敗者の味方」として登場です。
そんな彼は、早速(笑)敗者達からピコハンマーの洗礼を受けていましたが、中には「一度、やってみたかった」と、思い切りぶっ叩く
徳光さんの姿もありました。
そして、参加者の中からまず100名が第一次予選を通過した。と、なりゃ…そんな期待を裏切る、福留さんの一言
「今年は(ここでの)敗者復活はありません!」
20,774名 → 100名
この年、ソウル・オリンピックが開催されたこともありも成田はいつになく厳戒態勢だった。
そんな成田で、今年もやりますジャンケンポン!しかし、その前にひとモメするのが「お約束」でありまして…
特に「新・敗者の味方」のナベさんは、これまでの「ジャンケン撤廃」を通り越し「全員、グァムまで連れて行け」と気勢を上げる。
まあ、何だかんだでジャンケンになだれ込むのは、いつものことですが…
《敗者復活戦》
敗者50名に与えられたのは、旅支度を十分にしてきた人にチャンスがある…と言うもの。題して「備えあれは復活あり」クイズ。
敗者の中から「洗濯石鹸・洗濯バサミ」「日本食」「英会話の本・辞書」「新しい服」を持ってきた…を条件に、該当者に問題を出し
正解すれば、復活すると言うもの。ちなみに、最後の条件は「グァムに行きたい人」でした(笑)
100名 → 55名
第1チェックポイント | 成田⇒グァム | 400問ペーパークイズ |
この年、日本の夏は雨続き…そんなわけで、機内の55人の心は、既に南国へと飛んでいる。
が、しかし!
飛行機に乗ったら、当然のように「ペーパークイズ」が待っている。例年通り、1問を約5秒で解かないと消化しきれない。
狭い機内、少ない時間、書き直し不可…そして、当然だが成績下位の15名は強制送還と相成る。
そして、例年通り待っていたのは「ブーブーゲート」だった。
このゲートのブザーを派手に鳴らして、知力の無さと赤っ恥をさらした哀れな15名が機内へと戻されていった…
55名 → 40名
グァム島は、今や日本人にとっては「ちょっとそこまで」感覚の、身近な外国でありその人気はうなぎのぼり。
そんなグァムで、今年もドロンコ・プールを作る一団…「ドロンコクイズ」は一部のヒンシュクより、大多数の拍手で成り立っているのだ(?)
そして、20名の勝者が決まってバンザイをしていると、同行の小倉 淳アナが何やら持ってきた。
「皆さんが必要になるもの」と言うそれは、クーラーボックスに入った使い捨てカイロの山…?
ここで、次のチェックポイントが発表されたのだが、バローと言う耳慣れない地名に、参加者はみんな当惑顔。それもそのはず。
バローとは…アラスカ州の最北端(つまり、北米大陸の最北端)いわゆる一つの「北極圏」なのである。
40名 → 20名
北緯71度17分…紛れもなく「北極圏」に位置する町が、バローである。
9月の平均気温が0℃、常時15マイルほどの強い風が吹き、人間も動物も厳しい自然と闘いながら暮らしている町である。
ここでは、突然の身体測定。各人の皮下脂肪の厚さを測り、その厚みがある方から「くじら組」「アザラシ組」「白クマ組」「カリブー組」の
4組に分かれてもらった。彼らには、下三名・上二名の人間ピラミッドを作ってもらい、一問多答クイズを出題。
全員正解すると、カラオケの「画像」のみ(歌詞と曲名は映らない)を見て、その曲名を当てる問題に挑戦。
正解すればチームごと勝ち抜けとなる。
会場となった砂浜は、マイナス4℃。流氷が漂着する、厳しい寒さの中での戦いとなった。
《敗者復活戦》
敗者となったのは、くじら組の方々。寒さには強いはずの彼らだったが、太めだったのが裏目に出たか?
そんな彼らに与えられたチャンスは、靴も靴下も脱ぎ裸足になっての、1問勝ち抜け早押しクイズ。結果、3名が復活した。
《罰ゲーム》
敗者には、バローの人々が年に1度の祭典としている「エスキモーオリンピック」に挑戦してもらった。
ちなみに、エスキモー・オリンピックとは「力の限り、痛みに耐えて、己の限界に挑戦する」ハードなもの。
敗者2名は、これらの競技のハードさに悲鳴を上げ、最後は犬ソリに荷物と犬を乗せて引っ張っていった。
20名 → 18名
第4チェックポイント | アラスカ鉄道(フェアバンクス→アンカレッジ) | 各種クイズ |
フェアバンクスは、北半球でもオーロラが美しく見える町として有名で、アラスカ鉄道の終点でもある。
これから、アンカレッジまでの約560キロを12時間かけて、のんびり旅しながらクイズを行おうというものだ。
クイズ形式は様々だが、一度勝ち抜けばアンカレッジまでクイズのことは気にせずに、優雅な鉄道のたびを満喫できる。
しかし、勝ちぬけられないといつまでも「宙ぶらりん」のままで、恐怖の「おいてきぼりクイズ」で振り落とされる危険性もある。
《アラスカ鉄道 3択クイズ》
アラスカ鉄道の歴史や、周囲の自然についての3択クイズが出題され、3名が勝ち抜けた。
残り15名は、宙ぶらりん組となりいつどこでクイズを出題されるか…戦々恐々である。
《置き去りクイズ》
列車がニナーナと言う駅に着くと、地元の人達のユニークな「賭け」に関する問題を出題。地元の人達が、絵をかいたりして説明して
くれたにもかかわらず、1名が時間切れで置き去りとなった。
《空席待ち早押しクイズ》
未だ「宙ぶらりん」の14名は、3列に分かれて早押しクイズに挑戦。1問勝ち抜けで、前の人が勝ち抜けるか誤答して後ろに回るまで
解答権は回ってこない。8名がここで勝ち抜けとなる。
勝者は、ダイニング・カー(食堂車)で雄大な景色を眺めながら豪華な食事をする一方、宙ぶらりん組はオープンデッキの車両で
寂しく簡単な食事と、その内容も天と地で、まさに「勝てば天国」である。
《置き去り・荒野の早押しクイズ》
駅も建物もない場所で、突然列車が停まった。
なんと、宙ぶらりん組6名はここで列車を降り、クイズに挑戦することに。しかも、列車はいつ発車するか分からない…?
ドキドキもののロケが敢行されたが…何と(?)クイズの途中で列車が動き出してしまった。まだ、2名残っていると言うのに!
そこで、ヘリが現場に飛んで行ったがヘリに乗れるのは1名だけ…?そこで、敗者決定戦が行われ、1名が置き去りになった。
《最後の早押しクイズ》
ヘリで救出された1名を加えた、残り5名が最後のクイズに挑戦。2ポイント勝ちぬけの早押しクイズだ。
ここまで来ると、辺りは夕闇に閉ざされ始めていた。とは言っても、時間は午後9時になろうとしているのだが…
《罰ゲーム》
最後の敗者は、レールの幅に合わせた台車に乗ったトレーラーに乗せられて帰ることに。
福留さんの「Where are you going?」(どこへ行くの?)と言う問いかけに、トレーラーを運転する男性は
「Fairbanks!」(フェアバンクスだよ!)ああ、合掌…
18名 → 15名
第5チェックポイント | サンフランシスコ | 知力・体力早押しクイズ |
サンフランシスコといえば、坂道の町。そこで、ここではマラソンクイズが行われた。
しかし、坂を上りながらの過酷なクイズだけに、荷台の上でクイズに答える「知力派」と走りながらクイズに答える「体力派」に分かれることに。
ちなみに、知力派は3ポイント・体力派は1ポイントで勝ち抜けとなる。
《罰ゲーム》
ここでは、19歳の学生だった女性が敗者となった。
彼女への罰ゲームは、自転車による宅配便屋さんへ入門すること。坂の多いこの町では、この手の宅配業者が大ウケだとか。
当然、キツイ坂の上り下りは彼女にとって過酷な試練となったのは…言うまでもない。
15名 → 14名
第6チェックポイント | パシフィカ | インスピレーションクイズ |
日本人には馴染みのない地名だが、パシフィカは隠れたビーチリゾートである。
ここでは、15組の親子に協力してもらってのインスピレーションクイズ。1問正解ごとに、番号を指定すると子供が自分の母親の似顔絵を
持って登場する。
その絵から、母親を推理して当てたら勝ち抜け…と言う形式だ。題して「私がママよクイズ」である。
《罰ゲーム》
ここでの敗者は、産まれたばかりの子供を夫に預けて(実は、ご夫婦で参加されたが、旦那さんは成田で敗退)きた若奥様だった。
彼女にとって、このクイズ形式そのものが「罰ゲーム」だったのかも知れない…
最後は、子供達の絵のモデルになったのだが、子供達は初めて見る黒髪の女性に興味津々。だが、自分の子供とダブって見える彼女は…
14名 → 13名
ラスベガスといえば、ギャンブルの町であり、様々なショーの町である。
カジノ大通りの一角を占拠した、ここでのクイズは題して「クイズ・クラップス」である。
1問正解ごとに、2つのサイコロを振る。出た目が7か11ならば勝ち抜け。2・3・12は席に戻る…と、いうものである。
《罰ゲーム》
ここで敗者となった2名は、カジノのディーラー養成学校で教育を受けることに。
そして、即席日本人ディーラーが連れてこられたのは、高級ホテルの一室。何でも、上客のみのV.I.P.ルームだというのだが…その中には
マフィアの親分風に、その情婦・趣味の悪い成金男に用心棒風…と、言った面々。
案の定(?)ゲームが始まると場は荒れまくり、ついには「お前が悪い!」と、胸倉掴まれた敗者は「ヘルプ・ミー…」
13名 → 11名
雲一つない空、照りつける太陽…太古の昔、海の底だったと言うここは一面、名残の塩で白っぽい土地に見える。
ここでのクイズは、恒例のバラマキクイズだ。しかも、上空に現れた飛行機の翼には人が乗っている!
実は、その人はこの道40年と言うスタントマンで(当時、お歳は55歳)上空から彼が問題をばら撒くのだ。
《罰ゲーム》
砂漠を独り歩いて帰ることになったのは、最年少18歳の男性だった。
もちろん、ただ歩いて帰ってもらうのは芸がない。彼には、バンカーだらけのここでゴルフをしながら帰ってもらうこととなった。
ちなみに、クラブはサンドウェッジのみで十分というこのコース、パー794だとか…
11名 → 10名
ブラジルの町、サンパウロは日本人の移民が昔から多く、日系人も多い町だ。
また、ブラジルといえばサッカーの盛んな国としても有名だ。クイズ会場も、45000人収容のスタジアム…と、くればクイズ形式も
サッカーにちなむもの。答えが分かったら、男性14メートル・女性11メートルの地点から、ゴール目がけてボールを蹴り込み
一番早くゴールした人に、解答権があると言うもの。
ちなみに、ゴールは無人ではなく、かの「サッカーの神様」で名高い、ペレの息子さんがキーパーとして飛んでくるボールを防ぐのだ。
《罰ゲーム》
ここでの敗者は、サッカー大好き青年だった。
(ちなみに、彼は番組スポンサーである某企業の、ライバル企業の関係者だったため、終始福留さんにからかわれていた…)
彼への罰ゲームは、名門プロサッカーチーム「サントス」の正キーパーと、ペレJrによるキーパーとしての猛特訓だった。
そして、さらにサントスの選手たちが現れて、彼に向って次々とシュートを放ち始めたのだ。
プロの…それも、一流選手のシュートを前に顔面蒼白の敗者であった。
10名 → 9名
川幅4キロ、1秒間に約1000トンの水が落ちていると言う、まさに大自然の驚異・世界最大の滝、イグアス…
ここには、インディオの悲しい伝説があり「満月の夜に、自分のために命を投げた青年を呼ぶ、少女の声がする」と、いうもの。
そこで、彼らにも叫んでもらおうと、恒例の「大声クイズ」が行われた。
《罰ゲーム》
敗者となった女性には、川をボートに乗って下ってもらう…と、言うのが罰ゲームだった。
実は、その川を下ったところに支流になっているところがあり、そこにはブラジル・アルゼンチン・パラグァイの国境がある。
何も知らない敗者は、国境警備隊に捕まって…果てして、彼女の運命やいかに?と、言う筋書きだった(もちろん、ドッキリである)
ところが、本来いないはずの「本物の国境警備隊」がいたため、緊急事態勃発!「本当に」捕まってしまった敗者を解放すべく、必死に
説得して何とか理解してもらったのだとか…(「ウルトラ伝説」より)
9名 → 8名
第11チェックポイント | ブエノスアイレス | タンゴ早押しクイズ |
アルゼンチンの首都、ブエノスアイレスは「南米のパリ」と称される美しい町で、タンゴ発祥の地としても有名だ。
ここでのクイズは「タンゴ・早押しクイズ」である。全員、タンゴの訓練を受けてもらい、それぞれ盛装の上異性のパートナーと組んで
クイズ本番では、タンゴの基本ステップを踊りながら、スイッチを押すと言うもの。
2ポイント勝ち抜きだが、ダンスのステップがおろそかになると失格と言う厳しいルールである。
《罰ゲーム》
敗者となった男性は、ラジカセを背負って「誰か、私と踊って下さい」と書かれた紙を持ち、踊ってくれるパートナーを捜しながら
空港まで歩いていったのである。
そんな妙なニッポン人に、周囲の視線が突き刺さっていた…
8名 → 7名
北米最北端のバローから17,628キロ…ついに、やって来たフェゴ島は人間が住む最南端の地である。
ここでのクイズは、早押し「災難クイズ」である。問題に、ただ答えてもいいのだが(その場合は1ポイントの得点)…
解答権を他人に押し付け、相手が答えられず自分は答えられたら、3ポイント獲得。相手には、マイナスポイント。
解答権を押し付けた相手が正解したら、相手に3ポイント。
双方とも誤答したら、指名された側は無傷だが指名した方がマイナス3ポイント…と、言うルール。
5ポイントで勝ち抜けだが、マイナス12ポイントで失格ともなる。
《敗者復活戦》
ここでは、女性2名が敗者となったが彼女らに、チャンスが与えられた。クイズは、二重音声クイズ。
福留・小倉の両名が同時に読み上げる、全く違う問題を聞き分けて、それぞれについて解答してもらう、というもの。
二人は「どっちが勝っても、恨みっこなし」と、固く(?)約束を交わしてから、復活戦に臨んだ。
《罰ゲーム》
バラマキクイズで「これを何と読む?」と、ハズレを示されて思わず「バッキャロー」と叫んだ…
そんな、威勢の良かった女性が敗者となった。彼女は、極寒の海の中でも9時間は持つと言う、防水・耐寒・耐熱に優れたスーツに
身を包み、独りマゼラン海峡の冷たい海へと漂流して行った。
7名 → 6名
一行は、フロリダ半島にあるゲインズビルと言う町にやって来た。
ここは「ドラッグレース」の本場として、有名な町である。ドラッグレースとは、400メートルのコースで2台のレースカーがそのタイムを競うもの。
もちろん、時速200キロ以上の猛スピードで走る、とっても危険なレースである。
ここでのクイズは、早押しクイズに正解するとドラッグレースの、どちらが勝つかを予想して当たれば勝ち抜け、というものである。
《罰ゲーム》
こんな素晴らしい(?)レースを見せてもらって、これを罰ゲームに使わない手はない。
敗者となった男性は、燃えないレーシングスーツを着用しヘルメットをかぶり、覚悟を決めて車に乗り込んだ。
車は、アッと言う間にゴールしてしまうのだが、その間の恐怖と体感は…
6名 → 5名
第14チェックポイント | ワシントンD.C. | 早押しクイズ |
この年は、アメリカ大統領選挙の行われる年でもある。
ちなみに、アメリカ大統領選挙は各州の人口によって決められている「代議士」の数を、より多く獲得するかにかかっている。
ここでのクイズは、その仕組みを利用して問題に正解するごとに、50州のうちひとつを選ぶ。そこに隠されている「代議士」の人数が
ポイントとなり、50ポイントで勝ち抜けとなる。つまり、より人口が多そうな州を選ぶのがコツである。
アメリカの、国会議事堂をバックに「ウルトラクイズ版大統領選挙」のスタートである。
《罰ゲーム》
ここでの敗者は、アメリカの地理に疎い人。ならば、改めて勉強しなおしてもらおう…
てなわけで、敗者となった最後の女性は無理やり地元の小学校へ。
自分達よりかなり年上の、しかも東洋人。生徒達は興味津々、先生もいろいろ質問するが…ああ、英語「も」もっと勉強するべきだった
と、反省しきりの敗者でありました。
5名 → 4名
第15チェックポイント | ゲティスバーグ | 早押し通過クイズ |
アメリカで天下分け目の決戦地といえば、南北戦争最後の激戦地、ゲティスバーグである。
約5万人の戦死者を出したと言われるこの地は、リンカーン大統領の「人民の、人民による。人民のための政治」の演説でも有名だ。
ここでは、そんな激戦地に相応しく決勝地を前にした「早押し通過クイズ」が行われた。
3ポイント先取で、通過席に来て通過クイズに挑戦。残るメンバーはそうはさせじと、それを阻む…と、いう戦いである。
《罰ゲーム》
敗者2名は、お互いの足を結んで二人三脚で…と、言ってもお互いに違う方を向いている。
彼らが歩くのは、北と南の全く正反対の方角。ジャンケンをして、勝った方が進むべき方角へ20歩進んで、またジャンケン。
早い話、どちらかが勝ち続けないと一定の方角には進めず、行ったり来たりの繰り返し地獄へとハマっていくのであった。
4名 → 2名
この年の決勝戦は、イーストリバーに浮かぶ豪華な遊覧船に乗り、マンハッタンの夜景をバックに行われた。
方や、就職活動を捨ててウルトラに挑んだ立命館大学・方や、旅を通して大きく成長した早稲田大学の、東西両大学の決戦となった。
ちなみに、立命館の彼は史上初・紋付袴姿で決勝に臨んだ…
《戦い終わって》
第12代クイズ王のに輝いたのは、立命館の瀬間康仁さんだった。
優勝商品は、「バイオ・マリン・スポーツ一式」なのだが、その正体はと言うと…早い話「馬を動力とする、水上スキー」であった。