今年は、ジャンケン撤廃か?全員通過か?ところが、盛り上がる参加者達に「第2次予選は、やっぱりジャンケン」と、あっさり裏切り行為?
曰く「東京ドームで勝ち残った、ジャンケン・クィーンが、ここでジャンケンをしないのは、ドームで敗れた人に申し訳ない」とのこと。
ちなみに、ジャンケン・クィーンの彼女は、三人でのジャンケン勝負にあっさり敗退したのでありました。合掌…
《敗者復活戦》
敗者となった人達は、人一倍「アメリカに行きたかった」と思っているはず。それでは、その「どうしても、アメリカへ行きたい」という
「熱意」を見せてもらおうと言うことになった。
つまり、15秒間自分の顔を叩いても、擦っても、力んでも自由だが、必死に努力して表面温度が上昇した人5名を復活させると言うもの。
判定には、サーモグラフィーを使用し、顔の表面がより赤くなった(温度が上昇した)人を、専門家に見てもらう方法だった。
101名 → 55名
第1チェックポイント | 成田⇒グァム | 400問ペーパークイズ |
参加者達にとって、これからがクイズ本番である。悪条件が重なる中での、ペーパークイズだ。
しかも、下位15名は強制送還となるだけに、そのプレッシャーは計り知れない…
グァムには、40名が上陸。15名が、成田へ強制送還と相成ったが、その中には日本最北端の島・礼文島からの参加者もいた…
55名 → 40名
青く光る海・抜けるような青空・照りつける太陽…これこそグァム!
…と、言いたかったのだが、事態はそれどころではなくなった。何と、ロケ前日から台風が周囲を直撃。早朝から、泥んこプールを
作っていた、スタッフの努力を嘲笑うかのように雨風はひどくなり、泥んこプールは流されるわ、○×のパネルは強風で立たないわと
最悪の事態となったのである。このままでは、ドロンコクイズができないが、スケジュールに余裕はない。
そこで、台風直撃の雨の中で「○×札上げクイズ」に急遽変更して、クイズが敢行されたのだ。
40名 → 24名
ウルトラクイズ14年目にして「最後の楽園」タヒチに上陸した。
そんなタヒチで行われるのは「対決、カヌー引きずりクイズ」である。1対1の対戦で、2ポイント先取の早押しクイズに挑戦。
お手つき・誤答は一回休み。そして、負けた方はと言うと…屈強な男たちが漕ぐカヌーに引っ張られ、沖へと連れ去られてしまう。
この日のタヒチは、珍しく風がやや強く潮が速い。ライフジャケット着用とは言え、沖にはサメもいるし…
《敗者復活戦》
敗者12名は、つないだ浮き輪の上で仲良く(?)沖へと漂流して行ったが、そんな彼らに勝者と福留アナの乗るボートが近づいてきた。
ただ、敗者を馬鹿にしに来たのかと思ったら…「お前たちを、もう一度敗者にしてやる!」
そう、近似値クイズを出題して、正解に近い方から5名を救おうというものだ。
《罰ゲーム》
敗者復活戦の結果、7名の敗者がそのまま南太平洋を漂流してもらうことになった。
まあ、半年もすれば海流の関係で、日本の近くへたどり着くだろう。もちろん、サメの餌にならなければ、の話だが。
24名 → 17名
第4チェックポイント | タヒチPartU | 早押し奇襲クイズ |
対決クイズを終え、モーレア島のホテルで一息ついていた参加者達。そこへ、不気味な館内放送が…
「只今より、クイズを行います。各自、荷物を持って浜辺へお集まり下さい」
何と、浜辺に2台の早押し機。その前には、問題を手にした福留アナ…いち早く早押し機にたどり着いた2名に、クイズが出題された。
そして、それに「正解した方」は、今度こそ本当に勝ち抜けとなり、アメリカ本土への切符を手にした。一方…
「これで、クイズを終了します」と、撤収し始める福留アナ。呆然とする参加者達。そこへ、クイズのルールが説明された。
題して「奇襲!ゲリラになった私」クイズである。
今のクイズで、答えられなかった人は早押し機を持って、いつでもどこでも誰かにクイズを仕掛けることが出来る。仕掛けられた側は
受けて立たねばならない。早押し1ポイント先取で、本当の勝ち抜けとなる。負けた方は、新たな対戦相手を求めて奇襲を繰り返す…
こうして、翌日までにクイズを行い最後に残った2名で対戦、負けた方が「真の敗者」となるのだ。
《罰ゲーム》
敗者への罰ゲームは、自分がゲリラになって誰でもいいから捕まえて、クイズで対戦する、というもの。
しかし、当然(?)言葉は通じないからうまく「クイズで対戦してもらう」ことを説明できず、怒鳴られ、変な目で見られ、散々な結果。
やっと、現地の空港の女性に無理やりクイズを仕掛けて、自由の身になったと思いきや…何と、その女性からクイズを仕掛けられ
(しかも、問題文はフランス語!)結局、ゲリラに逆戻りの敗者でありました。
17名 → 16名
アメリカ大陸上陸ポイントは、オレゴン州はエコーラ・ポイント。別荘地として地元では有名な場所だ。
今年は、ここからニューヨークまでの約9000キロを、飛行機を全く使わず陸路移動しようと言う、壮大な試みをしたのである。
ここでのクイズは「団体戦 幌馬車マラソンクイズ」である。4名4組に分かれて、幌馬車の後に付いて一列に並び、早押しクイズに挑戦。
4名全員正解すれば勝ち抜けとなるが、一人でも誤答するとやり直しになってしまう。
《敗者復活戦》
1チーム4名の敗者が決定したところで、1名を救うことになった。
クイズは、西部開拓時代に実際に使われていた物を見せ、それが何の用途で使われていたかを答えるものだった。
《罰ゲーム》
敗者となったのは、女性三名だった。そして、罰ゲームはと言うと…
街道沿いにある、ペンデルトンと言う小さな町は全米各地からロデオ好きが集まって、ロデオ大会を開くことで有名だ。
当然、これを利用しないわけがない。彼女らには、暴れ牛から振り落とされたカウボーイを守る「ピエロ」役を、やってもらうことになり
その特訓を受けて、実際にロデオの場に出てもらった。
もっとも、飛び出してきたのは実際のロデオ大会に出てくる暴れ牛ではなく、仔牛だったのだが…
16名 → 13名
ワイオミング州・グランドテイトン国立公園は、映画「シェーン」の撮影が行われた場所である。
あのラストシーンがよみがえってくる光景の中、撮影に使われた農家が残されているのだ。
ここでのクイズは「大声クイズ」である。それも、ただ2ポイント先取の大声クイズではない。まず、1ポイント先取すると
テンガロン・ハットが与えられ、続いての問題に正解するとピストルが与えられ、ガンマンが完成。晴れて勝ち抜けとなる。
しかし、2問目を誰かに正解された場合は、この人と1対1の対戦でそれに勝てば、ハットかピストルを相手から奪って勝ち抜けとなる。
《罰ゲーム》
ウルトラクイズに参加するのは、クイズ研やクイズマニアの人ばかりではない。
ここでの敗者となった女性は、結婚式を間近に控えていたにもかかわらず「どうせ、すぐに失格するわ」と、軽い気持ちで臨んだところ
ここまで勝ち進んでしまったのである。失格して「良かった」のか、それとも「残念だった」のか…?
そんな彼女への罰ゲームは「シェーン」の助監督を務められた、バット・グリル氏に実際の撮影さながらに、アクションの特訓を受け
最後は、シェーン同様馬にまたがって荒野の彼方へと消えていった。
13名 → 12名
第7チェックポイント | ソルトレイク | 空席待ち早押しクイズ |
ソルトレイクと言えば、海水の約6倍の塩分を持つ湖で、魚が全く棲めない湖である。
そして、ここは東西から延びてきた鉄道のレールが、ドッキングして「大陸横断鉄道」が完成した土地でもある。
そこでクイズは「空席待ち 列車タイム・ショッククイズ」である。
線路のすぐ脇に、テーブルが3つ並んでいて、12名が4人ずつ並ぶ。解答権は、列の先頭の人だけ。早押しクイズで、誰かが正解すると
残る二人は、列の最後尾に移らねばならない。こうして解答権がバトンタッチされていく中、制限時間内に何問答えられるかが、カギである。
なお、クイズが出題されるのは大陸横断鉄道の列車の先頭が通過してから、最後尾が通過するまでの間である。
《敗者復活戦》
実は、大陸横断鉄道にはダイヤがあってないようなもの。ロケ開始まで、炎天下2時間近く待たされて、参加者達はバテ気味だった。
そのためか(?)1問も答えられずに4名が失格となった。そこで、2名を救うための敗者復活戦が行われたのだが、そのクイズとは…
恒例「バラマキクイズ」であった。
《罰ゲーム》
敗者となった男女1名ずつには、ここから空港まで「大陸横断トロッコ」で帰ってもらうと言う、罰ゲームが待っていた。
しかも、トロッコは手作りだし、レールも組み立てたものの短いものだから、トロッコを動かして車両が通過したら、後ろのレールを外し
前につないでまたトロッコを動かし…の、繰り返しである。
二人は、100メートル進むのに1時間かかっていたが、空港までは80キロはあるのだが…
12名 → 10名
ソルトレイクシティーから、約320キロ…オン・ザ・ロードで移動するのが、今回のウルトラクイズの目玉。そこで、アーチーズ国立公園までの
道程上で、クイズを行うことになった。題して「地獄のクイズ道」
ウルトラクイズ初の試みとして、スタッフ数名が先発隊となって、沿道から「クイズになりそうなネタ」を求め、その場でクイズを作成。
そのクイズを、後からやってくる参加者たちに出題すると言うもの。
3択クイズ三問で勝ち抜けだが、正解を出さない限りいつまでもクイズ漬けとなってしまうのである。
《罰ゲーム》
スタッフの努力によって、素晴らしい(?)問題が用意されたのだが、何と1問も正解できなかった男性を含む2名が敗者となった。
彼らには、ゆっくり風呂にでも入ってもらおうと言うのが「罰ゲーム」である。え、どこが罰ゲームなのかって?
実は、彼らに入ってもらうのは地元の発明家が作った「トラベリング・タブ」なるもの。長旅のドライバーを相手に、トラックの荷台に
大きな浴槽を付けたものである。
しかし、イマイチ人気がないとのことなので、敗者2名には裸でお風呂に入りシャンプーしながら街中を走って、これの宣伝をして
もらおうと言うもの。そう、ウルトラのスタッフはやはり素直ではないのだ。
10名 → 8名
今年も、ウルトラクイズご一行様がロッキー山脈のほぼ中央、約3000メートルの高地にバスとコンボイ連ねてやって来た。
昨年に引き続き、トマト戦争の真っ只中のツイン・レークスに到着である。
ここでのクイズは、昨年同様「トマト戦争・遠すぎた塹壕クイズ」だ。飛んでくるトマト「爆弾」をかいくぐり、早押し2ポイントを先取すれば
勝ち抜けである。
《罰ゲーム》
敗者となった男性へ与えられた「使命」は、川の向こう岸にいるナイチンゲールから、日本行きのチケットを受け取れと言うもの。
しかし、その途中には彼を狙う敵陣を突破しなければならない。そのため、彼にも「トマト弾」が与えられて、敵と戦うことになった。
しかし敵はどこから、何人が襲ってくるのか分からない。結局、満身創痍となった彼は何とか、目的地にたどり着いたのだが…
哀れ、そのナイチンゲールからもトマトをぶつけられて、彼は昇天したのでありました。
8名 → 7名
レバノンと言っても、中東の国ではなくここは、カンザス州の田舎町。そして、見渡す限りの畑が地平線まで続く何の変哲もない町。
ツイン・レークスから約1000キロ、何でこんな所へ…?と、お思いだろうが実は、この町は「センター・ポイント」なのだ。
つまり、広大なアメリカの地理上の中心点に当たる町と言うわけだ。言うなれば、「アメリカのへそ」となる町である。
ここでのクイズは「アメリカど真ん中・距離獲得クイズ」である。
早押しクイズ一問正解で、ハワイとアラスカを除く48州から一つを選ぶことができ、レバノンからその州の州都までの距離が
「得点」となる。そして、その得点が5000キロを越えたら勝ち抜けだ。
要するに、アメリカの地理が頭に入っていると遠くの州を選んで距離(得点)を稼げるのだが…
《罰ゲーム》
ここでの敗者は、最近ニューヨークでブームとなっている「ペット」を連れて帰ってもらうと言うもの。
そして、その「ペット」とは…子豚である。敗者のもとには、ニューヨークからやって来たと言うかわいい子豚ちゃんが。
しかし、犬と違って子豚はちっとも敗者の言うことなど聞かず、文字通りの「トン走」を続け、子豚に引き回される敗者だった。
7名 → 6名
第11チェックポイント | エリー | 早押しダブルチャンスクイズ |
冒険家として名を馳せた、故・植村直己さんも訓練のために入学したことのある自然体験学校が、カナダとの国境に近い
エリーと言う町にある。参加者達は、一日体験入学と言うことになり、自然体験訓練をさせられた。
翌日、行われたクイズは「早押しダブルチャンスクイズ」である。早押しクイズで、もし誰かがお手つき・不正解の場合は2番目に
ボタンを押した人に解答権が移る、という形式だ。
《罰ゲーム》
この自然体験学校のカリキュラムの中で、最も厳しいと言われるのが「ロープ・コース」である。
森の中の木と木の間にロープが張られていて、命綱が結ばれている。そして、十数メートルの高さにかけられた、ロープの上を歩いて
渡らねばならない。しかも、途中で後戻りも降りることも出来ず、足を踏み外したら命綱に支えられるものの、自力で元に戻らねば
ならないという、まさに地獄の訓練である。この訓練を受けた敗者は、その後高所恐怖症になったとか、ならなかったとか…
6名 → 5名
今年のテーマは「バック・トゥ・ザ・フューチャー」それをクイズに取り入れてしまおうというのが、ここでのクイズのミソだ。
まずは、クイズ前日に参加者たちには「明日、午前10時からクイズを開始します」と、告げてある。これが、キーポイント。
A地点・ニューバッファロービーチ
クイズ会場は、ニューバッファロービーチと言う、ミシガン湖畔の別荘地。湖の遊覧船が、午前10時を告げる汽笛を鳴らしたのを合図に
3ポイント勝ちぬけの、早押しクイズの開始である。
そして、5名のうち1名が敗者となったのだが…彼は車に乗せられて、走ること15分。そして、到着した公園の時計台は10時前…?
B地点・ミシガンシティ
「間もなく、10時になりますのでクイズを開始します」
福留アナの言葉に、唖然とする参加者達。しかも、先ほど勝ち抜けたはずの4名も加わって、5名で早押しクイズの開始である。
そして、勘のいい人ならすぐに気付いたと思うが、ここでのクイズは問題文こそ違っても答えが同じ…と、言うクイズだったのだ。
実は、アメリカには4つの時間帯があり、国内でもそれぞれに「時差」がある。
今回このクイズで使った「トリック」とは、二つの場所は車で15分程度の距離なのに、この時間帯の境界線があるので1時間の時差が
生じてしまうのである。つまり、先に午前10時を迎えるニューバッファロービーチでクイズを行い、終了後すぐに移動する。
そして、時差の関係でまだ午前9時台のミシガンシティーに着くと、そこが午前10時になった時点でクイズを開始したのである。
まさに「バック・トゥ・ザ・フューチャー」である。
《敗者決定戦 & 罰ゲーム》
A・B両地点での敗者2名による敗者決定戦は、福留・小倉の両アナウンサーが同時に読み上げる、異なった問題を聞き分けて
それぞれについて正解すれば、勝ち抜けと言う「ステレオクイズ」であった。
その結果、敗者となった男性はミシガンシティ郊外のブドウ畑。そして、ポウポウ村の収穫祭にお邪魔した。
彼には、収穫祭の名物イベント「ブドウ潰し」に参加してもらった。これは、大きなたるに入れたブドウを足で踏み潰し、2分間に
どのくらいのジュースを搾りだせるかを競うもの。
サラリーマンらしく、常に背広姿でクイズに臨んでいた彼は、ワイシャツも背広もブドウ色にしながら、悪戦苦闘していた。
5名 → 4名
第13チェックポイント | キティホーク | 早押し通過クイズ |
人類の夢の一つに、大空を自由に飛んでみたい…と、言うのがあった。そして、それを初めて叶えたのが、ライト兄弟だ。
しかし、その「偉業達成の地」は、意外と知られていない。その地こそ、準決勝の舞台となったキティ・ホークと言う島だ。
オン・ザ・ロードでアメリカを横断した彼らは、ついに大西洋側に着いたのである。
そして、準決勝恒例の「早押し通過クイズ」でニューヨークへ進む2名を決定することになった。
《罰ゲーム》
勝者2名は、ライト兄弟が初飛行の地にある飛行場からセスナに乗り込み、一路ニューヨークへと飛び立っていった。
一方、敗者2名に課せられた罰ゲームは、3週間・9000キロに及ぶ長旅を終え、お世話になった大型バスを洗ってもらう、と言うもの。
もっとも、二人で大型バスを洗うのは並大抵ではないと、地元の消防署にご協力を仰いだ。彼らは、消防車からの放水に飛ばされそうに
なりながらも必死に清掃を続けた。
最後に、ちょっとわざとらしいくらいに泥まみれになっているバスの屋根…その泥が流れ落ちると「東京直行」の大きな文字が現れた。
4名 → 2名
走行距離8,746キロ、21日に及ぶ長旅の末、ニューヨークにたどり着いたのは、社会人2名だった。
今年も、マンハッタンの夜景をバックに豪華遊覧船・プリンセス号が、決勝の舞台である。
さあ、第14代クイズ王の座に就くのはどちらか?
《戦い終わって》
26735人の頂点に立ったのは「世田谷の黄門様」こと、佐藤光邦さんだった。
実は佐藤さん、それまで海外旅行経験ゼロ・クイズ番組参加経験ゼロという、ごくフツーの人だった。ウルトラクイズは、決してクイズマニア
のための番組ではないことを、彼は証明してくれた。
そんなチャンピオンへの優勝商品は…「ラスベガスのカジノのオーナー」というもの。しかし、もちろんウルトラクイズの優勝商品である。
佐藤さんが連れてこられたのは、ラスベガスはラスベガスでもニューメキシコ州にある、ラスベガスと言う名の田舎の村。
そして、ここの名物が農地にマス目と数字を描き、そこに放した牛がどのマス目にフンをするかを賭ける「牛糞ビンゴ」なのだ。
そう、彼への優勝商品はこの「牛糞ビンゴをするための農地と、牛二頭」でありました。
…毎度のことながら、本当に素直でないスタッフですこと。