所詮は、おばあちゃんチームと侮るなかれ。横転や開脚座りなど、若いチームに負けない身体の柔軟さとアクションに、敗者はたちまち
ヘロヘロになってしまった。さらに、ポンズの定期ショーに飛び入り参加。これで終わりと思いきや、メンバーの一人からこの町に残って
欲しいとラブ・コールを送られてしまう敗者であった。
11名 → 10名
エルパソは、メキシコとの国境の町。国境を流れる川には、今日も密入国者が後を絶たないのだが、彼らの様子を見ていると
コソコソ・ドキドキというより、けっこう堂々と川を渡ってくる様にはビックリである。
参加者達は、ちょっとメキシコ側に観光をして来たのだが…簡単にアメリカへの再入国はさせない。ここでのクイズは「大声クイズ」だ。
《罰ゲーム》
敗者となったのは、女性最年長「ウルトラの母」であった。ペーパークイズ「ワースト1位」ながら、大健闘だった。
ご近所には、内緒で参加したと言う彼女は、旅の途中で愛用する化粧品がなくなったのを悩んでいたと言う。
彼女への罰ゲームは、メキシコの名物料理「モルシーヤ」を味わってもらうと言うもの。罰ゲームである以上は…と、ある程度覚悟は
していた敗者に出されたのは、牛の内臓と血を煮込んだ料理!原形をとどめている「具」と味にたじろぐ敗者であった。
10名 → 9名
ミシシッピー州・ジャクソン郊外のマッコームと言う村がクイズ会場。
この村で有名なのは「ドロンコ・バギー・レース」だ。ドロドロのオフロードを、バギーが轟音立てて突き進むと、ドライバーは泥まみれ。
それでも、飛ばすの大好き・目立つの大好きな連中が、月1回のレースの日に集まってくるのである。
ここでのクイズは、3ポイント勝ちぬけの早押しクイズ。罰ゲームが容易に予想できるだけに、参加者は戦々恐々だ。
《罰ゲーム》
ここでの罰ゲームは、当然(?)バギーに乗って空港まで帰ってもらうと言うもの。
もちろん、走る道は件のドロンコ・オフロード。敗者を乗せたバギーが、エンジンをかけるや否や泥のしぶきが敗者に容赦なく降り注ぐ。
アッと言う間に泥人形と化した敗者は、無事に空港でチェックインできたかどうか…?
9名 → 8名
アメリカ南部のニューオーリンズは、ジャズ発祥の地である。
ここでのクイズは、ジャズの歴史に関する三択クイズ。ジャズの生演奏を聞きながらのクイズだが
演奏に聞き惚れていると、クイズがおろそかになるので要注意。
《罰ゲーム》
ニューオーリンズ発祥の一つに、カクテルのジン・フィーズがある。
敗者が連れてこられたのは、バーテンダー歴20年と言うアービン氏のお店。まずは、神業ともいえるシェイカーさばきに拍手。
しかし、このアービン氏にはもう一つ「特技」があった。それは「人間シェイカー」そのレシピは…
カウンターに仰向けに寝かせた人の口に、シュガー・ウォーター、氷、レモンサワー、ジン、ソーダを次々ぶち込み、頭をシェイクする。
敗者となった男性は、有無を言わせずこの「人間シェイカー」の餌食となったのでありました。
8名 → 7名
コロンブスは、この島を新大陸発見の足がかりにした。それが、ドミニカ共和国である。
現在は、野球とメレンゲミュージックで知られる、陽気な楽園の島である。ウルトラクイズでは、初上陸となった。
ここでのクイズは「新大陸獲得クイズ」である。参加者7名に対して、コロンブス時代の地図に書かれていた6つの大陸を賭けて
早押しクイズで競ってもらうと言うもの。
まず、早押しクイズに正解すると誰か一人の解答権を封じることができる。そして、正解を重ねて次々と他の参加者の解答権を封じ
最後に6つの大陸の一つを獲得して勝ち抜け…と、言うルールだ。
《罰ゲーム》
このクイズ形式では、まず実力のある者が解答権を封じられてしまう。
最後は、優勝候補と目されていた二人の争いとなった。そして、機内ペーパー1位の男性が敗者となった。
罰ゲームは、ドミニカの町で「花売り」をやってもらうというもの。と言っても、ここドミニカでは花と水をたくさん入れたでかい缶を
頭の上に乗せて売り歩くのが、一般的なスタイル。
缶の重みで、たちまち頭や首が痛くなりそれが腰に来て、フラフラになってしまう。おまけに、花がちっとも売れないとなると…
7名 → 6名
第11チェックポイント | オーランド | 早押しマラソンクイズ |
フロリダ州・オーランドにあるテーマパーク、ユニバーサルスタジオがクイズ会場。
東京ドーム約35個分の、広大な敷地で映画撮影はもちろん数々のアトラクションがあって、一日中賑わっている場所である。
ここでのクイズは、その広大な敷地を走りながらの早押しクイズ。問題も、映画やショービジネスに関するものばかりだ。
《罰ゲーム》
紅一点、頑張っていた女性がついに脱落してしまった。
そんな彼女への罰ゲームは、今回の罰ゲームでも過酷なものの一つで「カースタント」を実演してもらうと言うもの。
連れてこられたのは、スタントマン養成学校。校長自ら、敗者を指導すると言うが…やってもらうのは、猛スピードで走る車の屋根から
車が急ブレーキをかけた瞬間、転がり落ちると言うもの。何度も何度も転がり落ちて、全身アザだらけの敗者であった。
6名 → 5名
第12チェックポイント | オーランドPartU | 早押し奇襲クイズ |
「おはようございます」には、まだ早い午前三時…参加者たちが眠るホテルの前庭で、物音立てずに準備を進める怪しげな集団が。
そして…「突撃〜!」と、福澤アナの声と共に照明が入り、スタッフが一斉に参加者達を叩き起こしたのである。
唖然呆然の参加者たちを尻目に、奇襲クイズが敢行されたのである。
それにしても、男5名とは言え凄まじい恰好や服装で、クイズに臨んだ参加者たちであった。
《罰ゲーム》
寝起きの悪さが災いしたか(?)ペースをつかめないまま、ズルズルと敗者になった若者が一人。
そんな彼への罰ゲームは、恐怖のスタント体験第2弾!何と、全身炎に包まれると言うスタントである。
前回、罰ゲームに協力してくれた校長が指導して、防火服に身を包み「いかに上手に倒れ伏すか」を学んだ後、いざ本番。
時間にして数秒間とは言え、防火服で身を包んでいるとは言え、スタッフが消火器片手にスタンバイしているとは言え
全身を包む炎の熱さは、体験した者でないと分からない。
5名 → 4名
第13チェックポイント | ヨークタウン | 早押し通過クイズ |
アメリカ大陸に移り住んだ移民たちを受け入れてくれた町、そして独立戦争最後の激戦地となった町がヨークタウンである。
そんな「アメリカの魂の原点」とも言える町で、準決勝の戦いが始まった。
クイズ形式は、おなじみの「早押し通過クイズ」でニューヨークへ進む2名を決定することになった。
《罰ゲーム》
敗者2名が連れてこられたのは、とあるプロレス道場。ここで、みっちり鍛えてもらおうというもの。
そんな彼らのお相手は、日本でも数々の死闘を繰り広げた「鉄人」こと、元ヘビー級チャンピオンのルー・テーズ氏。
75歳(当時)と言う年齢にもかかわらず、その強靭な肉体は衰えを知らず、リング上の敗者2名は悲鳴をあげる羽目に。
ちなみに、ルー・テーズと言うお方は「手加減」と言う言葉も、全く知らなかったようである。
4名 → 2名
花も嵐も難問も踏み越えて、ニューヨークにたどり着いたのは社会人と学生のふたりだった。
このふたり、偶然にも一橋大学クイズ研の、先輩と後輩と言う間柄。今年も、豪華遊覧船・プリンセス号が、決勝の舞台である。
さあ、第15代クイズ王の栄冠をつかむのは、どちらか?
《戦い終わって》
第15代クイズ王に輝いたのは「クイズオタクと呼ばないで」の、能勢一幸さんだった。
これまで、数々のクイズ番組に出場してはいるものの、優勝経験ゼロという彼が、初めてつかんだ栄冠が憧れのウルトラクイズであった。
それにしても、強豪揃いの参加者と戦い続けて心身ともに疲れたであろうチャンピオンには、プライベート温泉がプレゼントされた。
しかし…
連れてこられたのは、ロッキー山脈を流れる、クリスタルリバーの川岸。ここには、温泉の「源泉」が点在していて、その一つが今回の
優勝商品なのでした。
気温三度の中、せっせと地面を掘り源泉を湧出させ、そのままでは熱すぎるので(約60度)川の水を適度に流して…と、温泉であたたまる
までに都合4時間もの「重労働」を強いられたのでありました。