今年は、ハリケーンの影響がひどいとの情報があったものの、行ってみたらそれほどでもなく、地元の人も観光客が敬遠して困ると言っていた。
ここでのクイズは、マラソンクイズでキーウエストまでつながっている橋の上を、走りながら早押しクイズに答え、3ポイント勝ち抜けだ。
《罰ゲーム》
キーウエストは、文豪ヘミングウェイが愛した場所として、また海に沈む夕陽の美しいスポットとしても有名だ。
そして、サンセット観光に続々人が集まれば、それを目当てにした商売をする人も集まってくる。
敗者への罰ゲームは、ここに集まる大道芸人の一人に弟子入りし、ジャグリングの手ほどきを受けた後、観光客の前でそれを
披露してもらうと言うものであった。
5名 → 4名
第11チェックポイント | フィラディルフィア | 早押し通過クイズ |
いよいよ、今回のクイズも準決勝。アメリカ建国の地、フィラディルフィアにやって来た。
郊外の「バレーフォージ国立公園」は緑豊かな場所だが、独立戦争の時の激戦地となった場所でもある。
ここでのクイズは、準決勝恒例の「早押し通過クイズ」だ。勝ち残った4名のうち、ニューヨークに行けるのは2名のみ。
《罰ゲーム》
学生3人と社会人1人の戦いだったが、意外とあっさり勝負は付いて、学生2名が敗者となった。
彼らには、空港まで馬車で帰ってもらうことになったが…用意されたのは「車」だけ。そう、自分たちが馬代わりになるのだ。
街の人達の「何やってんだ?」と、言う視線を浴びつつ彼らは、交互に車を引いてエッチラオッチラ、帰っていった。
4名 → 2名
今年も、ニューヨークにたどり着いたのは社会人と学生のふたりだった。
かたや、東大クイズ研所属の学生。かたや、京都の呉服屋の若旦那(三児の父)と言う顔合わせだ。
いよいよ、第16代クイズ王の座を賭けて最後の戦いが始まる。
《戦い終わって》
優勝したのは、東大クイズ研の田中健一さんだった。3年ぶりに学生チャンピオン誕生である。
彼への優勝商品は「ワイン用ブドウ畑」である。そのブドウ畑は、ワシントン州のスノコルミーと言う土地である。
そこには、広大な丘陵地にブドウ畑が広がっている。実は、そのブドウ畑の中の「一列分」が、彼への商品なのだが
それでも、その「一列」から収穫したブドウで、500本ほどのワインができると言う。
しかも、ワインの銘柄もチャンピオンにちなんだ名前になると言う、至れり尽くせりだが…彼は全くの下戸とのことでした。
余談だが、ブドウ畑1列分だけでは、栽培・収穫・ワイン醸造などの諸経費を考えると、全くペイしないとのこと。
結局、彼はその所有権を手放すことになるのでありました(ウルトラクイズ伝説の、田中さんの手記より)