ここでは「ギャンブルクイズ」が行われた。1問正解するごとに「フォーチュン・ウィル」を回して、得点を決めることが出来る。この「幸運の輪」には
1・2・5・10・20・40($)の札が貼ってあり、$6と出れば勝ち抜け(なお、$40は27分の1の確率)それ以上は差額がお小遣いとなった。
また、ここでは男女4名づつに分かれて対戦する形式になっていた。
《罰ゲーム》
男性軍・女性軍それぞれの敗者が、ルーレットの赤黒一発勝負に挑戦。結果、男性が敗者と決まった。
そんな彼への罰ゲームは「アンフォーチュン・ウィル(不幸の輪)」スキー・後ろ向き・鉄下駄・長ばかま・キャデラックの書かれた輪を回し、
矢印が止まったところの物を使って空港まで帰るというもの。結果はスキーで、敗者は初秋のリノの町をスキーを履いて歩いていった。
(ちなみに、キャデラックと言っても子供用のオモチャのそれである)
8名 → 7名
デンバーからコロラド・スプリングスを経由して、標高4300メートルのパイクス・ピークがクイズ会場。
ここでは「酸素欠乏・耐寒クイズ」が行われた。酸素の薄い高地で、お手つき・不正解の場合は着ている服を、一枚づつ脱がねばならない
ルールである(全員、答えられないと全員が一枚づつ脱ぐことになる)
なお、問題に正解すると次の問題は7つあるジャンルから、好きに選ぶことが出来る。3ポイント先取で、勝ち抜けだ。
《罰ゲーム》
先のリノで、$40を出した女性がここでは運に見放されてしまった。マイナス2℃の気温の中、半袖のTシャツ一枚になってしまいダウン。
これ以上、罰ゲームはムリだとのドクター・ストップがかかった。
結局、彼女はアメリカ本土上陸した参加者の中で、事実上罰ゲームを受けなかった唯一の参加者となったが…これも立派に罰ゲーム(?)
7名 → 6名
シカゴにある、ジェットコースターの宝庫「グレート・アメリカ」がクイズ会場。
ここで、優勝商品が発表された。家族二人をニューヨークに招待し、最高級ホテルで最高級のもてなしを受け、ニューヨークの休日を楽しんで
もらうと言うもの。
そしてクイズ形式は、シカゴと日本約12000キロを結んでの「連想クイズ」だった。出題側は、シカゴの参加者。解答側は、日本の家族。
国際電話を使って上手くヒントを出し、答えを引き出さねばならない。もちろん、国際電話だから間があくし制限時間は90秒。
さらに、シカゴは朝10時前だが日本は夜中の12時前だ。
《罰ゲーム》
敗者となった女性は、グレート・アメリカ名物の「360度回転のジェットコースター」に、独りで乗ることだった。
今でこそ、360度回転など日本でも「当たり前」だが、当時は世界中でもここくらいと言う珍しいコースターだった。
6名 → 5名
アメリカ有数の観光地であるナイヤガラ。その「カナダ滝」をバックに、オーソドックスな早押しクイズである。
参加者も5名に絞られ、そろそろ実力が物を言うようになってきた。ここでの5ポイント先取の早押しクイズは、駆け引きも重要となってくる。
《罰ゲーム》
ナイヤガラ名物は、合羽を着ての「滝壷見学」だが…勝者4名が、合羽姿で楽しむ中で、敗者だけは合羽なしでずぶ濡れになりながらの
見学と相成った。
5名 → 4名
第10チェックポイント | ボストン | バルーン・ダウン・アップ・クイズ |
明け方のボストン郊外に、目隠ししてやってきた参加者達の前に現われたのは、4台の熱気球。
ここでのクイズは、この熱気球を使った「バルーン・ダウン・アップ・クイズ」である。熱気球は、参加者を乗せて地上12メートルのところ
からスタート。○×クイズに回答し、正解なら熱気球は4メートル下がる。逆に不正解だと4メートル上がる。3ポイント先取した2名が決勝の地
ニューヨークへ。なお、諸条件を考慮して参加者にはトランシーバーが渡され、問題ごとにボックスに入れた用紙を渡した。
《罰ゲーム》
敗者は、ママさんと学生のお二人。当然のように(?)二人を乗せた熱気球は、そのまま上空へと上っていって
大空の彼方へ…それにしても、当時のVTRでは福留さん「敗者2名が、何事かほざいておりますが(笑)」って…
4名 → 2名
決勝の地ニューヨーク。今年も参加者2名は、摩天楼をヘリコプターでゆっくり廻りながら、決戦場となるパンナムビルの屋上へと
降り立った。ここで、10ポイント先取の早押しクイズで優勝者・クイズ王が決定する。今年も、男女2名が決勝戦のテーブルに着いた。
ちなみに、決勝の模様は電話回線を通じて成田空港で待機している、家族のもとに中継されている。ニューヨーク午後1時、成田午前2時。
《戦い終わって》
ニ代目クイズ王の栄冠に輝いたのは、北川宣浩さん(当時24)だった。
そして、ブロードウェイのレストランで祝賀会が催されたが、そこへ直行便で駆けつけた母親と妹さんが到着。
その夜は、ホテル「エセックス・ハウス」の特別室「ウェリントン卿の間」で、家族三人水入らずのディナーを済ませて、眠りに着いた。