第9回大会(1985年・昭和60年)

国内第一次予選後楽園球場参加11,754名
                                                                  
第1問:パリのエッフェル塔には正面はない
答え…○
   今年で9年目のウルトラクイズに、フランスよりラブコール。シラク・パリ市長(当時)からのお誘いを受け、パリへと足を延ばしたのだ。
   そして、今年の第1問は大方の予想に反して「決勝地」となったパリのエッフェル塔に関する問題だった。
   でも、丸っきり無関係なわけでもない。自由の女神像の「骨組」を作ったのは、エッフェル塔を建てたエッフェルさんなのですから。
   過去8回の第1問の正解は、○は三回で×は五回。スタンドの人数は、×の方が1600人ほど多い…?

   そして、正解発表と同時に勝者と敗者の明暗はくっきり。泣き出す人、狂喜乱舞する人、抱き合う人…と、すさまじいエネルギー爆発側と
   絶望と虚脱感に支配され、表情なく茫然自失の顔の並ぶ側…文字通り「勝てば天国、負ければ地獄」である。

 
   そして、参加者の中からまず100名が第一次予選を通過した。

  《敗者復活戦》
   昨年から始まった、後楽園球場での「敗者復活戦」だが…今年は、座っていたスタンドの椅子の裏に隠された「成田山のお守り」を
   発見できた人が、復活となった。
   お守りは、自分の座っている椅子の下かも知れないしその近辺の椅子かもしれない。スタンドに残っていた敗者が血眼でそれを捜す中
   幸運にもそれを発見した男性が、見事復活した。
   ちなみに、彼と共に参加した友人によると「あいつは、世間の波をこう…スイスイっとすり抜けていくような奴」だそうで、この時も
   最初に座っていた席から、座り直した椅子の下に「幸運」が隠れていたのだった。

11,754 → 101


国内第二次・三次予選成田空港ジャンケン
   成田に集まった参加者達は、当然ここでの「予選方法」で頭がいっぱい、話題は持ちきりだった。
   そして、現われた福留さんは「0 30 60 90」の数字が書かれたプラカードを取り出した。これは、何を意味するのか…?
   実は、今年入社の新人・日高直人アナが参加者の運命を決める数字だったのである。
   つまり、ここで日高アナに「腕立て伏せ」をしてもらう。その回数が30回以下なら例年通りジャンケン。31回以上60回以下なら
   全員が第二次予選を通過、61回から90回ならやっぱりジャンケンで、91回以上なら全員通過…と、言うものである。
   その結果、彼が腕立て伏せを出来たのは44回だったので、全員通過が決定した!たちまち会場は、爆発的な興奮に包まれた。

   が!ウルトラクイズはそんなにお人好しではないのだ。

   すかさず、福留さんが「第二次予選は全員通過。おめでとう諸君。それでは、早速第三次予選に移ります。方法は成田名物のジャンケン!」
   と、発表したからたまらない。たちまち、会場はブーイングと野次の嵐。ところが、ジャンケン反対派の親玉であるはずの徳光さんが
   「まあ、いいじゃないですか」と、言い出した。おかげで、罵声は爆笑に変わって収まってしまった。

  《敗者復活戦》
   敗者は、早押しクイズに挑戦だがその解答権は「荷物の重さは旅心に通ず」と言うわけで、荷物の重い人から与えられることになった。
   このチャンスを生かした9名を含む59名が、成田を発ってグァムへと向った。

100 → 59


第1チェックポイント成田⇒グァム400問ペーパークイズ
   まあ、勝者59名はここまでははっきり言って「運」に助けられているといっても過言ではなかろう。
   そんな彼らが「クイズの実力」を問われる過酷な試練が、この機内ペーパークイズだ。
   そして、グァム国際空港に待っている「合否判定ブーブーゲート」は、参加者たちにとって正に「地獄のゲート」
   ここを無事通り抜けることが出来たのは、45名。14名が、折り返し成田へ帰っていった。

59 → 45


第2チェックポイントグァム○×ドロンコクイズ
   参加者達は、グァム島で島内敢行にサンセット・クルーズと、南国気分を満喫。
   しかし、翌朝クイズ会場に現われた彼らが見たものは…そう、名物「ドロンコクイズ」のセットである。
   今や、ウルトラクイズ名物のこのクイズ形式、一部のヒンシュクと多くの支持で成り立っているのである。
   そして、ドロンコクイズの通過者は26名。ハワイへのきっぷは30枚。そこで…

  《敗者復活戦》
   一度、泥をきれいに落とした敗者達は「敗者復活・三択カルタクイズ」に挑戦。ドロンコプールに浮かぶ、1・2・3の札のうち
   問題の答えとなる番号の札を取った人が復活、というルールだ。

45 → 30


第3チェックポイントハワイ早押しクイズ
   ハワイでは、超豪華な双胴式大型ヨットをチャーター。これに乗って1対1の早押しクイズを行った。
   クイズは、海にせり出た板の上に座って解答する。2ポイント勝ち抜けだが、お手つきすると板が約30°傾く。二回お手つきすると
   傾斜が45°となって、海へドボン…と、いう仕組みだ。
   15名が、アメリカ本土へのきっぷを手に入れた。

  《罰ゲーム》
   この年は、ハワイに日本人が移民を始めて100年目。
   敗者15名は、日系移民のご苦労を偲んで日系移民の老人会でのボランティアをすることに。掃除・洗濯・草むしりに・肩揉みにと
   酷使された彼らだが、そんな彼らを見かねて一人が「敗者復活戦」をしてやってほしいと提案したのだ。
   まあ…「やらせ」云々は別にして…

  《敗者復活戦》
   クイズは、老人会に集まっていたお爺ちゃん・お婆ちゃんの「意識調査」による三択クイズ。
   15名中彼らの好みをズバリ当てた3名が敗者復活となった。

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第4チェックポイントサンフランシスコリレークイズ
   サンフランシスコは、アメリカの人に愛されている美しい町である。
   ここでは「バケツリレー・6連発クイズ」が行われた。18名の参加者は、6名づつ3組に別れバケツリレーをしてドラム缶を満タンにする。
   早く満タンにしたチームに、問題が出題されるが1つの問題に答えが複数ある「一問多答式クイズ」で、リレー方式でこれに答え
   6人全員が正解すると、チームで勝ち抜けとなる。従って、誰かが誤答するとチーム全体の足を引っ張ることになる。

   二組12名が勝ち抜けたところで、残った6名は早押しクイズに挑戦。これも一問多答式クイズで、その中から3つ答えを出さねばならない。
   このクイズを勝ち抜いた4名を加えた16名が、次のチェックポイントに進んだ。

  《罰ゲーム》
   敗者となった男性2名への罰ゲームは「消防隊への一日入隊」だった。
   消防士は、体力勝負のハードな世界。その訓練たるや、並大抵ではない。そんなハードな訓練を行った仕上げは、二人が消防の的になって
   放水されると言うもの。
   おかげで、二人とも「水のしたたる良い男」になったとか、ならなかったとか?

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第5チェックポイントヨセミテ大声クイズ
   アメリカを代表する国立公園のヨセミテ国立公園は、奇岩・絶壁・滝…何と言っても、セコイアの大樹林で知られる。
   クイズ会場は、高さ1100メートルの大絶壁「エール・キャピタン」の下に設けられた。こんな雄大な大自然の中では思いっきり大きな声を
   出したくなる、と言うものだ。そこで、ここで行われるのは「大声クイズ」だ。

   16名を「ヨセ組」と「ミテ組」の8名づつに分けて、それぞれの組から1名づつ敗者が決定する。

  《罰ゲーム》
   敗者となったのは、男女1名づつ。彼らは調子が悪かったのか、遠慮深いのか?
   罰ゲームは、大声の出し方を根本的に鍛えてあげようと言うわけで、森林を走るSL列車の「人間汽笛」になってもらうというもの。
   機関車の先頭に固定され、機関士のおじさんが紐を引くと「ポッポー」「ピーポー」と、大声で危険を知らせねばならない。

16 → 14


第6チェックポイントロサンゼルスゲスト3択クイズ
   ロサンゼルスでのクイズ会場は、ユニバーサル・スタジオで懐かしいスターを迎えての三択クイズ。
   昭和30年代、テレビの普及と共に日本のお茶の間に流れた、アメリカのテレビドラマで活躍したスターが続々登場。その顔ぶれは…
   チャック・コナーズ、ジョニー・クロフォード、ロバート・フラー、トロイ・ドナヒュー、ジョン・プロボスト、エド・バーンズ・エレノア・ドナヒュー…
   と、言った人達だ。

  《罰ゲーム》
   ここユニバーサル・スタジオには、映画の特殊メークで世界をアッと言わせたメーキャップ・アーチストがいる。
   と、なればここで敗れた男性への罰ゲームは、彼にメーキャップを施してらおうと言うもの。
   三時間後、恐ろしいモンスター顔になった彼は、そのままの顔で帰国の途に着いた。でも、空港の税関を無事通過できたのか…?

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第7チェックポイントラスベガス早押しエアロビクスクイズ
   ギャンブルの町、エンターティメントの町、イベントの町…そんなラスベガスで「ギャンブルクイズ」も芸がない。
   ここでのクイズは、ラスベガスの中心部から離れた人造湖・ミード湖へやってきて「足上げ・エアロビクスクイズ」だ。
   男女とも、レオタード姿で寝そべって問題の答えが分かったら、足を上げて早押し機を押すと言う趣向のクイズである。

  《罰ゲーム》
   ここで敗者となった女性への罰ゲームは、周囲885キロもの世界最大級のミード湖を、横断して帰ってもらうと言うもの。
   小さな浮き輪に乗って、湖をプカプカ浮いていた彼女だが…何と、どこからともなく魚の大群が押し寄せて(腹が空いていたのか)彼女のお尻を
   突っつき始めたのであった。

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第8チェックポイントアルバカーキバラマキクイズ
   行けども、行けども地平線の彼方まで道がただ一直線に続いている…そんな光景が広がる、ニュー・メキシコ州のアルバカーキ。
   ここでは、熱気球が大変なブームで見上げれば、カラフルなバルーンがいくつも大空に浮いている。そして、足元には乾燥した砂漠といばら。
   と、なればここでのクイズは「バラマキクイズ」だ。2ポイント先取で、勝ち抜けである。

  《罰ゲーム》
   後楽園で成田山のお守りを見つけ、以来ここまで駒を進めてきた幸運児も、ついに力尽きてしまった。
   独り、砂漠の大地を歩いて帰ることになった彼に、せめて荷物だけは熱気球でで運んであげようとしたのだが…
   荷物を積んだ熱気球は、彼の手を離れてフワフワ空の彼方へ…無人の熱気球をを追いかけていく彼は、地平線の向こうへ消えて行った。

12 → 11


第9チェックポイントナッシュビル双子神経衰弱クイズ
   テネシー州の州都・ナッシュビルは、カントリー・ウェスタン発祥の地としても有名な町。
   ここでは、お馴染みとなった「早押し双子神経衰弱クイズ」が行われた。下は1歳8ヶ月、上は28歳まで13組の双子が勢ぞろい。
   問題に正解すると、パネルを2枚めくることが出来て見事、双子を揃えれば勝ち抜けとなる。

  《罰ゲーム》
   アメリカでは、バースディ・プレゼントに「芸人が芸を送る」のがはやっている。
   そこで、ここで敗者となった女性には誕生日を迎えた男の子へのバースディ・プレゼントとして、リボンに飾られた箱の中から登場して
   芸を披露する、と言う訓練を受けることに。
   必死に芸を覚えていざそれを披露したのだが、相手に全くウケなかった。なぜなら、その相手は今年3歳になるオスのライオンだったのである。

11 → 10


第10チェックポイントオーランドジェットコースタークイズ
   フロリダはオーランドにある、ディズニー・ワールドはアメリカ国内はもちろん、世界最大級の遊園地だ。
   そして、遊園地に欠かせないのがジェット・コースター。中でも、垂直落下に360°回転のダブルループ…と、人間の限界に近い
   絶叫マシーンがここにある。
   ここでのクイズは、早押し3ポイント先取だがお手つきするとマイナス点の代わりに、ジェットコースターに乗らねばならない。
   そして、その間にもクイズは進行していく…と、いう仕組みだ。

  《罰ゲーム》
   遊園地の人気アトラクションに「サーカス」がある。
   ここで敗者となった男性は、サーカスに一日入団してピエロの特訓を受けた後、客の前で芸を披露することが罰ゲームとなった。
   もちろん、本人は必死・汗だくで芸を披露したのだが…いかんせん、付け焼刃の芸は稚拙で見るに耐えず、おまけにこういう芸人には
   情け容赦ないのがアメリカの人々。哀れ、彼は観客からの野次とブーイングの嵐に、飲み込まれてしまったのであった。

10 → 9


第11チェックポイントアナポリスダブルチャンスクイズ
   アメリカの青少年が、憧れを抱く「海軍士官学校」がある町、アナポリス。
   ここでは「早押しダブルチャンスクイズ」が行われた。一人が、誤答しても他の誰かに解答権が回る形式である。
   3ポイント先取で、次のチェックポイントに勝ち抜けとなる。

  《罰ゲーム》
   士官学校といえば、洋の東西を問わず厳しい規律と訓練の連続だ。
   敗者となった男性には一日入校の資格が与えられたが、まず彼を待っていたのは「髪を刈ること」つまり、クリクリ坊主頭にならねばならない。
   これには、例外は認められないと言うところから既に、厳しさが伝わってくると言うもの。その後、彼は上官にコッテリとしぼられたのは
   言うまでもない。

 → 8


第12チェックポイントアトランティクシティーギャンブルクイズズ
   ラスベガス・リノと並ぶ、ギャンブル解放区がここアトランティクシティーだ。
   ここでのクイズは「ドボンクイズ」で、カジノでお馴染みのブラックジャックの要領で、クイズに正解するとカードを1枚引くことが出来る。
   そして、カードの合計が17以上21以下になると勝ち抜けだが、22を越えるとゼロに逆戻り。
   つまり、いくらクイズに答えてもカードのめぐりが悪いといつまでたっても勝ち抜けにならない反面、2枚で勝ち抜けすることも可能なのだ。

  《罰ゲーム》
   最後まで、幸運の女神に見放された女性は少ない小遣いを、無理やりスロットマシーンに賭けさせられスッテンテンに。
   仕方がないので、小型スロットマシーンを下げて募金を呼びかける恰好で街の人に賭けてもらいながら小遣いをためて帰国の途についた。

 → 7


第13チェックポイントニューヨークマラソンクイズ
   ウルトラクイズと言えばニューヨーク、決勝の舞台はパンナムビル…しかし、今年は決勝地をパリに移し、ニューヨークは「通過点」となった。
   ここでのクイズは、ニューヨークの目抜き通り…セントラル・パークからエンパイア・ステート・ビルまで、マラソンしながらクイズを行う
   という、大胆かつ身の程知らずのクイズを敢行したのだ。

 → 7

  《罰ゲーム》
   ニューヨークでの「罰ゲーム」は、高層ビルを荷物を背負って登ってもらうと言うもの。
   敗者となった男性は山登りが趣味と言うから、打ってつけだ。しかし、本当の罰ゲームはこれからだった。
   ニューヨークにあるビルの屋上には、アスレチッククラブが設置されていることが多い。ここにある一周100メートルのトラックを使って
   フルマラソンに挑戦してもらうと言うもの。彼は、目を回しながらトラック42周を目指して走り続けた。

 → 6


第14チェックポイントロンドン迷路バラマキクイズ
   ついにウルトラクイズは、大西洋を越えてイギリスはロンドンに上陸した。
   クイズ会場は、ロンドン郊外にある貴族の家系・バース公爵のお屋敷。お屋敷と言っても、その広さはハンパではない。敷地面積は何と
   東京都の約半分(!)で、その中に農園あり牧場ありお城がありと、それはすごいのである。
   中でも特徴的なのが、世界一大きな「生垣で作られた迷路」でこれを利用しない手はない。迷路の中に問題がばら撒かれ、それを拾って
   答えて迷路を脱出すると言うものだ。ちなみに、生垣の高さは背丈をはるかに越えるので、参加者は自分の名前を書いた「ノボリ」を
   持って走らねばならない。

  《罰ゲーム》
   ここの迷路には「初心者コース」と「難コース」があり、クイズ会場は「初心者コース」だった。
   と、なれば罰ゲームは「難コース」を一人で入って行くと言うもの。敗者となった女性は、一人淋しく迷路に消えた。
   ちなみに、迷路の中にはトラが待ち構えているオマケまで付いていた。なぜトラが?って、この年はタイガースが大フィーバーを巻き起こした
   年で、しかもお屋敷の主が「バース」様と来れば…ねぇ(?)

 → 5


第15チェックポイントドーバーゲストクイズ
   いよいよ、海の向こうにノルマンディが見えるドーバー海峡にやってきた。
   ここでのクイズは、ユニークなゲストを迎えて彼らの持つ「世界一の記録」を当てる、ゲストクイズが行われた。
   考える時間は、一人10秒間。その間、何度でも答えを出していいが時間が経つと、次の人に解答権が移ってしまう。
   この「世界一の記録」と言っても様々で、集まったゲストが持つ記録も「タイツにネズミを詰め込む数」「ブーツにクリームを入れて走った時間」
   「一度に火の点いた葉巻を口にする数」「世界一の貧弱男」「鼻の頭でグリーンピースを転がした時間」「羊集めのチャンピオン」
   「家族で早食い・大食いの記録を持つ」「レンガを横に並べて持ち上げる数」「縄跳びの連続回数」などなど。

  《罰ゲーム》
   ユニークと言っても、あまりに奇想天外すぎたのか勘が働かなかったのは、唯一残っていた女性だった。
   彼女への罰ゲームは、シープ・ドッグの代わりに羊集めをすること。広大な牧場に放し飼いにされている羊を、一箇所に集めるのが仕事だが
   シープ・ドッグなら数十秒で片付く仕事を、彼女は延々一時間も走り回って挙句、羊はちっとも言うことを聞かなかったのである。

 → 4


第15チェックポイントドーバーPartUドーバー横断○×クイズ
   ゲストクイズを勝ち抜いて、空港にやってきた4名を待っていたのは「○」と「×」の旗の付いた2機の小型機だった。
   ここでクイズが出題され、正解だと思う小型機に早い者勝ちで乗り込まねばならない。定員は、それぞれ2名。正解の小型機は、そのままパリへ
   向っていくが、不正解の小型機はドーバーへUターンだ。

   そして、ドーバーを横断しフランスのキャプ・グリ・ネ岬に広がるサトウダイコンの畑に、答えがあった。それは「×」の形になるように
   植えられており、従って「×」機の二人がパリへと向い「○」機の二人はドーバーへ戻って行った。


決  勝パ   リ早押しクイズ
   ついにやってきました。花の都、芸術の町、流行発信基地のパリ。
   決勝の舞台も、それにふさわしくエッフェル塔を望むトルカデロロ広場で行われた。今年の決勝進出者は、学生と社会人の戦いだが
   二人とも20代前半と言うのは、長旅で最後は体力がモノを言ったのかも知れない。
   この日のパリは、珍しく穏やかな天候で第9代クイズ王をの誕生を、祝福しているかのようだった。  

  《戦い終わって》
   長時間にわたる決戦を制したのは、金子孝夫さんだった。
   彼は、一旦帰国した後あらためて優勝商品である「一人乗り潜水艦」を受け取りにサイパンに向った。しかし、例年素直でない商品が
   出てくるのが、ウルトラクイズである。彼も、半分疑っていたのだが…それに乗るためには、潜水服と酸素ボンベが必要と言うシロモノ。
   おかけで、優勝のお祝いにと母親に買ってもらったスーツは、あっという間にびしょ濡れになってしまったのでありました。
   お母様、ゴメンナサイ…

   ちなみにこの年は、こんな年でした♪