アンナと王様 

アジアンテイスト度☆☆☆☆☆ 役者大好き度☆☆☆☆☆ 

総合評価☆☆☆(趣味が合えばどうぞ)

(左 ジョディ・フォスタ 右 チョウ・ユンファ)

舞台は19世紀中ごろのシャム王国(現在のタイ)。精気に溢れたモンクット国王は、外国からの植民地化を拒み、新しい近代国家の形成を目指していました。古い因習と伝統を守ろうとする保守主義者たちに対して、革命の嵐が吹き荒れる激動の時代に、国王の招きで一人のイギリス人女性が家庭教師としてやってきます。彼女の名はアンナ・レオノーウェンズ。未知の国で子供たちを教育したいという情熱でシャムにやって来たのです。異国の地でアンナはカルチャー・ショックを受けながらも、情熱を注ぎ、ついには王国の運命をも変えていくことになります。

アンナは実在のイギリス人女性で、1862年に宮廷の英語教師として赴任したその体験記を1867年に発表しています。その後、マーガレット・ランドンが小説化し20世紀フォックスが46年「アンナとシャム王」として映画化、さらに56年にはミュージカルからの映画化「王様と私」として製作され、共にアカデミー賞を受賞した名作として今尚語り継がれています。

個人的にはアジアンテイスト満載で大好きです。キャスティングもジョディ・フォスタ、チョウ・ユンファとこれまたヒット。強い意志を持ちそれを実行に移すことができるアンナの姿はとてもかっこよく見えました。終盤にかけてはとてもみどころ満載です。

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