Sweet November

幸せって人それぞれ度☆☆☆☆☆  よくある話度☆☆☆☆☆

総合評価☆ (テンポが悪い!)

(左:シャーリーズ・セロン 右:キアヌ・リーブス) 

自分が成功していること。明日はもっと成功すること。それが、広告代理店のエリート社員・ネルソン(キアヌ・リーブス)にとってもっとも大切なことだった。感情に流されることを恐れて きた彼の前に、正体不明の不思議な女性サラ(シャーリーズ・セロン)が現れる。
 「あなたを私の、11月だけの恋人にしてあげる」どんな女もよりどりみどりのネルソンに、自信たっぷりに言い放つサラ。あっけにとられる彼に、サラは提案する。「1か月間、一緒に暮らしましょう。私、問題を抱えた男性を救う特殊能力があるの」シャツを脱がせる。腕時計をはずさせる。携帯電話を捨てる。そして、彼女は彼のすべてを変えた。恋という名の、11月の魔法で。悲しみの予感をはらみながら、ふたりの人生の、もっとも美しい季節が始まろうとしていた。

世の中の基準や価値観をものともせず、自由奔放に生きるサラ。一見、自分のペースにネルソンを巻き込み、振り回しているかのように見える彼女には、他人と違った生き方をせずにはいられない理由があった。決して誰にもあかすことのない理由が−−−。
相手に心を開かせるのは得意中の得意。けれど、自分の心の秘密は誰にも見せないできたサラ。彼女が心にはりめぐらせていた見えない壁をネルソンが壊そうとした時、ゲームは終わり、真実の恋が始まった。しかし、悲しすぎる幕切れを予感した彼女は、ある決心をする。美しい11月を、愛する人の中に永遠にとどめておくために ―――。

う〜ん。よくある話・・・。テンポも悪いし。ラブストーリーとしてはありふれた話で、似たような話だったら「ラブソング」や「オータム・イン・ニューヨーク」の方がおもしろかったなぁ。

ただ個人的にはラブストーリーではなく、違った見方をすると、少し考えさせられるものがあった。仕事が生きがいのネルソンと自由奔放に生き今を楽しむサラ。何が本当の幸せかは人それぞれで、どちらの生き方を選ぶかは究極の選択だと思う。一度しかない人生をどう楽しむのか。働いてたくさんお金をためて、いい車に乗って、でかい家に住むのがはたして本当の幸せか。自分に置き換え、就職活動、そしてこの先10年・20年をどうすごすかが考えさせられる・・・。

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