世界らん展日本大賞2002
        IN 東京ドーム

2002年2月23日(土)〜3月3日(日)
                   午前9時半〜午後6時まで

おもなランの紹介



ランの女王と言われる。
大輪の花を咲かせ、美し
い。ピンク系の色が最も
ポピュラーだか、様々な
色がある。冠婚葬祭にも
欠かせない花である。

カトレア



もっともポピュラーなラン
で、花屋でもよく見かけま
す。
色も多彩で、ピンク、イエ
ロー、ホワイト等。比較的
扱いも簡単です。

こちょうらん



小ぶりな花の集まりで、鮮やかな黄色が特徴。花束などによく使われています。扱いは簡単で、毎年咲かせ易いです。

オンシジューム



枝ぶりもよくゴージャスに見えます。咲いているときの管理も楽で、極端に寒くなければ温室なしでもOK。ただ、次の年に花を咲かせるのは大変です。
世界らん展2002が、水道橋の東京ドームで開催されています。
初日が土曜とあって、かなりの人出があったようです。加えて、テレビでの特番やニュ^スの情報コーナーで紹介されるなど、土日は大賑わいだったようです。
さて、散々テレビでもやっていたし、職場から歩いて5分の距離はかなり魅力でしたから、月曜日の夕方、子供のお迎え前の1時間だけ都合を無理やり作り出し、行ってきました。余談ですが、朝から職場の前は、観光バスの列・・・・。地方からツアーを組んでやってくる人がいっぱいみたい。多分、ラン展と小石川後楽園に来ているご年配の方たちです。若い人はあまり、小石川後楽園には来ないです(笑)
入場料は一般2000円、でも3時半からイブニングチケットになって1500円で入れます。割引券併用で1400円で入場しました。普段は野球をするところなので(あたりまえだが)いわゆるプレイするところが会場となって、観客が座るイスは休憩所になっていました。
入り口から入るとまず、こちょうらんのアーチが出迎えてくれます。木に切り花のランをディスプレイして並木道にしてあり、なかなか圧巻でした。
会場内はブロック別になっていて、個人、団体に分けて展示されています。個人は鉢物をひな壇に展示、賞をもらった花はOO賞と書かれたリボンをつけられています。団体のほうは、自分たちの育てた自慢のランを沢山盛り込んで、様々なアイデアを凝らし、ディスプレイしていました。また、お花の家元による作品も展示されていました。

シンビジューム



ブルー、パープルのきれいな花を咲かせます。木枠に植え、高いところからつるして栽培します。値段も高く育て方も難しいです。

バンダ

中央には、特に賞の対象になった鉢が飾られ、大賞を含む、各賞の花たちが展示されいて、やはり人だかりができていました。たかだか1時間の間に、取材のスタッフが3局も大賞の花の前で取材していましたから。おかげで大賞のこちょうらんを写真に収めるのには、時間がかかりました。順番待ち状態で、カメラを向けていても前に立ちはだかるおばさんがいたりして、なかなか撮れませんでした(泣)
大賞のこちょうらんは一株からこれだけの花を咲かせているそうです。通常、これだけ花がついていると3.・4株を寄せ植えされているのですが、花の大きさもそろってこれだけの数が咲き誇っていて、まさに女王の風格。
各ディスプレイは大賞展示のブースを中心に周りにほどこされ、その外側は花の即売ブースが軒を連ねています。かなりの安さで手に入るということで、こちらも賑やかでした。また、珍しい花も販売されていました。私は1個だと1500円。2個まとめて2000円のこちょうらんを2つ購入しました。ここでも、はじめ1個候補があって、もうひとつを選んでいる間に、はじめ決めていたほうをとなりでさらわれてしまいました。ほしかったら抱え込んでいないとだめですね(笑)
たった1時間で忙しかったですが、かなり楽しめました。来年も飯田橋で働いていられたら、また行ってみたいです。

会場内ライブラリー

会場でみかけた、ステキならんの紹介です。
いいなあ・・・と思えるのはやはりなにかしら賞をもらっていました。
季節物、ランで表現する雛人形登場!ちゃんとお内裏様とお雛様、3人官女まで表現されています。(右)

ちょっと変わったラン。ジャコバサボテンみたいできれいでした。(下)
こちょうらんの並木道。5時からのナイトスポットあてに、また違った美しさが楽しめました。(下)
トトロの森を表現した、ディスプレイもありました。なかなかごっついトトロでしたが。子供が喜びそうです。(左)
以上、駆け足で紹介してきましたが、3/3までやっているので、機会があったらぜひ行かれてみては?花は心を和ませるものです。大勢の人にストレスを感じてしまうかも知れませんが、それ以上に癒されるはずです。夕方5時からは会場の電気を消して、各スポットだけで、ライトアップするイルミネーションが今年からはじまったそうで、とてもきれいですよ。

案外簡単らんの栽培 

みっちょんの家には、8年越しのこちょうらんがあります。こんな大雑把な私の家で8年毎年花を咲かせるなんて、実は案外簡単なのかも(爆)
もともと結婚のお祝いで何鉢かいただいて、これは枯らせられないとはじめたこと。ほかにオンシジュームやカトレアも栽培しています。とりあえず、最低限の設備は必要ということで、簡単な温室にヒーター、紫外線の蛍光灯だけはそろえました。あとは適度に日光に当て、霧吹きで水を吹きかけるだけ。1年に一度、梅雨があける前に肥料を溶かした水で戻したミズゴケを古いのを取り除いた根につけかえてやって、鉢に植えるだけ。あとはほとんど肥料もやってません。やりすぎると根が腐ってしまいます。鉢は化粧鉢より素焼きに限る。根は呼吸しているから、素焼きのほうが空気が通ります。それだけで毎年咲きます。花は小ぶりだけどちゃんと毎年。こちょうらんとオンシジュームはまず毎年、花芽をつけます。カトレアは5年越しでやっと去年花が咲きました。あんがい、丈夫だけど花までは咲かないのがシンビジューム。これ、葉っぱは元気だけど、咲かせるのは難しいです。
見事なバンダ。鮮やかな青紫の花はすばらしかったです。(上)

変わったカラーのカトレア。こんな珍しい色はらん展ならでは(右)