上野探索記

 上野の森はけっこうみどこら沢山有るよ!ぶらっと定期でいいける旅
 してきました。

現在の開催イベント一覧

国立西洋美術館 「プラド美術館展」 2002.3.5〜2002.6.16 
   スペイン美術の比類ないコレクションを誇るプラド美術館所蔵の作品を公開。
   16.17世紀を中心とした絵画を多数観覧することができます。ゴヤ、ルーベンス、エル・                    グレコ、ベラスケス・・・世界を代表する画家たちの作品がそろいます。
                 一般 ¥1300  高校・大学生 ¥900 中学生以下 無料 

国立科学博物館 「ノーベル賞100周年記念展」
                     2002.3.19〜2002.6.9 

2001年、初めてのノーベル賞が授与されて100年を迎えました。今までに物理・化学・生理学・医学・文学・・・・様々な分野で功績をあげた人々や団体に賞が授与されてきました。世界の授与者だけでなく、日本人授与者のコーナーもあり、今までのそしてこれからのノベル賞についてわかりやすく説明されています。                                              一般・大学生 ¥420  高校生以下 無料

東京国立博物館 「韓国の名宝」 2002.6.11〜2002.7.28

2002ワールドカップ開催記念として、両国の相互理解と友好を深めるため、開催されているそうです。展示品は紀元前3000年から20せいき初頭までの、270点。土器、陶磁器、青銅器、彫刻、絵画、書跡、服飾・・・・様々なジャンルにおよんでいます。
             一般 ¥1300  高校・大学生 ¥900 小学・中学生 ¥400

東京芸術大学大学美術館 「油画の自画像展」 
                    2002.4.26〜2002.6.30

日本の芸術大学の最高峰、東京芸大卒業生が描いた自画像を展示しています。日本を代表する画家たちが学生時代描いたエネルギッシュな作品を観覧でします。佐伯祐三、大沢昌助、青木繁・・・他沢山の自画像を展示しています。
              一般 ¥700  学生 ¥400  中学生以下 無料

旧岩崎邸庭園

明治29年、日本の建築史に残る洋館が建設されました。三菱の創始者、岩崎家本邸は近代西洋建築を取り入れたすばらしい建造物であります。数少ない木造西洋建築の洋館、書院造りの純和風建築の和館。そして当時はハイカラなビリヤード場として建てられたスイスの山小屋風建造物。庭園は、和洋併設の見事で広大な敷地で、近代庭園の初期の形を残しています。
           一般 ¥150  小学生以下・都内在学、在住の中学生 無料

東京都美術館 「マルク・シャガール展」
           2002.4.20〜.2002.7.7

20世紀を代表する画家、シャガール。彼を知らない人はいないほどメジャーであり、また作風は幅広い年代に知られ支持されてきました。ロシア系ユダヤ人として生まれ、97歳で生涯をとじるまでの波乱万丈な生活のなかで生まれた、数々の作品を多数展示しています。シャガール自身が気に入り手元において、その後家族に贈与された秘蔵作品も展示されているので見ごたえたっぷりです。
   一般 ¥1300  学生 ¥1100 小・中・高校生 ¥600
ということで、シャガール展は自分の目で見てきました。シャガール=版画のイメージが強いのですが、今回は油のみ。しかも初期の作品から晩年まで、時代とともに展示されているので一人の作家の歴史が順序だって観覧できて大満足でした。ユダヤ人であるがために、様々な辛い思いをし、第一次世界大戦を経験、そんな中、人が人を殺めることに抗議して、宗教画的な作品も当時数多く残しています。また、最初の妻と子が必ず作品には登場し、妻をモデルにシャガール独自の作風が確立されてきたようです。幻想的な作品の中に、よく登場するやぎや花、男と女・・・・ぱっと見、色合いがきれいでメルヘンをおもわせるようですが、よく見れば光と影、後ろめたいような影の部分がひそんでいて、哲学的要素を感じることができると思います。今まで、代表的のシャガールしか見たことがなかったのに、生涯を通じての作品を一度に見られて、とても感激しました。

    開設!120周年!!上野動物園

動物園といったら、「上野動物園」が思い浮かぶ、誰もが知ってる動物園。正確には、東京都恩賜上野動物園といいます。私も幼少のとき、親に連れられて行った記憶が・・・。パンダ・・・あまりの人に見ることすらできなかったなあ・・・・(笑)
先日、平日休みのとき、一人で動物園めぐりをしてきました。動物園・水族館大好きな私といたしましては、定期券で行けて安くて沢山の動物園があってうれしい。スイカでタッチアンドゴーして上の駅へ・・・。平日だから、さぞゆっくり見れると思いきや、幼稚園、小学校の遠足に修学旅行生、韓国や中国の団体旅行者が入り乱れてて、そりゃ賑やかでした。でも、団体さんが行き過ぎると静かだから、休みの日よりはゆっくり見れましたよ。朝の9時半にはパンダの前にいました。この時間は、皆さんお食事中。竹をかじるパンダや骨肉をかじるトラ、草をはむキリンや象がすぐそばで見れて楽しかったです。写真も沢山撮ってきましたので、さっそく紹介したく思います。が、報告者がみっちょんですから、かなり偏りのあるマニアック動物が集中するかもしれませんが(笑)
                     一般 ¥600  中学生 ¥300  小学生以下 無料
上野動物園は不忍池を含む2ブロックに分かれていて、モノレールも公園内に走っています。順番にリニューアルされ、檻からガラス張りの動物舎へと変わりつつあります。
動物たちの慰霊碑。公園内のひっそりとしたところに慰霊碑があります。
120年の歴史を誇る上野動物園は、沢山の動物とお別れしてきました。そんな動物の魂をまつる慰霊碑があります。戦時中、泣く泣く毒を盛られ、天に旅立った動物たち、芸をすれば餌をもらえると飼員員の前で必死に芸をする象の話は有名です。そんな悲しい歴史を背負った動物たちや天寿を全うして旅立った動物たちをまつる慰霊碑の前では、神妙に祈れずにはいられません。
不忍池は様々な鳥や亀、魚が憩う上野動物園内の池。噴水や蓮の花が咲いて安らぎを与えてくれます。
しかいs、近年、飼われていた亀や犬、猫を捨てに来る人が多く、亀などはかなり数が増えているそうです。大きくなって飼えなくなったから・・・・。動物園だったら育ててくれるから・・・。生き物にはどんなに小さくても命があります。飼うんぽだったら、最後まで面倒を見る覚悟じゃないと、飼われた動物は不幸です。
魚の種類は鮒、鯉の類から雷魚まで。都会の池にも様々な魚が泳いでいるんですね。

ジャイアント・パンダ

いつの世もアイドル動物であるパンダは人気者です。繁殖力が弱いため、人工授精で子孫を増やすのがあたりまえのようですが、それでもなかなか増えないそうです。現在、ここにいるパンダはオスのリンリン。ちょっと前まで、繁殖のため、メキシコの動物園まで結婚の旅をしてきたそうです。赤ちゃんが生まれるといいですね。ところで、パンダは性別の判断もむずかしく、人気者のトントンはずっとオスと信じられてたそうですが、実は何年もたってメスと判明した笑い話もあります。

アジア・ゾウ

上野動物園で、もっとも昔から飼育されてきた象。寿命もながく、人と同じくらい生きる動物です。地上の動物では最大級。やさしい目の穏やかそうな象ですが、実は案外気性は激しいそうです。あの巨体ですから、怒らすとかなり恐ろしい動物。野生の世界ではライオンすら避ける存在のようです。
誕生以来25年間、上野ですごしたメスのアーシャが結婚のため、横浜の金沢動物園へ行ったそうです。
象に次ぐ、最古の歴史を持つサル山。ちゃんとボスがいて集団で生活しています。この季節、過ごしやすいのか、ひなたぼっこや毛づくろい、子供たちは元気よく走り回っていました。
写真の猿は、体重計の上で昼寝。のんびり、ゆっくり暑くなく寒くなく。今をのんびり過ごす猿たちを眺めているとなんかほっとしました。

ニホンザル

ホッキョク・シロクマ

これから先、彼ら達には暑くて辛い季節になりそう。うろうろ落ち着きなく歩き回っていました。下には池があって、気が向けば泳げるようになっています。
シロクマのほか、ヒグマ、ツキノワグマ、マレーグマ等々、何種類かの熊たちが飼育されています。

トラ

ただ今、お食事中。ガラス張りのため1メートル以内のところで骨をかじるトラが見られました。
最近トラとゴリラの飼育場所がガラス張りのきれいな檻になりました。上野では、トラとゴリラの繁殖のため、近県の動物園から集められているそうです。この足、牙を見るとこの真近からの見学はかなり迫力満点です。

マウンテン・ゴリラ

類人猿の中では、オラウータン、チンバンジーと並ぶ高い知能を持ったゴリラ。道具を使ったり、親子の情愛を見せたりと頭のいい動物です。近年、メスのモモコに生まれた桃次郎はアイドル的存在。子育てする姿はほほえましく、心を和ませます。

コウテイ・ペンギン

その名のとおり、ペンギンの王様。体も大きく首の下の黄色の毛が特徴です。
ペンギンって南極の寒いところの生き物ってイメージだけど、赤道直下にいる種類もいるんですよ。マゼランペンギンやフェアリーペンギンなど沢山の種類がいます。

キリン

動物園には必ずキリンはつきものですね。奥のキリンは長い首に物を言わせて、柵の外の草まで食べています。
野生のキリンは、アカシアなどとげのある木の芽を食べていますが、動物園ではやわらかい草のようです。ところで、あんなに首の長いキリンですが、骨の数は人間と変わらないとか。つまり骨のひとつひとつが大きいのね。

シロサイ

サイも絶滅を心配される動物。特徴野ある角が珍重され、高価な漢方薬の材料になることで乱獲されてしまったそうです。
人間の勝手で動物がいなくなってしまうのは、辛いことです。
鎧のような鈍重な体は、まるで戦車のよう。でも草食獣、のんびりが似合っているようです。

コビトカバ

名前のように、普通のカバより小さくてかわいいカバ。豚くらいの大きさです。てかてか光る体は、常に水の中で過ごしている証拠。カバは危険を避けるほか、重い体重を支えるために、水の中で生活します。大きな口をあけている姿はユーモラスですが、あごが外れないか余計な心配をしてしまいます。

シマウマ

動物園には必ずいるシマウマ。きれいなストライプは不思議です。大型草食獣であり1ぴき1ぴきは弱くても、何匹か集まれば、ライオンさえ追っ払う一面ももっています。案外、気性が荒いそうですよ。後ろに立つ機会があれば蹴られてしまう恐れがあるそうです。

オカピ

とっても珍しい動物でしょ。らくだとシマウマが混ざってしまったような不思議な体。でも、キリンの仲間だそうです。
つがいなのかな?!2匹仲良く餌を食べていました。

フラミンゴ

とっても美しい鳥です。美しい羽の色は食べる餌によって変わるとか。
フラミンゴを見ると、クリストファークロスのレコードジャケットを思い出すのは、私だけかしらん。
実家のほうにフラミンゴを眺めながら食事ができるレストランがあったのだけど、今はあまり聞かないから・・・・・になってしまったか?!

ワニ・ワニ・ワニ (ルンルン)

大好きなワニに会えて、幸せ〜〜〜。この右側のダレダレワニは最高でしょ!!爬虫類館もあたらしなって充実しています。目玉は10ウンメーターのナイルワニ。残念ながら水の中で撮影は出来ませんでしたが、まるで丸太のようなワニを眺めていれるだけで、幸せ感じてます。コビトワニたちもなんとも愛らしい。50センチくらいにしかならないのだったらたとえ家族に反対されても絶対飼っていたとおもいます。

オオサンショウウオ

天然記念物としてあまりに有名。でもじっと眺めていると案外かわいい奴ですよ。やっぱ私って変な奴かしらん。

アロワナ

とにかく種類の多いアロワナ。でもこの姿、愛らしいでしょ。熱帯魚はじめて夢はアロワナ飼育だから、こちらもしげしげ眺めてきました。ゆっくり雄大に泳ぐ姿は王者の風格あり。

コモドオオトカゲ

名前をきくとなんか小さそうだけど、おばけトカゲのほうがピンときそう。青い舌をチロチロ、かわいいんだかこわいんだかわかりません。

ガラパゴス・ゾウガメ

亀の王様。のんびり、ゆっくり・・・というより動かない!!やさしくって不思議な存在って感じです。その昔、船で長旅をするとき、食料として積み込まれていたそうです。

陸イグアナ

こちらもだれてます(笑)
イグアナもかわいいでしょ。なでなでするのには勇気がいるけど。

ヘビ

ヘビは毒を持つものと体長が大きく締め付けることで獲物を獲得するものに大別できます。見ているのは平気なんだけど、触るのは無理だな〜〜。
右はガラガラヘビ。他、アナコンダやキングコブラもいました。

ふれあい広場

公園内には小動物と子供達が触れ合えるスペースがあります。
やぎ、あひる、がちょう、うさぎ、モルモットなどおとなしい動物が放し飼いにされていて、自由に中にはいることができます。おとなしい牛や豚なども簡単な柵ごしにながめられて、子供達に人気のスポットです。
以上、みっちょんが伝えるかなり趣味モード入りっぱなしの、上野動物園レポートです。
いくつになっても動物って心を和ませてくれる存在。機会があったら、足を運んで下されば、幸いです。