IT社会 インド  巨大市場 インド  急成長 インド  ・・

いろいろ報道されていますが

私が行ったインド北部の一部の地域では


多分 そんなことばさえ知らない  生きていくだけで精一杯の

喧騒と貧困の国 衝撃的なインドでした

それでも 悠久の歴史を誇り 神々と信仰の国インドは 魅力的でした






一日目



成田空港のC8ゲートに行ったら おぉお〜〜インド人がたくさんいるぅぅ
耳をダンボニして ワケワカメの言語が行き交う中に 身を潜めてる内に時間

日本航空 471 直行便に乗り込み
 途中 真白なヒマラヤ連邦を見ながら 映画 「電車男」 を見てウトウトしたら

9時間50分でデリー到着

ナマスカール (こんにちは〜)


閑散とした倉庫のような空港から 即 バスに乗り

車線も引いてない 大きなひろ〜〜い道路を けたたましくクラクションを 鳴らしながら 

カーレーサー並に走り抜き ホテルに到着


夜食用に 生野菜の入った大きなサンドイッチを配られるも

生水  カット果物  生野菜  ヨーグルトは 自重してください」と

言われてたので 寂しくペットボトルのお水を飲んで 一日目の眠りに付きました






二日目


朝6時にイスラム教のコーランの音で目がさめ テレビを付けたら・・・
インド人がニュースを・・・当り前ぇぇ〜



  


外は街頭も無い真っ暗な中を すでに自転車や三輪バイクに大きな荷物を積んで 人が動き出している


気温は朝晩5度前後 日中は24〜5度で 半そでにカーデガンを羽織って

 いざ〜出発!

建国の父 マハトマ・ガンジーが 荼毘に付された場所に造られた記念碑


灰は聖なるガンジスー川に流された 
ラージガードを見学

どこも厳しい警備に守られ 綺麗に清められてお香がたかれ マリーゴールドが飾られていた

その後 世界遺産  フーマユー廟  を見学


        


独特の香りのする黄色い大小のマリーゴールドの花はレイに作られて 
お寺はもちろん イベント会場 歓迎のしるしに私たちの首にもかけてくれました
此処では 「尊敬の花」 といわれるそうです   綺麗でしょう〜♪


    


サリー店に行き

    



その後は 国際線よりも厳しいチェックを何度も受けてパトナ経由で2時間40分 
ヒンドゥー教の聖地  
ベナレス に到着





バスの中から見ると〜 

いやーー  もおぉお〜〜〜う 衝撃的ですっ! これがインドなの?  うわあーー

街中に 大きな牛と犬が横行し ゴミと糞まみれでぐしゃぐしゃの道路 

バラック小屋が続き 鼻をつく異様な悪臭が満ちて 

 埃りまみれの路上生活者が 街中に溢れうごめいている



特に乳幼児 子供 障害者の姿は悲惨

ヨチヨチ歩きの子供までが はだしで車の間を縫うように口に手を当てて「食べるものをー」

下半身不随の障害者が道路に寝そべって手を出し 両手に子供を抱いた母親 自分の傷あとを誇示する者 

何故か・・大人が抱いてる乳飲み子の目が見えなかったり 手足が無かったり

動物と一緒にゴミ山をあさる親子  牛が寝そべってる脇に人間が寝てたり



 その惨状に 身のすくむ思いに鳥肌が立ち 直視出来ず目をおおわずにいられません

毛布に包まり 骨と皮だけの細い手足を折り曲げた男達が すがるように

うつろな目でジートして並んでいる あの光景・・・・・・・


    

    



この悲惨な状況を写真に撮るのを見つけれれたら もぉー大変
「マネィー」とそれは異常な位に追い掛け回され
一人にやるとそのあとに何人も追いかけてくるので バスのカーテンに隠れてこっそり写しました

放し飼いの犬にかまれて 狂犬病で亡くなる人は年間3万人
聖なる牛をはじめ 馬 猿 イノブタ ニワトリ アヒル ヤギ らくだ・・・

全てが人間と境のない生活をして
ツアーのお仲間81歳の長老は 「此れは戦後の日本より酷いっ!」・・・





ベナレスの人口は150万人 ちなみにインドの総人口は10億1千万人というたいへんな国です
宗教は、ヒンドゥー教徒80%で カースト制度も田舎に行くほどしっかりと残ってます



学校は5523制度で 就学率は50% 文字の読めない大人が60% 子供40% います
キチンと制服を着た子供の脇を 泥まみれの子供達が走り回って物乞いをしていました


ホテルに入っても 余の強烈な印象にショックで食事が喉を通らなかった・・・
明日はガンジス川の沐浴見学・・・どんな光景なのか・・・


 


三日目


早朝5時にホテルを出て   

人がやっと通るくらいの暗い細い道を 物乞いと物売りをかき分けながら抜けでると

霊的な光あふれる街 聖なるガンジス河が 洋々とながれております





曇り空でも ご来光が ぼんやりと出てくれ


川面に映える太陽の光の交錯が 特別神秘的な光景に見えませんか〜?







思ったより汚れていないガンジス河を 船に乗って対岸から見学

熱心に沐浴をする人  祈る人  洗濯する人  顔を洗う人  死体を焼いてる人  物売り  物乞い・・

もぉおお〜〜様々  何でもありの世界に ただ・・驚くだけでした



    



ヒンズー教は亡くなった人を火葬場で焼いて 灰はガンジス川に流します
火葬の出来ない貧困な人は 動物と一緒にそのまま流します

丁度 川岸で粗末な担架に乗せられ 
焚き火をしてるかの様に 焼かれている場に遭遇・・・合掌


大きな 広いガンジス川は 静かに全てを包み見守り 
 信仰の川に相応しい 偉大なる川でしたね






その後
巡礼者のめざす聖地 黄金寺院 (ヴィシュワナート寺院) を見学

銃を持った兵士が監視するなか 金塊850キロの黄金寺院を外から見学
 ヒンドゥー教徒しか入ることが出来ず 撮影禁止


一旦ホテルに戻り朝食を取り 午後から「サールナート」へ


    



2500年前に生を受けた仏陀が 
初めて説法をした所で 遺骨が安置され 二段重ねの珍しい仏塔です

周りは遺跡公園として整備保存されてる 仏教徒の聖地
隅っこで ジーと佇んでる若い男性が・・・


余の悲惨さに 気のめいる事の多い今回の旅で
満開に咲く ブーゲンビリヤのピンク色に心がすくわれました



  



途中バスが到着すると 

駆け寄ってきて笛を鳴らす蛇使いや クマを調教する人達に

写真を写すだけでしっかりチップを取られマチタ



  



ホテルの枕銭やお手洗いのチップには5〜10ルピーで
 1ルピー2円60銭でしたから わずかな金額ですが違和感がありますが

 ここインドに限っては 
この位のお金で潤い喜んでくれるなら〜と言う気持になりましたね

特に 子供たーちっ!!

小さなアメ玉ひとつで こんなに喜んでくれる可愛い子供がいるでしょうか〜?
例え一時でもしっかり抱きしめて 
お腹いっぱい食べさせてあげたかった 心残りのオババですぅ






この後は   サライ駅から夜行汽車に乗り  アグラまで出発 GOー

この電車がすごいのよ〜〜〜〜いよいよ〜〜旅行も後半になりました。





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インド旅行
2005/12/06〜12