



ガイドブック(わがまま歩き・ソウル)より
「極上の味を焼肉に求めている人におすすめ。体によいとされている銅の焼き網を使い、こだわりのくぬぎの木炭で焼きあげた肉の味はどれも格別。特性の塩とごま油で食べる特大生カルビ3万W、タレの味も絶品の特大味付けカルビ2万5000W、ケジャン3万W、牛タン2万5000W。アットホームな雰囲気のなかで最高の味が楽しめる。」・・・・「それ!」会長が決めた。わら。よし、決まり。「どこ?」「そこ!」「100メートルもない・・・。」「タクシーは使えないね。」「しょうがない。歩いていこう。」「かさどーする?」「フロントで借りよう!」ってことになった。「ラストオーダーが、9時半ってよ。」そのころ、時間は、8時になろうとしてた。まだ十分間に合う。「行こうか。」「うん。」
私たちは、数時間、休憩をしてたので、少し元気になってた。私は傘を持った。みんなはフロントで借りればいいじゃんといったけど、せっかく持ってきたので使いたいと、言った。フロントに下りて、みんなが傘を借りている間に私はフロントのお姉さんに「ここにいきたいのですが、1番濡れないコースをおしえてください。」って。フロントのお姉さんはけっきょく、うそをついた。私たちは1番濡れないコースを帰り道に発見したから。聞いた出口から出るんだと雨にぬれないように頭に一生懸命地図を覚えて(実は少し方向音痴)、傘はどこで?って聞くと、ベルボーイと指を指されたので、その方向を見るとふたりが傘を持って戻ってきてた。「ケイちゃん、傘隠して!2人で1つっていわれたのよ。」「えー」あたふたしていると、会長が、そっか・・・と他人のふりをして歩き出した。いっしょじゃないと思われたらいいのよ・・・。確かに。私たちは、まず地下道の入り口を目指して、暴風の中歩いた。数メートルでべちょべちょ。でも、地下道についておどろいた。露店が店を開いていたのだ。下着やさんがあった。ロンちゃんが下着を
一組買った。なんでも、サイズの表し方がちがって、Bでよかったそうだ。大か小しかないのか?とふと思ってしまったけど、どう違うのかまで聞かなかった。靴下やさんがあった。う・うれしい。このくさりかけた靴下を脱ぎ捨てられる。ぐふふ。びとんの柄に似た靴下を選んだ。100円。お値段にびっくりして、ロンちゃんと会長は10足づつ買った。私もあとで、10足買えばよかったと思ったけど、その横のバックやさんで、500円のバックを2つも衝動買いしてしまったのだ。そして、また、地下道をでた。そこの出口からは10メートルぐらいだ。あったあった。カタカナでノビチブ。これだ。日本語でくぬぎの炭火。間違いない。みょんどんは、風雨が激しいのにネオンがきらきらしてて、私たちは少し元気になった。入口にはいると、いきなり、「えなりかずき」の色紙が目に入った。日韓の有名人の写真付き色紙がづらづら張ってある。ラーメン屋さんみたい。えなりかずきとは、微妙。となりにはダチョウクラブのリーダーのサインもある。ますます、微妙。2階にどうぞといわれて入っていく。靴を脱いで板の間に座った。ロンちゃんが寒い寒いという。彼女は冷房の風の真横にいた。代わろうか?っていっても、遠慮して動かない。寒いといわれるより代わってもらったほうがいいんだけど、動かない。メニューが来た。特大生カルビを1つ、味付き生カルビを2つ、ビールを2本頼んだ。しばーーーーーーらくすると、くぬぎの炭火がやってきた。あったかい。