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マジックジョンソンに接近遭遇 
  
 憧れのマジックジョンソンのチケットが手に入りました。毎日学校のある私にはチケットを買いに並ぶことはできません。マニラ日本人学校バスケット同好会のメンバーである私は、ドライバーさんにたのんでチケットをとってもらいました。バスケット大国であるフィリピンにはNBAではなくPBA(フィリピンバスケットアソシエーション)があります。退勤時間を心待ちにしていた私たちは、いよいよPBAスタジアムに向いました。私たちの席はゴールポストのところのパイプ椅子の席。まるで市民体育館のアリーナに降りてきたような感じです。パンフレットを買い、興奮覚めやらぬまま、あたりを見回すと、なんとテレビでしかみたことのない、憧れのマジック・ジョンソンがいるではないですか。始めは、これは本人ではなく似た人なのだと思い、目の前にいることが信じられない状態でした。良く見てみるとやはり本人でした。マジックはシュートの練習をしています。リバウンドボールがはじけ、私の目の前50センチのところまでやって来ました。すっくと立ち上がると、2m9cmの彼の頭は椅子から遠く離れているせいか、とても小さく見えました。
 いよいよNBA模擬試合が始まりました。相手はジャバ、何とブルースリーの死亡遊戯に出た人です。ほとんど飛ばずにダンクしています。試合が始まると、マジックのあの独特のパスがたくさん見れて、中学のときバスケット部だった私は、興奮してその晩全く眠れませんでした。
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