脱臼・肉離れ

脱臼 ☆脱臼は関節が外れることで、関節周囲の靱帯、筋、腱、血管の損傷を伴うことが多い。 特に肩、肘、指に起こりやすい。適切な治療をしないと、関節が動かなくなったり、脱臼が習慣性になる恐れがあります。

症状 ☆関節が変形し、腫れて痛む。脱臼したままの関節は、自分では動かせない。 手当 ☆患部をできるだけ楽にし、上肢ならば三角巾を利用して固定する。 ☆脱臼をはめようとしたり、関節の変形を直そうとすると、関節周囲の血管、神経などをいためることがある。 ☆できるだけ早く医師の診療を受けさせる。 肘内障 こどもに多く見られる肘関節の亜脱臼で、真の脱臼ではない。手を強く引っ張った時に起きる。肘の痛みのため、腕をだらっと下げ動かさなくなる。直ぐに医師の診療を受けさせる。

肉離れ 背筋の肉離れは、不自然なかっこうで重いものを持ち上げたときなどに起こる。 大腿、下腿などの肉離れはスポーツ外傷に多く、あまり運動をしない人が急に運動したり、筋肉に力が入って収縮しているところを強く打った場合などに起こる。 手当 ☆冷やして安静にする。背筋の場合は、マットレスの下に板を入れる。 ☆激しい痛みがあるときには、医師の診療を受けさせる。