避難経路図の作成

 自分が避難する「避難所」がどこにあるのか、自宅からどのような経路を通って行くのが一番安全なのかを事前に確かめて書き込んでおきましょう。

(1) 狭い道は倒壊物などで通れなくなることがあるため、なるべく広い道を経路にしておきましょう。
(2) 危険と思われるブロック塀や、避けた方が望ましい階段や橋を書き込みましょう。
(3) 交番、駐在所、市役所、消防署、病院など役立ちそうな場所を確かめて書き込んでおくとよいでしょう。
(4) できればいくつかの避難経路を用意しておきましょう。
 


視覚障害のある人は?

 視覚障害のある人、特に重度視覚障害者が歩くための地図には、頭の中に記憶する地図(メンタルマップ)と手で触る地図(触地図)とがあります。

「避難所」までの避難経路を見つけるときには、目の見える人と一緒にいくつかの経路を実際に歩いてみて、道路の様子や周囲にどんな建物があるのかなどの情報を伝えてもらいながら決めるのがよいでしょう。


肢体不自由のある人は?

  • 日頃、車いすで移動している人、非常時には車いすを使う人の場合には、「避難所」まで車いすで実際に移動してみましょう。途中の段差、放置自転車や路上に置かれた看板など避難時の妨げになるものがないかを調べ、地域自治会や隣近所の人と具体的な避難方法などを相談しておきましょう。
  • 震災発生時に倒れる恐れのある電柱や建物などをなるべく避けた経路を見つけておきましょう。
  • 地図は、救助に来てくれた人が分かりやすいように、玄関などの目に付くところに貼っておきましょう。また、非常持出用品の中にも入れておきましょう。