地震発生後、襲ってくる津波から身を守るためには

ここでは地震と津波の関係、津波発生のメカニズムの詳細は省略します。

地震の発生によって100km〜500kmの範囲の海底が隆起したり陥没すると、海底の変化に応じて海面が凹凸し、それが四方八方に広がって海岸(陸地)を襲います。これが地震津波の代表的な原因です。
  マグニチュード7.7以上の地震の場合は、大きな津波が発生します。また、震源の深さが70kmより浅い浅発地震(せんぱつ)の時も起こりやすくなります。

高齢者や身体の不自由な方、小さなお子さんなどの避難の手助けを!!


地震を感じたらすぐに避難

津波から身を守るためにはすばやい行動が生死を争います。津波の伝わる速さは時速数100kmになる場合があり、津波が見えてから逃げても間に合いません。
また、津波警報・津波注意報が発令される前に津波が来襲する場合もあり、強い地震や長時間の揺れを感じたら、急いで海岸から離れ、高台など安全な場所に避難してください。
また、揺れを感じなくても、警報、注意報が発令されたときは、ただちに避難して下さい。

海岸を離れ、高い場所へ避難する。


逃げるときは、海岸から「より遠く」ではなく、「より高い」場所を目指して避難します。
また、津波の襲来が予想以上に早く、高い場所などへの避難が間に合わないようなときは、できるだけ高くて頑丈な建物(コンクリート)の上(3階以上)に逃げてください。

揺れが小規模でも決して油断をしない。

体で感じる揺れ方(震度)と地震の規模(マグニチユード)は別です。揺れを小さく感じても、大きな津波が襲来する可能性があります。弱い揺れでも長時間続くような場合は、油断をしないでできるだけすばやく避難してください。

警報・注意報が解除されるまで海岸には近づかない。

津波は何度も繰り返し襲ってくる場合が多く、第1波よりも第2波、第3波のほうが大きいこともあります。第1波で油断しないように十分注意してください。
また、警報や注意報が解除されるまでは海岸付近には絶対に近づかないようにしてください。

正確な情報を入手する。

ラジオやテレビ、防災無線などから正しい情報を入手し、冷静に行動してください。