2003.6.6
「関ヶ原はオススメですよ!」

   
       笹尾山山頂の石田三成陣跡から南を望む

 社会科の授業は,もうすぐ「信長・秀吉・家康」の時代に入ります。「信長・秀吉・家康」と言えば,愛知県が誇る三英傑です。興味を持つ子も多いと思います。そして,ときにはそういった興味が将来の進路を左右することもあります。
 私は史学科出身です。小学校4年生のときから興味を持つようになりました。その後,“歴史大好き少年”になったきっかけはこうです。親戚が岐阜県関ヶ原町の隣の上石津町に住んでいました。年に何回か行っていたのですが,あるとき,行きの道中で「徳川家康最初陣跡」という看板が目に入ったのです。私は,「こんな所に,あの有名な家康に関係のあるものがあるの?」とビックリしたのでした。そして,その看板がどうしても気になり始め,帰りに「あそこへ寄ってよ!」と父に頼んだのでした。
 そこはまさしく,天下分け目の関ヶ原の合戦(1600年)の際,家康が最初に陣を構えた場所でありました。大きな石碑と立て看板があり,簡単に説明がしてありました。「家康が本当にここへ来たんだ!」と分かり,当時の私はワクワクしてしまいました。以来,私は“歴史大好き少年”になったのです。その興味は持続しました。そして結果的に,大学でも史学を学ぶことになりました。今は6年生の担任ですから,授業でも歴史をやることができます。それが何よりうれしいのです。
 子ども時代の興味・関心というのは,その子にとって思ったよりも影響力があるものなのでしょう。だからこそ,子どもたちには夢を持ち続けて欲しいのです。そして,それを支援していくのも教師の大切な役割だと思っています。
 「史跡めぐり」をするなら,関ヶ原は超オススメです。まず,史跡がいっぱいです。有名武将が陣取っていた場所ごとに石碑等が建っています。これを歩いてめぐると結構な時間がかかりますが,何やら武将になった気分になりワクワクしてきます。道中は東海自然歩道になっている所もあり,ハイキングもできます。春には山菜も採れます(マムシに注意!)。興味のある子を連れて,ガイドさんとしてめぐっても面白いなあ。。。と思うのですが,こればかりは実現不可能だな。。。

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