平成14年度3年3組学級通信「あっとらんだむ」(後期分) ※3月24日(月),100号をもって廃刊。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
bX7 弥生18(火)発行 「あっとらんだむ」のタイトルで振り返るこの1年
bX4 弥生13(木)発行 将棋の話 ◇ 私は将棋が好きだ。とくに中学生の頃には熱中した。そのとき,一応「初段」の免状を頂いたけれども,アマチュア将棋の段位認定は“水増し”がフツーだから,実質は2級くらいだったろう。当時は相手をさがすのに苦労した。家族は弟がわずかに指すのみ。まともに指せたのは,中学校のクラブ活動(週1回。ちなみに部活は軟式テニスだった)だけだった。 ◇ ちょうどその頃,ファミコンに将棋ソフトが出現した。「へえ〜,ファミコンが将棋を指すのか!」と驚いた記憶がある。しかし,棋力はかなり低かった。2級くらいの私でも楽勝できたから。。。あれから15年。私はほとんど将棋を指さなくなった(たまに教室で子どもたちと指すくらいかな)。もう棋力は3級以下だろう。そして,コンピュータの方は格段に進歩した。何と,今の棋力はアマ4〜5段だという。今の私では到底太刀打ちできないはず。。。そして先日,機会があって,数年前に発売されたパソコン将棋のソフト(アマ3段くらい)を相手に1局指してみた。数十手指して「あ〜,これはホントに強いらしい。。。」と思った。案の定,100手に届かぬうちに負かされた。 ◇ 今のコンピュータは,確かに強い。コンピュータの強みは,調子の波がないこと。人間は,すごくいい手も指せば,信じられないような悪手も指す。コンピュータはそういうことがない。常に一定レベル(しかもなかなか高レベル)の手を最後まで指し続けることができる。また,「あ〜,何となく怖いな,指しづらいな。。。」という感情がない。常に客観的である。「動揺しない」というのは,勝負の上では大きな武器となる。 ◇ 最近,教室で将棋が流行っている。私が将棋盤を教室に持ち込んでいるのだ。休み時間,自由に指していいことになっている。子どもたちの熱中ぶりはかなりのもので,よく取り合いになったりするくらいだ。将棋クラブ顧問としては,なかなかうれしい光景である。先日,クラブ見学があったけれど,将棋クラブに入りたいと言ってくれた子もたくさんいた。そういうヤル気のある子がたくさん入ってくれると,クラブもますます楽しくなるな〜。3組の皆さん,来年度の将棋クラブをよろしく!
bX3 弥生12(水)発行 あれは“渾身の作品”だった。。。
◇ 教師の中にもよく「絵なんてのは,子どもの個性を尊重して,自由に描かせればいいんだ」と言う人がいますが,私は反対です。「自由に」という言葉,教師が授業において使うときには注意が必要です。つまり,指導すべきことは指導しなければなりません。指導すべきことを指導せずに「自由にしなさい」と言うのは,ただの“無指導”です。“指導の放棄”です。間違っても子どもの自主性を尊重しているわけではありません。 ◇ 今回の自画像。私は子どもたちにいろいろなことを指導しました。最も大切なのは「かたつむりの線で描く」ということ。そして「色は少しずつ丁寧に塗る」ということ。指導すべきことは徹底して守らせます。それでいて,それぞれの絵は個性的になります。実物を見ていただくとよく分かります(今も作品の一部をHPにて公開中)。子どもたちの“渾身の作品”,私にとっても大きな財産となりました。。。 bW1 如月26(水)発行 いっぺん読んでみんせ〜の ◇ 正月,実家に帰ったときに,母と方言の話をしていました。「三河弁」と「岐阜弁」の話です。私は知立に住んで丸10年です(結構長いですね〜)。でも,あまり三河弁をしゃべることはありません(「〜じゃん」「〜じゃんねー」はよく使います。言いやすいし,使いやすいと思います)。かといって岐阜弁全開!というわけでもありません。きっと,共通語・岐阜弁・名古屋弁・三河弁が混じった,ヘンな言葉になっているのでしょうね。。。。 ◇ せっかくなので,岐阜弁のご紹介を(三河弁でも使う言葉があるかもしれません)。
【参考文献】『岐阜弁やて!』(松尾一著/松尾出版) bV9 如月24(月)発行 新幹線の車窓から。。。 ◇ 以前にも「私はやっぱり山が好き」と書きましたが,それは確かなようです。先日,東京に出張したので新幹線に乗りましたが,読書する以外はず〜っと山ばかり眺めていました。朝は,6時20分に名古屋を発ったので,ちょうど日の出に遭遇しました。それにしても,日の出前後の山並みの様子には,何とも言えないものがあります。
◇ 東京行きの新幹線に乗っていると,これは絶対見たいというものがあります。富士山です。この日も私は,その時をずっと待っておりました。そして,早朝の冷たく澄み切った空気の中,それはまさに凛と立っておりました。山全体が雪に包まれたその姿,美しい……とにかく美しいのです。言葉では言い表すことができません。さらに,その存在感がすごい! 何やら“違和感”を感じるくらいです。その様子を見て,私は素直に「登ってみたいな」と思いました。思い立ったら実行するたち,今年の夏休みには登ってるかも。。。 ◆ 前号の「みすのなんもん」の解答・解説を裏面に掲載しておきましたので,ご覧下さい。「みすのなんもん」,大人にも結構いい頭の体操になるのではないでしょうかね。 ◇ 今年度も残すところ僅かとなりました。「あっとらんだむ」も廃刊が近づいてきております。「もっとこ〜ゆ〜ことを書いて欲しいな」ということがありましたら,今のうちにお知らせ下さいね。 ◆ 保護者の皆さんのご感想をお待ちしています。連絡帳・メール等でお願いします。(みす)
bV7 如月20(木)発行 古墳で興奮。。。 ◇ 今週の日曜日,テレビを見ていたら,菊池桃子が出ていて,「子どもの頃,考古学者になりたかった」という話をしていました。「古墳とか,遺跡とか,そういう授業にときめいてしまって。。。」と言っていました。ほ〜う,授業でときめきか。。。これはなかなかいい言葉だと思いました。そういうことって,やっぱり誰にでもあるんだろうな。。。私にもありました。小学校のときは,「地域の歴史」で壮絶な水あらそいや治水工事について教えてもらい,「へえ〜,すごいな〜!」と思いました。中学校のときは,国語の教科書にあったヘルマン・ヘッセや向田邦子の短編が大好きでした。高校では,古典の授業が好きだったな。とくに「伊勢物語」「更級日記」なんかはよかったな。 ◇ 授業にときめき。。。今,私はときめきを与えるべき側に立っていますが,果たして子どもたちにときめきを与えることができているか。。。「はい!」とは言えないですね。。。しかし,それを嘆いているだけでは,子どもたちに迷惑がかかるだけです。具体的に努力しなければなりません。私は頑張りたい,頑張り続けたい。。。 ◇ 「古墳でときめき」。。。実は私も同じ。古墳には何とも言えぬ魅力があって,ずっと見ていても飽きないし,また,いくつ見ても「もっとたくさん見たい」と思ってしまいます(やっぱり“変人”でしょうかね)。 ◇ 今年の正月。久しぶりに実家に帰りましたが,実はほとんどじっとしていませんでした。地元の古墳めぐりをしていたのです!(翠の“変人”ぶりは,このように発揮されるのであります) 私の実家は糸貫町。その隣の真正町に「宗慶大塚古墳」があります。父は子どもの頃,よくこの古墳に上って遊んだと言います。かつてはもっと盛り土が高かったそうです(父の証言より)。そのまた隣に大野町があります。大野町には,地元で有名な「野古墳群」があります。この古墳群がすごいのは,前方後円墳が“キレイに”残っていることです。冬なので表面は茶色に枯れていましたが,夏には鮮やかな緑となって,その形が鮮明になります。小学生に見せ,「これが前方後円墳だよ」と示してあげると,きっといい勉強になると思いますね。 ◇ 今まで巡り会った古墳でとくに「すごいな」と思ったのは,「崇峻天皇陵」「景行天皇陵」「石舞台古墳」「高松塚古墳」。。。どれも奈良にある有名な古墳ですが,それはそれは素晴らしいです。「石舞台古墳」など,まるでそれが芸術作品であるかのようです。 ◇ 兵庫には「五色塚古墳」というのがあります。復元古墳ですが,その大きさがすごいのです。全長194b! 実際に上って,その大きさを“体感”することもできます。こういうところに子どもたちを連れて行ってあげると,「へえ〜,人間って,すごいんだね〜!」と素直に感動することでしょう。昔の人々の英知を肌で感じる。。。とってもいいことだと私は思います。 ◇ 古墳と聞いたら,思わずこんなに書いてしまいました。“変人”はこれだから困ります。でも,こんな“変人”をガイドに連れて行きますと,奈良なんかでは重宝しますよ,きっと(笑)。
bV6 如月19(水)発行 「なんとかなる」のは,なぜなのか。 ◇ 昨日に引き続き,私の尊敬する元小学校教師・向山洋一先生の文章を引用します。保護者の皆さんにとって,とても参考になるのではないかと思って。。。
bV5 如月18(火)発行 みんな,将来,歴史好きになってね! ◇ 先日,歴史マンガの効用について書きましたが,著名な先生の本に同じような文章を見つけたので,ご紹介しておきます。子どもたちはまだ3年生ですから,直接関係のある話ではありませんが,将来参考にしていただければ幸いです。
◇ 保護者の皆さんのご感想をお待ちしています。連絡帳・メール等でお願いします。(みす) bV4 如月17(月)発行 変人・偏屈・実直・誠実・慎重・頑固? ◇ 私,いろんな人によく「翠先生って,国語の先生ですよね?」と言われたりするんですが,実は社会科教師であります。どうして国語のイメージがあるのか。。。と思って考えてみると,百人一首・暗唱指導。。。う〜ん,確かに国語っぽいな。事実,国語は大好きです。小学生の頃から好きでした。読書もそれなりにしていましたし,古典にも興味がありました。教師になっても,国語の指導は好きですね。これ,もし私が中学校教師だったら,私は社会しか教えることができなかったんです。小学校教師は,原則として全教科を担任が指導します(例外もあります。今年度で言えば,音楽は石川先生,理科は光田先生が教えて下さっています。翠の音楽の授業,想像しただけで恐ろしい〜)。全教科ということは,当然授業の準備はそれだけ大変になります。でも,反面いろいろなことができるわけで(国語も授業できるしね!),その点,私は小学校教師になれてホントによかったと思っています。 ◆ 金曜日,東京へ出張に行ってきました。その日,研修は4時まで。その後は自由時間であります。当然じっとしてはいられないんですが,でも,新宿や渋谷には全く興味がありません。歩くはもっぱら皇居周辺であります(ちょっと年寄りくさいよね〜)。東京の歴史は“重厚”です。それは,皇居周辺を歩いてこそ強く感じることができます。今回はデジカメを持っていましたから,歩きながらいろいろ写しました。う〜ん,何度歩いても,いいもんですね〜(といってもまだ2回目だけど)。ちなみに,皇居周辺で唯一,若い人が集まるのは日本武道館。この日は倉木麻衣のコンサート。例によって,ちょっとだけ“拾い聴き”してまいりました。。。 ◇ 先日,保護者の方に「面白い占いがあるよ〜」と,「占いモンキー」なるものを教えてもらいました。インターネットの検索エンジンで,「占いモンキー」と入力すれば簡単に検索できますよ。元来あまり占いを信じない私ですが,ものは試しとやってみることに。やり方は,生年月日と性別を入力するのみ。そして,出てきたのがこの性格分析。
bV3 如月14(金)発行 天知,地知,子知,我知 ◇ 昔々,中国でのお話。清廉潔白で知られる楊震(ようしん)という人物がいた。ある郡の長官に任命されて赴任する途中でのこと。かつて目をかけてやった王密(おうみつ)という男が面会を求め,世話になったお礼だと言って金を贈ろうとした。むろん,今後とも“よろしく”という意味である。楊震が断ったところ,王密は, 「こんな夜更け,このことはあなたと私の2人しか知りませんから」 と言って置いていこうとする。すると楊震は, 「誰も知らないことはあるまい。まず,天が知っている,地が知っている,それに,そなたも知っているし,わたしも知っているではないか!(天知る,地知る,子知る,我知る)」 王密は恥じ入って引きさがったという。 ◇ 以上,中国の古典『十八史略』にある故事です。「正直」について子どもたちに語る場合,ときにはこういう“事例”を通して子どもたちに話してあげると,子どもたちの心に少しでも残りやすいのではないかと思います(もちろん相手は3年生ですから,もっと噛み砕いて話しますけどね)。 ◇ 『中国古典一日一言』(守屋洋著/PHP文庫)という面白い本があります。日々の生き方,リーダーとしての心得等,珠玉の言葉の数々が収められています。一部ご紹介します。
bV2 如月13(木)発行 “明治”体験記 in 明治村 ◆ 今週日曜日,思い立って「明治村」へ。いや〜,実に久しぶり。1回目は小学4年生のとき。母と見て回りました。子どもながらに結構面白いと思いましたね。2回目は高校1年生のときに遠足で。このときの記憶はなぜかほとんどなし。。。正門をくぐって,まずはミュージアムショップへ。明治時代の教科書のレプリカと,舞踏会を描いたポスターを購入。レプリカはクラスの子どもたちに見せてあげようと思って。ポスターはもちろん自分の部屋に(すでに貼ってありますが,“文明開化”の香りが漂うようで,なかなかいい)。 ◆ 建物は全部で67あるとのこと。もちろん全て見学しましたぞ! 結局,全部見終わるのに3時間半かかりました。以下,とくに心に残った建物についてご紹介。 (3)三重県尋常師範学校・蔵持小学校(三重県/明治21年) はじめ師範学校でしたが,のち尋常小学校→小学校の校舎として使用されていました。外観はクリーム色で洋式建築。いやはや立派な学校です。内部は教室が再現されており,また,明治時代に使われた教科書等も展示されていました。私は職業柄,そこにしばらくとどまって,あれこれ見ておりましたが,教育の内容と方法の変化を改めて感じましたね。。。 (6)聖ヨハネ教会堂(京都府/明治40年) 教会は大きくてシルエットが美しいからよく目立ちます。この教会もそう。アメリカ人の設計で2階建て。全体が赤レンガ造りで,2階が教会堂,1階が幼稚園だったそうです。 (8)西郷從道邸(東京都/明治10年代) 西郷隆盛の弟の邸宅。迎賓館と言うべき西洋館で,オシャレな木造2階建てです。バルコニーもあります。内部もキレイ。こんなところに住んだら,さぞかし気分がいいだろうな〜。 (9)森鴎外・夏目漱石住宅(東京都/明治20年頃) 小学生のときは,ここを一番見たいと思っていました。フツーの平屋の家ですが,住人が何と明治の超文豪2人! 時を隔て,鴎外は約1年,漱石は約4年住んだそうです。今回,初めて上がらせてもらいましたが,襖の高さがやけに低いと感じました。つまり,襖を開けて次の間へ行こうとするとき,頭がつっかえそうに感じるのです(背の低い私さえですよ)。やっぱり当時の人は背が低かったんでしょうね。後で調べたら,当時の成年男子の平均身長は約157pだそうです(かなり低いですよね。驚きです)。道理で。。。私も明治人なら長身の部類なのにな〜。ちなみに,漱石はこの家で『吾輩は猫である』を書いたのですよ。家のあちこちの戸の隅に,何やら四角いミニ引き戸のようなものがありました。「もしや〜?」と思いましたが,その通り,猫の抜け道なんですね。「吾輩」が通っていたんだな,この抜け道を。。。 (51)聖ザビエル天主堂(京都府/明治23年) 残念ながら工事中。美しいはずの白い外観が全く見られず。でも,内部は見学可。これがまた美しいのです! ステンドグラスに囲まれ,雰囲気は厳か。。。何故に教会はこんなに美しいものなのか。。。 (67)帝国ホテル中央玄関(東京都/大正12年) アメリカ人設計の重厚な建物。小学生のとき,「え? これで玄関だけ?」とビックリした記憶があります。帝国ホテルはかつて,マリリン・モンローも訪れたそうですよ。 bV1 如月12(水)発行 暗唱教材・第4弾は杜甫! ◇ 14日(金),東京へ出張することになりました。文京区にある筑波大学附属小学校の研修会に参加するためです。日帰りの強行日程なので,時間的に余裕はありませんが,しかし憧れの先生方の授業を見ることができるので,今から楽しみにしています。 ◇ 翠学級の暗唱教材・第4弾は『春望』(杜甫)です。すでに10人くらいは合格しています。
◇ 保護者の皆さんのご感想をお待ちしています。連絡帳・メール等でお願いします。(みす) bV0 如月10(月)発行 市民マラソン大会にて。。。 ◇ 昨日,「第1回知立市民マラソン大会」が開催されました。3年3組からは,岩堀将季くん・遠藤智弘くん・竹本涼太くん,そして私が出走。距離は,私が4.5q,他の3人が3q。スタートは全員同時でしたが,そこからはグチャグチャ。誰がどこか全然分からん。。。私,今回はフルマラソンではないし,気楽に走ろうと思っていたのですが,周りのランナーに躍らされてしまって(競馬でいう“掛かり気味”),結局それなりに力一杯走ってしまいました。。。 ◇ 嬉しかったのは,応援の方々が名前を呼んでくれたことですね。これは励みになりました。それから,道の真ん中を堂々と走るというのも,なかなかの感覚です。まさに“主人公”という感じですね。 ◇ 最後は声を掛けてもらいながら,清々しい気分でゴール。タイムは19分54秒でした。楽しかったけど,5年生の山崎翔司くんに負けたのは,ちょっと悔しかったな〜。 ◇ 途中,折り返すときに,3年2組の山崎あいみちゃん(翔司くんの妹)を見かけました。あいみちゃん,3年生ながら何と4.5qを走ったのです。それだけでもすごいのですが,私はその走る姿を見て,心動かされました。お父さんの数十b後ろを,一生懸命に追いかけている。。。走る姿勢から「かなり疲れてるな」とは思うのだけれど,しかし真っ直ぐに前を見て,前進していく。。。何と尊い姿かと思いました。 ◇ あの姿を見たら,誰もが「やっぱり“一生懸命”ってのは,すごいことだ! そして,大切なことだ!」と思ったことでしょう。私も走りながら,いろいろに考えたのでした。あいみちゃん, レース後には会えなかったけど,最後まで頑張れたよね,きっと。。。 ◇ もちろん,我が3組の子どもたちも頑張りました。ホントに立派であります! 偉いぞ!!! さて,レース後,保護者の方々と雑談しておりましたが,「私,来年は自分が走りたい!」と仰有っている方もいらっしゃいました。いいですね〜! 是非,来年は一緒に走りましょうよ! ◇ 追伸。今回は中学生がたくさん出走していました。教え子がいっぱい! みんな気軽に声を掛けてくれて嬉しかったです。しかし,みんな背が高くなったな〜。教え子を見上げて話すのも,嬉しいような悲しいような。。。ま〜しかし,みんな元気そうで何よりであります。 ◆ 一昨日,ふと思い立って「明治村」に行ってきました。今,『坂の上の雲』という小説を読んでいます。司馬遼太郎の名作ですが,舞台が明治時代なのです。で,読み進んでいくうちに,「そ〜いえば,明治村,しばらく行ってないな〜。久しぶりに見学したいな〜」と思ったのです。もうお分かりかもしれませんが,翠という人間は非常に単純でありまして,明治時代の本を読むと「明治村」に行きたくなる,邪馬台国や大和朝廷の本を読むと「山の辺の道」「飛鳥村」に行きたくなるのであります。そして,身軽であるのが独身者の唯一?の特権でありまして,思い立ったらすぐに実行してしまうのです。結婚するまでは,このスタイルで行きます!(結婚できなかった場合は,一生このスタイルですな。。。)
bU9 如月7(金)発行 ハッキリ余談! ◇ 先週の金曜日。久しぶりに映画に出掛けた。チケットを頂いたので。。。何ヶ月ぶりかな〜。向かったは安城コロナ。観たのは織田裕二主演「T.R.Y」。期待してたけど,見事に期待外れだったな〜。最初は面白いかもと思ったけど,結局何てことなかった。あ〜,残念! 終わったのが夜の1時半。眠いのもいけなかったかな? ◇ 土曜日。ひたすら仕事とパソコンと読書。あ〜,何だか本を読みたくて読みたくて仕方がないや! でも,仕事もしないとね。ナンダカンダで夜に。「今日は早寝して,明日は早起きしよう!」と心に誓い?10時前に就寝。 ◇ 日曜日。目覚ましをセットしなかったから,何時に起きるかな〜と思ってたら,4時だった。起きてとりあえずテレビをつけると,「コロンビア空中分解」のニュースが! わ〜,何てこった! とりあえず友だちにケータイメールで教えてあげる。それからパソコンメールの返事書いて,読書して,吉野家で朝食食べて,ホームページ更新して,洗濯して,選挙行って(7時ジャスト!),また読書して,テレビでニュース見て。。。これだけやっても,まだ9時! へ〜え,なるほど,早起きすると一日が長く使えるはずだ。それにしても慌ただしい朝やな〜。いかにも “ひとり暮らし”って感じ。 ◇ 昼は,本屋とマクドナルドへ。帰ってきてビデオを観る。R指定の「バトルロワイヤル」。結構面白かったな。。。それから猛然と仕事! 明日の授業の準備じゃ〜! それが終わったら学級通信じゃ〜! 5枚書くのに5時間以上かかるんです。。。書き終わったのが8時。晩ご飯はコンビニ弁当。その後,風呂に入って,この日2回目の洗濯して,最後はやっぱり読書。以上,先週末の「翠の生活」でありました。。。 ◇ あ〜,また旅行に行きたくなってきたな〜。今度はどこへ行こうかな。。。オススメの場所があったら,また教えて下さいな。最近は,デジカメ買ったから,旅先でいろいろ写して,それをホームページに載せたりするのがとっても楽しいね。もうフツーのカメラなんて全く使わなくなっちゃった。デジカメ,あれは超すぐれものですな〜! ◇ 保護者の皆さんのご感想をお待ちしています。連絡帳・メール等でお願いします。では,次号をお楽しみに!(みす)
bU7 如月5(水)発行 「五色百人一首」は楽しいよ! ◇ 3組では,4月以来ずっと「五色百人一首」で遊んでいます。試合数も先日110試合を越えました。いつも給食後の「学級の時間」を使って遊んでいますが,何より試合時間が5分とかからないのがいいですね。そのヒミツは,1試合20枚でやるということ。だからホントにお手軽なんです。また,「五色百人一首」は取り札の裏に上の句が印刷してあります。試合の合間に裏を見ていいことになっているので,子どもたちは試合をしながらどんどん覚えていくんですよ。 ◇ 「五色百人一首」には,新任以来ずっと取り組んでいます。新任のとき,先輩が百人一首について2つのことを仰有いました。 @ 子どもたち,百人一首の意味なんて分かんないんじゃないの? A 級をつけるのはどうかな? 下の級の子がかわいそうじゃない? ◇ @について。意味なんて分かってないですよ。そもそも私が分かってないんですから! でも,そんなこと全く構いません。勉強じゃないんですから。遊びなんですから。かといって無意味なんてことありませんよ。子どもたちの体には,和歌の五七五のリズムが染み込んでいきます。リズムが身に付くということは,子どもたちにとってとても大切なことです。 ◇ Aについて。これ,級つけないとダメなんです。級つけるからこそ,子どもたちは頑張るんです。級つけなかったら,誰も頑張りませんよ。確かに苦手な子もいますが,学校生活は百人一首が全てではありませんから。他にも頑張れる場はた〜くさんありますから。こういうことを恐れていたら,学習活動など何もできません。順位をつけないってことは,「運動会のかけっこで,みんな手をつないでゴール」というのと考え方が一緒でしょう? 賛成できませんね。 ◇ とにかく,子どもたちは喜んで遊んでいるんですから,私はそれだけで十分だと思いますけどね。。。 ◇ 先日,竜北中学校で百人一首大会があったそうです。今の1年生は私が4〜6年生で担任したものですから,気にしていたんですが。。。1年生の学年通信を見てビックリ!(卒業生の保護者が学年通信を送って下さったのです) 通信には,成績上位者15名の名前が掲載されていましたが,15名とも元翠学級の子でありました。「五色百人一首」が思わぬところで効果を発揮したようであります。
bU4 睦月31(金)発行 少年老い易く。。。 ◇ 翠学級の暗唱教材・第3弾は『早口言葉』と『偶成』です。この早口言葉,ホントに言いにくいんだよな。。。
bU0 睦月27(月)発行 学習マンガは侮れない。 ◇ 最近,なぜか日本史の勉強がしたくてなりません。なぜだろう? もともと日本史は大好きですよ。初めて日本史に触れたのは小学4年生。マンガで平清盛を読みました。以来,日本史の虜になり,歴史関係の本を読みあさりました。当然,中学・高校と歴史だけは成績がよく(他がよくない。。。),そして結局,大学も教育学部の史学科へ。今から思えば,スタートは小学4年生だったのですね。。。 ◇ ここ10年くらいは,そんなに歴史の本は読んでなかったんですけどね。。。最近,再び目覚めたのです。昔,好きだったのは戦国時代だったけど,今は全く興味がないな〜。今は断然,古代と明治。昨日も,時間があったので何か読もうと思ったら,部屋の本棚に『学習まんが・日本の歴史O幕末の風雲』(小学館)ってのがあったので,読んでみることにしました。久しぶりに学習マンガを読んだけど,感心しました。実に分かりやすい! 手軽に歴史の概要をつかみたいとき,マンガは抜群の威力を発揮しますね。 ◇ 実は私,史学科のくせに,幕末のことが全然分かっていませんでした。。。とにかく幕末はややこしいのです。新撰組だの,薩長同盟だの,よく分から〜ん! いや,言葉は知ってるんですよ,受験勉強でやりましたから。でも,意味がイマイチよく分かってない。。。でも,このマンガを読んだら,すっごくよく分かりました。一つ一つの意味合いがしっかり理解でき,頭がすっきり整理された感じ。う〜む,学習マンガ,侮ってはなりませぬな。。。 ◇ マンガは視覚に訴えますから,絶対理解しやすいと思いますよ。興味ある子はどんどん読むといいと思います。ちなみに翠学級の学級文庫には,集英社版『学習漫画・日本の歴史』が全巻揃っています。3年生には少し難しいかもしれませんが,熱心に読んでいる子もいますよ。 ◆ この連休は,パソコンの前に座っている時間が多かったな〜。初めてCD−Rを使ってみたんです。このパソコン買って,もう1年になるんですけどね。。。1年経ってやっとCD−Rを使ってみることに(もっと早くやればいいのにね。。。)。なぜかというと,今,パソコンで作成しているホームページを保存したかったんですね。保存しておかないと,万が一,パソコンが故障したとき,ホームページもパーになっちゃう恐れがありますので(あ〜,考えただけでも恐ろしい!)。でも私,パソコンには疎いので,何をするにもすっごく時間がかかるのです。パソコンが得意な人,羨ましいな。。。 ◆ 先日,先輩から「パソコンのウィルス対策,ちゃんとしてる?」と言われ,「え? そ〜いえば全然してないな〜。感染するとヤバイよな〜」というわけで,某プロバイダのメールウィルスチェックサービス(有料)を申し込みました。月額500円で,ウィルスメールを事前に検出・駆除してくれますし,パソコン本体のウィルスチェックもしてくれます。入って3週間経ちましたが,ウィルスメールの検出報告が1件も来ないな。。。と思っていたら,昨日,初めて「検出しました」のメールが到着。うわ〜,守られてるんだ!って感じで,何となく,嬉しい。。。とにかく,ウィルスメールはやっかいですから,皆さんもお気をつけ下さい。 ◇ 保護者の皆さんのご感想をお待ちしています。連絡帳・メール等でお願いします。では,次号をお楽しみに!(みす) bT9 睦月24(金)発行 貴乃花,引退 ◇ 貴乃花が引退しました。「あっとらんだむ」で貴乃花の話をしたその日の引退でした。私は「ニュースステーション」で記者会見を見ましたが,貴乃花の「清々しい気持ち」という言葉と,その丁寧な話しぶりがとても印象に残りました。今場所は,場所中の故障あり再出場ありで,周囲からいろいろ言われていましたが,貴乃花自身が選択した生き方なのだから,誰も否定することはできません。貴乃花,私は大嫌いだったけど,平成の大横綱であることは間違いないし,その信念を貫く姿勢は終始立派でありました。相撲界にも腐敗の状況が様々にあるらしいですが,貴乃花はそういうことにも全く無縁で,常に自らに正直に,常に目標に向かって挑戦し続ける,まさに大横綱でありました。長い間,本当にお疲れ様でした。。。 ◇ 今週,暗唱指導のテキストを作りました。『声に出して読みたい日本語』(齋藤孝著・草思社)からの抜粋です。個人的な趣味で「早口言葉」「偶成」等を入れました(「偶成」は漢詩ですよ)。一度,子どもたちのテキストを覗いてみて下さい。これらを全部覚えるのはなかなか大変ですが,子どもたちはきっと頑張ってくれると思います! ◇ 「知立市民マラソン大会」の締め切りが迫っています。翠はもう申し込みました。皆さんも走ってみてはいかがですか?
(キーワード「教師修業の道」で検索できます) bT7 睦月22(水)発行 遊びなかまにはいろう! ◇ 2学期,ライフスキル(無理やり訳せば“生きるために必要な技能”。言い換えれば「学校での生活の仕方」ってことですね)の授業をやりました。題して「遊びなかまにはいろう」。3年生になると2年生の頃と比べて行動範囲も広がり,集団で遊ぶようになります。子どもたちは遊びの中で人間関係を学んでいきます。しかし,そういった状況の中で,友だちに自分の思っていることをうまく伝えることができない子も多くいます。 ◇ この授業では,子どもたちにとって身近な遊び仲間に入る場面を取り上げ,ロールプレイ(寸劇)で演じることにより,「友だちに自分の思っていることを積極的に話し,よりよい友だち関係をつくれるようにする」ことをねらいとしました。
bT3 睦月16(木)発行 引き続き暗唱のお話。 ◇ 5日(日)の「EZ!TV」(フジテレビ)で朗読・暗唱について取り上げていました。ゲストは『声に出して読みたい日本語』でおなじみの齋藤孝氏。その番組内で紹介されていた幼稚園では,園児に小林一茶の句や中国の漢詩等を暗唱させていました。園長先生が「できるだけ日本の伝統的な文化に触れさせたい」「子どもは言葉のリズムを楽しんでいる」と言っていましたが,私もそう思いますね。 ◇ また,「朗読は脳を活性化させるか?」という実験もしていましたが,MRI検査の結果,最も脳が活性化するのは「音読したとき」。以下「足し算をしたとき」「黙読したとき」「言葉を聞いたとき」「音楽(クラシック・ポップス)を聴いたとき」という順でした。東北大学の教授も「音読が一番左右の脳を活性化させる刺激だ。音読が注目されているのは納得いく」と発言していました。 ◇ 暗唱はその「音読」だけでなく,「記憶」するわけですから,脳はさらに活性化するわけです。「丸暗記なぞ駄目」と敬遠するのではなく,「丸暗記も内容と方法次第」と認識し,授業でどんどんやってみたらいいと私は思っています。 ◇ 翠学級の暗唱教材・第2弾は『土佐日記』と『更級日記』。すでにほとんどの子が合格していますよ!
◇ 保護者の皆さんのご感想をお待ちしています。連絡帳・メール等でお願いします。では,次号 をお楽しみに!(みす) bT2 睦月15(水)発行 知的で楽しい暗唱指導! ◇ 先月から暗唱指導を始めました。これは思いつきではなく,前からやりたいと思っていたのです。なぜやりたかったか?
bT1 睦月14(火)発行 年末恒例ひとり旅〜飛鳥編〜C 藤原京は東西2.1q,南北3.1qもあった。今,残っているのはその中でも中心地と言うべき藤原宮跡。天皇のいた場所だ。甘樫丘から北へ2.5q自転車を走らせると,そこには広〜い敷地が。。。ただ広いだけ。。。周りはグランドと田んぼがあるばかり。ここが藤原宮跡か。。。何となく寂しい気分になる。。。ホント,何もないんだ。。。でも,全く何もないわけではなくて,北へ歩いていくと,大極殿跡の木立があった。そこで写真を撮っていると,おい,敷地内に芝生があるのをいいことに,こんなところでゴルフの練習してるヤツがいるぞ。全く,この場所を何と心得る! あ〜,何だか余計に寂しくなってきた。。。 あたりが暗くなってきた。ヤバイ,もうすぐ5時だ。自転車を返しに行かなくては。というわけで,最後は慌ただしく飛鳥駅に向かう翠であった。 飛鳥−本当にのんびりしていて,古代ロマンあふれる里。是非また行きたい! ってゆ〜か,絶対行くぞ!(おわり)
◇ 保護者の皆さんのご感想をお待ちしています。連絡帳・メール等でお願いします。では,次号 をお楽しみに!(みす) bT0 睦月10(金)発行 年末恒例ひとり旅〜飛鳥編〜B 伝飛鳥板蓋宮跡(かつての皇居跡。ここで中大兄皇子が蘇我入鹿を暗殺した)を見学し,いよいよ石舞台古墳へと向かう。石舞台古墳,超有名である。数ある古墳の中で,知名度なら日本で三本の指に入るだろう。私は10年ぶりの再会。 あ〜,ちょっとワクワク。入り口で入場料を払い,おそるおそる目を上げると。。。確かに石舞台は,そこにあった。。。思わず息を飲んだ。大きいな。。。そう,石舞台のシンボルと言えば,なんといってもこの巨大な岩。かつては,この上に盛り土があった。大きな方墳(四角い古墳)であったはずなのだ。しかし,年月が経つにつれ,その盛り土は失われてゆき(風雨だけではない,盗掘もあったし,意識的に掘られもしたであろう),内部にあった巨大な岩が露出してしまったのだ。何となく近寄りがたい,何とも哀れ。。。でも,思わずカメラのシャッターを押してしまう。。。何とも言えぬこの魅力は,一体何であろう。それを「芸術の始原」「全く純粋な観念」と言ったのは小林秀雄であったが,まさしくそういうものが存在すると実感した。 石舞台古墳,被葬者は蘇我馬子と言われている。内部は完全に盗掘に遭い,今は出入り自由である。中へ入ってみたが,1つ1つの岩の大きさには改めて驚いたし,この岩をここまで運び,このように組んだ当時の人々の技術に感心した。 石舞台古墳には表情があって,写真を撮るなら東から撮るのが断然いい。みんなもよく心得ていて,ほとんどの人は東から撮影している。実際,パンフレット等の写真も多くが東からの写真である。 また,ここも「国営飛鳥歴史公園」になっていて,とても綺麗である。家族で来ても楽しめるのではないか。 飛鳥寺を見学。かつてはとてつもなく大きな寺であったが,今は見る影なし。有名な飛鳥大仏も見たが,実は,私は飛鳥大仏が大嫌い。いろいろな仏像を見てきたけれど,ワースト1だね。何だか怖いし,品がないと思う(と言ったらバチが当たるな。。。)。でも,折角だからとこれまた10年ぶりの再会。やっぱり嫌いだ。。。もう二度とお会いすることはありますまい。。。この寺の奥には,蘇我入鹿首塚もある。大化の改新(645年)の際,蘇我入鹿は暗殺され,この地に埋められたという。 3時半を過ぎた。さあ,急がなくては。スタコラ甘樫丘を登る。ここも公園。まさしく丘で,展望台があり,大和三山がよく見える。まず正面に見えるは耳成山。綺麗な三角形をしている。左手が畝傍山。クセのついた帽子みたいな形。一番特徴があるかな。右手には天香具山。百人一首にも登場する山だが,何となくダラ〜としていてだらしがない。で,これから行くところは最後の目的地・藤原宮跡。耳成山のすぐ南のはずだ。 7世紀頃,皇居はいつも飛鳥にあった(例外もあるが)。で,この位置がしょっちゅう変わる。だから,飛鳥には宮跡(皇居跡)がたくさんある。その中でも最大規模が,何と言っても藤原京(694〜710年)だ。これは日本史上初の“都城”である。都城と言えば平城京(710年〜)と平安京(794年〜)が有名だが,最も早いのは藤原京である。(つづく) bS9 睦月9(木)発行 年末恒例ひとり旅〜飛鳥編〜A さて,ここからは電車で2駅南へ。その名も「飛鳥駅」である。普通なら下車したとたん,貸自転車のお世話になるのだが,今回はとりあえず借りないことに。そのまま歩いてまずは高松塚古墳へ。高松塚古墳,名前だけは聞いたことがある。壁画で有名なはずだ。でも,どんな古墳か全く知らない。壁画もどんな感じなのかな。思わず早歩きになる。高松塚古墳周辺は「国営飛鳥歴史公園」となっていて,とても綺麗に整備されている。緑の芝生が広がっていて,まさに公園。親子が遊んでいたりする。なんだかすごく広いからもったいないくらいだ。すぐ近くにあった中尾山古墳をおまけ程度に見学し,いよいよ高松塚へ。でも,行ってみて「え?」。柵で囲った中は,パッと見,ただの竹林に見える。確かに土がかなり盛り上がってはいるが。。。やっぱりこれじゃ竹林だ。でも,それは後ろ姿だった。で,反対側へ回ってもっとビックリ! コンクリートの入り口らしきものがあるでなはいか。。。何じゃ,コレ。。。実は,発見された壁画(もちろん国宝)はすごくはがれやすいそうで,よって入り口に2階建ての装置を設置し,古墳内の湿温度を一定に保っているとのこと。なるほど,これはハイテク古墳ってわけだ。しかし,これでは内部の壁画が見れない。。。でもご安心。すぐとなりに壁画館なるものがあって,精巧な模写や実物大の石槨(せきかく)模型を展示していた。発掘していた人は,この壁画を発見したとき,興奮しただろうな〜と思うね。なんか見ているだけでこっちもドキドキしてくるよ。館内には説明係の人もいて,思わずいろいろ質問してしまった。石槨ってのは,石室の小さいヤツと思うと分かりやすい。その壁4面と天井全てに壁画があったそうだ。天井には何と星座が。壁にはそれぞれ男子群像・女子群像・青龍・朱雀・白虎・玄武等が描かれていたという。残念ながら盗掘に遭っているが,それでも鏡等が副葬品として出ている。被葬者は不明だが,骨も発見されている。いや〜,何だか想像力がかきたてられて,「高松塚についていろいろ調べてみたいな〜」と思った。思ったはいいが,思ったより長居してしまったのは誤算。この誤算を解消すべく,ここからは貸自転車のお世話になることにしよう。というわけで,また飛鳥駅に逆戻り。 無事に自転車を借りた。5時に返せとのことだが,まだ4時間半あるから問題なかろう。 さて,次は天武・持統天皇陵。天武は第40代,持統はその奥さんで第41代の天皇。夫婦合葬というわけだ。壬申の乱に勝利し即位(673年)した天武は,神と呼ばれるほどの絶対権力者であったという。「天皇」の称号を使ったのも天武が最初と言われている。この御陵,えらく長い階段を上らされるのだが,実はこの小山全体がかつては円墳だったという。なるほど,そういうわけね。。。 次に辿り着いたは橘寺。聖徳太子生誕の地である。寺自体はどうということはない。あまり魅力を感じない寺である。でも,本堂にあった聖徳太子像だけは雰囲気があったね。ついでに,ここに は二面石という石(1つの石に顔が2つ彫ってある妙な石)もある。(つづく)
bS8 睦月8(水)発行 またも出ました,みすの旅行記。 ◇ またも出ました,みすの旅行記。「あら?またひとりで旅行に行ったの?」「どうして学級通信に旅行記なのかしら?」という声が聞こえてきそうですが,“編集長”の特権を行使し,掲載させていただきます! 年末恒例ひとり旅〜飛鳥編〜@ 12月23日(月),再度,日帰りで奈良へ行ってきた。奈良へは先月行ったばかりだが。。。ま〜,とことん突きつめるタイプなのですかな。今回行くのはズバリ「飛鳥」。先月行った「山の辺の道」から西南に10qくらいのところにある。大和三山(耳成山・畝傍山・天香具山)に囲まれたこの土地は,かつて日本の中心地であった。今回はその名残を探索することにした。 今回も名古屋から新幹線で京都まで。京都からは近鉄で畝傍御陵前まで。到着時刻は9:10。今日は超速いぞ! 畝傍御陵前で降りる。駅名の通り,降りたとたん目前に畝傍山が見える。畝傍山の北の麓には神武天皇陵がある。まずはそこからスタート。神武天皇は言わずと知れた初代天皇であるが,あくまで伝説上の人物である。おそらく実在はしていない。神話上では,畝傍山の東南(今の橿原神宮があるあたり)に宮(皇居)を構え,即位したことになっている(ちなみに建国記念日とは,神武天皇が即位したと言われる日である)。しかし,神話上の話なので,御陵の場所もずっと明らかにはなっていなかった。この地が御陵と“認定”されたのは明治に入ってからである。御陵への長い道を,小石を踏み踏み歩いていくと,周りの森はとても静かで,誠に厳かな雰囲気である。しばらく歩くとその先には大きな御陵が。明治に“再建”されたその御陵。よってその歴史は浅いが,何とも言えない荘厳さには息をのむ。 御陵から南へ行くとすぐに橿原神宮だが,ちょっと寄り道を。畝傍山に登ってみることにした。どれくらい時間がかかるかと心配したが,標高199Mだし,お年寄りもたくさん登っているから,きっと大丈夫だろう。案の定,15分で山頂へ。ここからの眺めは思ったよりいい。今日はとくに山々の麓が霞みがかって“いとうつくし”。西を見るとふと目にとまった山が。あまりに形が美しい。きっといわれのある山であろう。早速調べてみたら,二上山であった。やはり名山はそう呼ばれるにふさわしい品格を備えているものだと感心した。北東を見ると,さきほど行った神武天皇陵の先にこれまた形のいい小山が。耳成山である。これまた趣ありて“よろし”。 下山した後はすぐに橿原神宮へ。祀られているのは神武天皇。これまた明治の創建だから歴史は浅い。しかし,立派な建物だ。小石をジャリジャリ音させるのが何とも心地よい。外拝殿の前に立ち,内拝殿を見る。文句なく美しい! とても清々しい気持ちで参拝する。今日は結婚式がある模様。巫女さんが忙しそうに立ち回っていた。(つづく) bS7 睦月7(火)発行 あけましておめでとうございます! 今年もよろしくお願い申し上げます! ◇ あけましておめでとうございます。いよいよ2003年がスタートしました。子どもたちにとって幸多き年になることを心から願っています。さて,今年度も残すところ3ヶ月となりました。担任としてさらに頑張る所存ですので,ご協力をお願いいたします! ◇ 持ち物について確認しておきます。
◇ 私の今年の目標はズバリ,読書100冊! 昨年は達成できなかったので,今年こそはと意気込んでおります! そして,今年はできるだけ小説も読んでみたいと思います。私の偏食ぶりは子どもたちもよ〜く知っていますが,“偏読”ぶりもかなりのもの。偏食はなおりませんが,“偏読”解消には少し努力してみようかと思っています。 bS6 師走19(木)発行 明日で2学期も終わりか。。。 ◆ 残業が終わり,帰宅する途中,リリオの近くを通ってビックリ! 夜の道が綺麗に光っている。並木が電飾されているのだ。いや〜,これはなかなかに美しい! 近頃,辺りの家でもこの季節に電飾する家があるけれども,いかにも年末らしくて私は好きだ。 ◆ 車を運転するときは,必ず“音”を流している。ときにはCDであったり,ときにはラジオであったりするが,とにかく“音”がないと何となく物足りないのである。先日,ラジオを聴いていたら,スターダストレビューの「木蓮の涙」(字,間違ってるかも……)という歌が流れたい た。いい曲だとは知っていたけれど,これほどいい曲だったっけな……思わず車を止めて聴いてしまった。私,いい曲が流れると,車を止めて聴き入ってしまうことがあって,この前も永井真理子の「ミラクル・ガール」が懐かしくて,やっぱり車を止めてしまった。おい,そんなに止まってばかりじゃ,前へ進まないじゃないか! ◆ CDは,最近は専らクラシック音楽。「お〜,翠もなかなか高尚じゃないか!」と思ってくれます? でも,翠が高尚なはずもなく,せいぜい“マイブーム”といったところかな。私,ちょっと音楽の好みが変わっていて,一番のお気に入りは何と「ゴダイゴ」。「何年前だ〜!」と言われそうだけど,好きなんだから仕方がない。あと,最近の歌手では「矢井田瞳」だな。ホントはコンサートに行きたいんだけど,チケットが取れない! 何とかならないかな…… ◆ 翠のホームページ「教師修業の道」では,「ミニギャラリー」(いろいろな写真を展示する部屋です)にて子どもたちの自画像を公開しています。「はぐくみ展」で自画像をご覧になれなかった方,是非覗いてみて下さい。自画像については,多くの保護者の方々からお褒めの言葉をいただきました。ありがとうございました。 翠のホームページ「教師修業の道」はこちら→http://www5d.biglobe.ne.jp/~miss/ (キーワード「教師修業の道」で検索できます) ◆ 保護者の皆さんのご感想をお待ちしています。連絡帳・メール等でお願いします。では,次号をお楽しみに!
bS5 師走13(金)発行 6年目研修にて…… ◆ 先日,教室で子どもたちとたわむれていると,ある男の子がこう言ったのだ。「先生,お父さんのにおいがする……」。お父さんのにおいか……うれしいような,はずかしいような,妙な気分になった。しかし,本人には“お父さん”になりそうな気配など全くなく,いつなるのかも分からない。ならない(なれない?)かもしれないしね。 ◆ 先月,6年目研修なるものがあって,愛知池の近くにある愛知県総合教育センターに行ってきた。その名の通り,6年目の教員の研修会だ。講堂に入ると,いや〜,6年目がいっぱい。う〜ん,なつかしい顔もあちこちにある。初任者研修以来だからね。友だちと一緒に「あ〜,あの人,懐かしいよね〜」と話していたら,目の前にどこかで見かけた顔が……思わず「ア〜ッ!」となった。その子は青木くんという。私は,大学3年生のとき,愛知教育大学附属岡崎小学校へ実習に行った。ホントに辛い1ヶ月間で,今でも強烈な思い出としてインプットされている。私はそのとき,他の2人と共に2年2組に配属された。その2人のうちの1人が青木くんだった。お〜,何と懐かしい……私にとってはほとんど“戦友”に等しいから,思わず声をかけた。「青木くん,研究授業で図工やったよね〜」「もう1人,仲秋さんっていたよね〜」「隣のクラスの実習生,いつも教官に泣かされてたよね〜」「みんなで東公園へ遠足に行ったよね〜」……私はかなり興奮してしゃべっている。でも,青木くんの方は何だか冷静。私の方は思い出があふれてくるのに,青木くんはそうでもなさそう。最後に「メチャクチャ辛くなかった?」と聞いたら,「そうでもなかった」。な〜んだ,そうだったの? 私なんか,最終日のお別れ会では,子どもたちと別れる寂しさと,苦しみから解放されてホッとする気持ちとで,泣けて泣けて仕方がなかったのに。今でも10月になると必ず思い出す実習の日々。でも,青木くんは「全然思い出さない」だって……懐かしくもあり,少し寂しくもあった再会であった。 ◆ 知立市では毎年,冬に駅伝が行われてきましたが,諸事情により今回からジョギング大会に生 まれ変わるそうです。種目は3qと4.5q。翠も出走する予定です。みなさんも参加されては いかがですか?
bS3 師走6(金)発行 邪馬台国はどこ?〜読書の話〜 □ 学校では今,“朝の読書”を行っています。全国で話題の“朝の読書”ですが,実際やってみると,確かになかなかいいですね。子どもたちはシ〜ンとなって集中します。教室は知的な雰囲気になります。これ,3学期もやったらいいのにな。今のところ,「雪だるま読書週間」中の期間限定イベントなのです…… □ 翠のホームページに「本のリサイクル」コーナーがあります。読み終わっていらなくなった本を差し上げています。ご希望の方はいつでも何冊でもどうぞ。子どもたちに“郵便屋さん”になってもらいますので。ちなみに,現在は小泉純一郎関係の本をたくさん出品しています。 □ 先日,邪馬台国(やまたいこく)に関する本を読みました。
□ これって,興味がない人にとってはど〜でもいい話なんでしょうが,興味ある人にとってはものすごく気になることなんです。私も,この本を読んだら,「一体どっちなんだ!」といろいろ考えてしまいました。こ〜ゆ〜のって,やっぱり“未知なるものへの好奇心”なのかな? でも,そ〜ゆ〜気持ちって,大人にとっても子どもにとっても大切ですよね。“未知なるものへの好奇心”があったからこそ,人間の生活は発展してきたのですから……邪馬台国の本,オススメです。よろしかったらお貸ししますよ。 □ 保護者の皆さんのご感想をお待ちしています。連絡帳・メール等でお願いします。では,次号をお楽しみに! bS2 霜月27(水)発行 本に向かえる子は,必ず伸びる ◇ 向山洋一著『どんな子だって勉強できる子になれる!』(PHP)より。大切なことだと思い,抜粋しました。
bS1 霜月26(火)発行 テレビは楽しいけれど ◇ 学生のころはテレビばかりみていました。でも,就職してからはあまり見なくなりました。あまり見ませんが,毎週,「たけしのTVタックル」(テレビ朝日)だけは欠かさず見ますね。ハマコーが好きなんです(田嶋陽子は大っ嫌いだけど)。仕事があるときは,録画して後日見ます。そこまでして見る番組でもないだろうけど…… ◇ 好きなテレビ番組の話の後で何ですが,子どもにとって,テレビやテレビゲームの時間が長すぎることには大きな問題があるようです。
bS0 霜月25(月)発行 読書と映画の話 ◇ 私は本を読むのが大好きです。そして,本屋さんも大好きです(もしかしたら「本」より「本屋さん」が好きなのかも)。週に3〜4回は本屋さんに足を運びます。読むジャンルはいろいろですが,教育・政治・歴史関係を買うことが多いでしょうか。 ◇ よく行く本屋さんは,まず刈谷・155号線沿いの「ブックセンター名豊」。昨年の新装開店で売り場が広くキレイになりました。深夜1時まで営業しているのもうれしいです。次に,知立西小近くの「三洋堂」。学生時代からよく通っています。売り場はそれほど広くありませんが,何より近く,入りやすいのです。その次に,八ツ田小近くの「正文館」。教育雑誌は専らここで買います。 ◇ 「活字離れ」が叫ばれて久しいですが,学校や家庭で読書の楽しさを味わわせることができたなら,「活字離れ」とは無縁になるはずです。読書好きな教師として,これからも学級文庫等を充実させ,子どもたちに素晴らしき「読書生活」を感じてもらいたいと思っています。 ◇ ついでに映画の話を少し。最近はレンタルビデオでどんな映画も手軽に観ることができますが,やっぱり映画館で観た方が心に残りますね。最近は全然観に行っていないのですが,最近5年間でのオススメは,
◇ 保護者の皆さんのご感想をお待ちしています。連絡帳・お手紙・メール等でお願いします。で は,次号をお楽しみに! bR9 霜月22(金)発行 一生懸命 □ 「くすのきだより」の原稿より。全校向けのため,ちょっとかたい文章かな?
bR8 霜月21(木)発行 「山の辺の道」を歩くB というわけで,再び「山の辺の道」に戻ってきた。もうすぐ長岳寺なのだが,長岳寺は平安時代初期の創建。今回の旅には何となく似つかわしくないのでパスしよう。で,パスしたと思ったら,目の前に素敵な土手が見えてきた。とっても綺麗な土手で,何やら人がたくさん集まっている。これぞ第10代崇神天皇(すじんてんのう)の御陵。前方後円墳の全長は240b。周囲には堀があり,堀の周りの土手に人々はたむろしていたのだった。おまけにお弁当を食べている人もたくさん。その気持ち,よく分かるな〜。この辺り,とにかく様子がいい。そしてさらに,土手を歩いて反対側へまわると,その景色の素晴らしさ,のどかさといったら……とにかく最高である! これぞ「山の辺の道」!!!(HPの写真参照) ちなみに,崇神天皇陵の東には櫛山古墳(くしやまこふん)がある。全長150b。双方中円墳という特殊な形をしている。天皇陵ではないので,ここは登ることができたが,古墳の段差がよ〜く体験できたよ。 次は第12代景行天皇(けいこうてんのう)の御陵。これまた前方後円墳で全長290b! やっぱり周囲には堀があり,拝所は西側の国道沿いにある。この辺りから東を眺めると,そこにはかの有名な三輪山が……古代の人々は,この円錐形の整った形の山を神の宿るところと考え,祭祀の対象としていた。確かにその姿は美しい。 私,この崇神天皇陵〜景行天皇陵辺りでは,思わず写真を撮りまくってしまった。他の人々も思わず足を止めている感じ。う〜ん,癒されずにはいられない……同じ奈良でも,奈良公園とは雰囲気が全然違う。時間の流れ方が全然違う。これ以上ないほどのんびりしている。あ〜,やっぱり来てよかったよ! 道はさらに南下し,いよいよ三輪山へと向かう。ちょっとここらで足が疲れてきたが,構わないことにしよう。ナンダカンダで三輪山の麓に到着。ここからは麓を歩き続けることになる。まず参拝したのは桧原神社(ひばらじんじゃ)。この神社,神殿がない。三輪山自体が神体だからだ。この神社の近くには井寺池という池があって,ここから眺めると箸墓古墳(はしはかこふん)がよく見えるという。実際に行ってみたが,確かにその通りだった。箸墓古墳は全長280bの前方後円墳で,卑弥呼の墓ではないかとも言われている(私は違うと思うが)。時間の都合で行けないので,写真を撮るだけで我慢した。 さあ,間もなくゴールである。狭井神社(さいじんじゃ)を通過し,最終目的地の大神神社に到着。この神社も三輪山自体が神体だから神殿がない。参拝客はかなり多い。七五三の子どもたちもあちこちに。もちろん私もしっかりと参拝してまいりました! これにて「山の辺の道」は終了。12qを約5時間かけて歩いた。いや〜,今回の旅には大満足! 素敵な時間を過ごすことができて,ホントによかった!
bR7 霜月20(水)発行 「山の辺の道」を歩くA この道,他にも歩く人が結構いて(40才以上と思われる人がほとんど),1人で来ている気がしない。いろんなグループに紛れ込んで,一緒に歩かせてもらった。私,歩くのはかなり速い方だが,今回ばかりは速く歩いてはいけない。ゆっくりゆっくり歩いて「山の辺の道」を満喫すべし! 今回の私の持ち物は,地図とデジカメくらい。デジカメは,HPに写真を載せたいから。地図は,なくても標識が充実しているから,きっと困らないと思う。でも,あった方がいい。「この森,古墳かな?」がすぐにハッキリするから。この辺りはホントに古墳だらけ。だから,地図がないと,ただの森を「きっとコレ,古墳だよな」なんて勘違いしてしまう。逆に,ただの森だと思ったら,歴とした古墳だったりするしね。 道は細い。ほとんど舗装されていない。そして,道端には“無人販売”がいっぱい。みかんや柿が出されていて,結構売れていたりする。私もいつもならジュースを飲むところだが,「『山の辺の道』にジュースは似合わないな」と思い,みかんを買って咽の渇きを癒すことに。う〜ん,なかなかいけますな。 道はどんどん南下している。東側は全て山。西側は盆地。その関係で,この辺りはやけにため池が多い。これがないと,水が全部盆地へ流れてしまうのだろう。それにしても東の山々,綺麗だな〜。ほどよく紅葉もしている。こういった景色だけは,今も昔も変わらないはずだよね。 石上神宮から2.5q歩くと夜都岐神社(よとぎじんじゃ)である。とても小さな神社だが,ここの紅葉は素晴らしかったな(HPの写真参照)。さらに2q行くと手白香皇女衾田陵(たしらかこうじょふすまだりょう)に辿り着く。えらく長い名前だが,よ〜するに継体天皇の皇后「手白香皇女」の陵墓である。全長230bもある前方後円墳だ。とにかくデカイ! こんなのつくっちゃうんだから,人間ってすごいよね! 通常はさらに南下するはずだが,私,特別にオプションをつけることに。一旦「山の辺の道」から離れ,大和神社(やまとじんじゃ)を参拝した。でも,この神社が期待外れ。名社と聞いていたが,参拝者はほとんどおらず,規模も小さい。何としたことか……(つづく)
bR6 霜月19(火)発行 復活しますっ! □ こんにちは。「あっとらんだむ」,しばらくご無沙汰しておりました(廃刊になったと思われてたりして……)。何と前号を発行したのが9月27日でしたから,1ヶ月半も音沙汰なしでした……すみません……忙しかったのです……でも,今日から復活! またどんどん発行していきますので,読んでやって下さい。 □ やりたいことがやれないというのは,ストレスが溜まるものです。私の場合,読書ができない,ジョギングができない,学級通信が書けない……となるとストレスが溜まります。そして最近は,旅行に行きたくて行きたくて仕方がなかったのですが,ず〜っと行けなくてこれまたストレス状態! でも先日,やっとの思いで小旅行に。お得意のひとり旅だ〜!(得意なのか,そうならざるを得ないのか……) □ というわけで,本号から「旅行記」をお届けします。復活早々,個人的な「旅行記」ですみません。でも,許して下さいね。 「山の辺の道」を歩く@ 11月17日(日),日帰りで奈良へ行ってきた。有名な「山の辺の道」を歩きたかったのだ。実は高校生のときにも一度歩いているのだが,あのときはあまり気の進まない旅行だった。今回,なぜか無性に「山の辺の道」を歩きたくなり,思い立って1ヶ月半,やっとの思いで出掛けることができた。 当日は5:00に起床。待ちきれずに目が覚めた感じ。まるで遠足の朝の子どもだね。すぐに着替え,ナップ1つ持って家を出た。名古屋までは名鉄で。名古屋からは新幹線で京都まで。普通なら近鉄で奈良へ直行すればいいのだが,できるだけ早く到着したかったから,今回は新幹線にした。 新幹線の車中,本を読んでいたら,東から朝日が差してきた。とても眩しい。朝日を浴びるなんて久しぶりだな。とても清々しい気分だ。関ヶ原附近になると,俄然山々が近づいてくる。ここでどうしても目を奪われた。山が赤いのだ。紅葉真っ盛りである。う〜ん,とってもいいな。これだから秋は美しい! 7:40京都着。JR奈良線で今度は奈良へ。JR奈良線から見た周囲の景色は田舎そのもの。のんびりしている。奈良ではまた乗り換え,最後は天理で降りた。 天理からは,時間節約のためタクシーで石上神宮(いそのかみじんぐう)へ直行。途中,超ドデカイ建物を見かけた。そう,天理教教会本部だ。その大きさ,とてつもない。 10分弱で石上神宮に到着。とりあえずは参拝だ。見ると,辺りにはかわいい着物を着た子どもたちがたくさんいる。そうか,ちょうど七五三の季節だったな。で,私も負けじと?手水舎で手と口を浄めた後,社殿の前に立ち,気を引き締めて「二拝二拍手一拝」をした(私,結構こ〜ゆ〜作法はきちっとしているのであります)。 さあ,それではいよいよ「山の辺の道」のスタートだ。今回は,この石上神宮から三輪山にある大神神社(おおみわじんじゃ)までを歩く予定。全長約12q。天気の方は最高。あ〜,ワクワクしてくるな!(つづく) |