エピソード5(阿久根〜鹿児島)

エピソード5は‘94阿蘇ウルトラ100kmを完走(10H16’)した翌日から再開です。

94/6/6〜7 阿久根〜鹿児島

    阿蘇ウルトラで運良く、サロマウルトラで知り合った地元鹿児島の友人M氏と再

    会、わたしの荷物を鹿児島まで運んでくれた。10ヶ月ぶりに電車で阿久根市に

    着いた。まずボンタン風呂(¥280)に身を沈めた。そして昼食にカツ丼食べ、

    しっかり両膝にテーピングをして14時ジャストいざスタート。海も穏やか、緩

    い坂を上っていると小学生の一群に遭遇。おじさんどこまで行くのと問われ、鹿

    児島と答えると、スッゴイとたちまち囲まれ質問責めに。小学生群の手前かっこ

    良く別れたが昨日の筋肉ダメージが効いて痛い。川内市まで30kmを5時間も

    かかってしまった。やばいライトを大バックに入れたままだと気づいた。電気店

    でペンライトと電池を購入。町はずれのファミレスで夕食。眠気が来そうな予感、

    途中のドラッグストアで眠気覚ましドリンクを2本購入した。串木野市には22

    時到着。42kmで8時間もかかっている。数年前この港から、甑島にダイビン

    グに行った懐かしい町だ。ほどなく湯之元駅を通過、温泉地のせいか風がなま暖

    かい。真夜中のせいか、道路の車もまばら、歩道のど真ん中であぐらをかき、街

    路灯の明かりでコンビニのおにぎりを食べる。緩やかな上り下りが続く、そして

    眠気が襲ってくる。いかん、と農家の入り口の小道で1時間半ほど仮眠した。目

    覚めすっきり、筋肉痛に耐えながら再び走り始める。伊集院との分岐点を過ぎ、

    夜は明けかかってきた。この梅雨、ニュースで度々氾濫が話題になった甲突川沿

    いに走り、鹿児島市内まであと6km。やっと午前7時53分国道3号線の終点、

    照国神社前に到着。そして友人M氏と待ち合わせ。友人M氏の住む町への途中、

    町営の温泉風呂で汗を流し、ビールと焼酎の歓待を受ける。夕方の飛行機で帰横

    。1年ぶりの九州縦断リベンジは快い疲れであった。

    梅雨明けて 眠りを誘う 南風

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