エピソード5(阿久根〜鹿児島)
エピソード5
は‘94阿蘇ウルトラ100kmを完走(10H16’)した翌日から再開です。阿蘇ウルトラで運良く、サロマウルトラで知り合った地元鹿児島の友人M氏と再
会、わたしの荷物を鹿児島まで運んでくれた。10ヶ月ぶりに電車で阿久根市に
着いた。まずボンタン風呂(¥280)に身を沈めた。そして昼食にカツ丼食べ、
しっかり両膝にテーピングをして14時ジャストいざスタート。海も穏やか、緩
い坂を上っていると小学生の一群に遭遇。おじさんどこまで行くのと問われ、鹿
児島と答えると、スッゴイとたちまち囲まれ質問責めに。小学生群の手前かっこ
良く別れたが昨日の筋肉ダメージが効いて痛い。川内市まで30kmを5時間も
かかってしまった。やばいライトを大バックに入れたままだと気づいた。電気店
でペンライトと電池を購入。町はずれのファミレスで夕食。眠気が来そうな予感、
途中のドラッグストアで眠気覚ましドリンクを2本購入した。串木野市には22
時到着。42kmで8時間もかかっている。数年前この港から、甑島にダイビン
グに行った懐かしい町だ。ほどなく湯之元駅を通過、温泉地のせいか風がなま暖
かい。真夜中のせいか、道路の車もまばら、歩道のど真ん中であぐらをかき、街
路灯の明かりでコンビニのおにぎりを食べる。緩やかな上り下りが続く、そして
眠気が襲ってくる。いかん、と農家の入り口の小道で1時間半ほど仮眠した。目
覚めすっきり、筋肉痛に耐えながら再び走り始める。伊集院との分岐点を過ぎ、
夜は明けかかってきた。この梅雨、ニュースで度々氾濫が話題になった甲突川沿
いに走り、鹿児島市内まであと6km。やっと午前7時53分国道3号線の終点、
照国神社前に到着。そして友人M氏と待ち合わせ。友人M氏の住む町への途中、
町営の温泉風呂で汗を流し、ビールと焼酎の歓待を受ける。夕方の飛行機で帰横
。1年ぶりの九州縦断リベンジは快い疲れであった。
梅雨明けて 眠りを誘う 南風