BALI
2002.03.29〜04.02
| |
|
憧れの旅行地のひとつであったバリに行ってきた。
遡ること4年前、5月の下旬に私は友達とバリに行くことになっていた。まさにその5日前になって、インドネシアの政変&暴動で渡航ができなくなってしまい、断腸の思いでプーケットに行き先を変更したのだった。 その時買ったガイドブックは、人に貸したりもしたけれど、もちろん「いつか」のために大切に取ってあった。 そんな時、同じ課の後輩(A嬢)のお父様がバリに家を買ったと聞いた。今はまだ日本と行ったり来たりだけど、いずれは永住する予定だそう。 そして私の同期のN嬢が、そのお父様にアタ(籐)製品のカゴやランチョンマットを買ってきてほしいと依頼したとのこと。 N嬢の家に遊びに行った私とA嬢は、その素敵さに感動。その場で突然「バリに行こう」という話に。これが2月半ば。翌日には日取りが確定し、さらに「マイレージマニア」であるN嬢の旦那様がバリ行きの格安チケットをあたってくれ、なんと5万4000円という破格のチケット(ガルーダ)をゲットしてくれた。 さらにペットであるみうみうのお世話をしてくれるシッターさんも探し、私以外の2人と一足先にバリ入りするお父様は綿密な打ち合わせをしてスケジュールを組んで、準備は万端。 |
|
| |
|
6時起き、だった。前日は仕事から帰って荷造りから部屋の掃除などなどやることがとても多くて、起きれるかどうか非常に不安だったんだけど、なんとか起床。いつものようにみうのお世話をし、家を出る。 新宿からはA嬢と一緒にNEXに乗る。先に着いていたN嬢と合流し、チェックイン。その手前でインドネシア人男性に声をかけられる。荷物が重いので、一緒にチェックインしてもらえないか?とのことだった。快諾したのだけど、彼は経由地のジャカルタで降りるらしく、一緒にはできなかった。ガルーダにはいまだに喫煙席があるらしく、ちょっとびっくり。 あまり時間がなかったけれど、私と同じくスタバのコーヒーが大好きなA嬢とスタバにコーヒーを買いに行く(あとで調べたら、第2ターミナル店はその日がオープンだったらしい)。見ると、見なれないタンブラーがある。ショートサイズで桜模様のそれ、店員さんに聞いたら「限定もので、他の店では完売みたいです」とのことなので、すかさずA嬢とともにゲット。コーヒー飲んでまったり。 急いで出国手続きして、免税店チェック。20分前にゲートに行くと、まだボーディングが始まっていない。お父様にと明太子などを買いつつ待つと、「機体整備のため出発が遅れます」とのアナウンス。11時の出発予定が12時になったところで「第一エンジン故障のため、出発予定は16時となります」。げげげ。N嬢は旦那様に電話して「JALにしとけばよかったよー」と愚痴ってるし。 ガルーダからはミールクーポンが支給されたけど、中には味気ないカフェテリアしかなく、プラスチックのフォークでミートソースのパスタを食べる。それにしても5時間も待たされるなら、ゆっくり家でみうと遊んでいたかった。本読んだり、うたた寝したり、いろんなところにメールしたりして時間つぶし。やっとボーディングになり、迎えに来てくれる予定のお父様には、N嬢の旦那様にファックスを送ってもらい、飛行機に乗りこむ。不幸中の幸いで、ジャカルタ経由だったのがデンパサール経由ジャカルタに変更になったので、現地時間22時ごろの到着になった(時差は−1時間)。 機内では3人バラバラだったから、終始本を読んだりして静かに過ごす。隣のオーストラリア人男性とちょっとおしゃべりしたのみ。機内でN嬢の持っていた今年の「地球の歩き方」を見ていたら、衝撃の事実が発覚。明日3/30はバリの新年にあたる「ニュピ」という日で、家から1歩も出られないらしい。しかも「断食が好ましい」とも。買い物のスケジュールも組んであるのに、どうしよう・・・とみんなで真っ青に。それはそうと、待たされたことはともかく、最終的には「無事着いてくれよ」という気分だったから、気流が悪くて揺れるたびにドキドキだった。無事着陸したときは拍手したいくらい。 ちなみにガルーダに乗ると、機内で入国審査ができる。これってポイント高いかも。そしてなぜか入国の時もセキュリティチェックを受けさせる不思議な国、インドネシア。さすがに熱帯、むわっとした空気だった。お父様とはすぐに会え、TOYOTAの現地生産車だという車に乗りこむ(こちらでは輸入車の関税がとても高いらしい)。今日はキリスト受難日という休日だったそうで、道は空いていた。空港近くにはとても大きな石像。何なのか聞かなかったけど。 デンパサール市内にあるお父様の家は、空港から3〜40分。住宅街・・・といってものどかなところで、隣には畑があったり。家はとても立派で、床は総大理石でひんやり。ゲストルームもいくつかちゃんと用意されていた。真っ黒な犬(在来種の「キンタマーニ犬」という種らしい)、ビターも歓迎してくれた。機内食もちゃんと食べたのだけど、肉じゃが(お父様のお手製)やまぐろの燻製、キムチなどを出してもらってついついつまんでしまう。夜中まで飲みながらいろんな話を。気になっていたニュピのことをお父様に確認すると、ニュピの前日にははりぼてを作ってパレードが行われるらしく、「まだそのはりぼてをあちこちで作っているところだから、けっこう先でしょう」ということで一安心(その後の調査では、4/13だった)。バリの暦って、いったい?複数でバスルームを使うと水圧が弱くなるから、ということで交代でシャワーを浴びて就寝。バリの夜は、けっこう涼しい。 |
|
| |
|
私がいちばんの寝坊だった。窓から外を見ると、隣の畑では鶏やあひるが駆け回っている。テラスに下りると、みんながスイカのフレッシュジュースを飲んでいた。朝食は、お父様みずからが作った純和食。白いごはんとお味噌汁、そして明太子や「ご飯の友」各種。味噌汁にはお豆腐。こちらでも、豆腐はポピュラーな食材らしい。チューブのようなパッケージに入っている。
車に乗り込み、マス村という木彫りの街に住むお父様の知り合い、Yさんの家へ向かう。バリの家はどこも同じトーンだった。白い壁に、オレンジ系の瓦屋根。街並みがとても美しく見える。そして家には割れ門と石の彫刻。背の高い竹で作った飾り。カゴ状のものにお花を詰めたお供えものは女性が作るそうで、1日3回供えるそうだ。噂どおり、いろいろなところでお祭りの光景にも出会った。そこかしこで見かける水田は2期作で、田植えしたばかりの田んぼもあれば、稲穂が輝く田んぼもあった。そしてけっこう牛の放牧も見かけた。ヒンドゥーでは牛は聖なるものだけど、バリ・ヒンドゥーでは牛肉を食べてもいいらしい。
Yさんの家の近くには小学校があり、制服姿の小学生は私たちを見て「ハッロー」と声をかけてきた。懐っこくてかわいい。Yさんは一族で住んでいて、敷地の中に祭壇(?)もあった。木彫りの仕事をしている彼に、買い物に同行していただく。近くの市場は観光客と現地の人でにぎわっていた。しゃきっとしたおばあちゃんが取り仕切るアタ製品の店で、私はティッシュケースやランチョンマット、カトラリーケースなどを買う。A嬢は「飼っている猫に開けられないゴミ箱がほしい」と蓋つきの大きなカゴをいくつも品定め。強度、デザイン(いろんな模様がある)など吟味して、結局6つも購入。見ていた私もカゴがほしくなり、最後に1つ購入。N嬢いわく「カッシーナだったら2万円以上する」というカゴが、約5500円で買えた。友達に頼まれていた分も大量に買ったので、交渉の結果かなり値切った。それからYさんが以前働いていたというシルク&バティック製品の店へ。ここはわりと観光客が来る店のようだったけど、「お友達価格」ということで半額でお買い物できた。私はハンカチを購入。 Yさんと別れ、デンパサール市内へ戻る。道中、シルバー製品の卸の店がいっぱいあった。このあたりは「クラフト・ロード」と呼ばれているらしい。お父様がよく来ているという「マクロ」というスーパーの食堂で「ミー・バクソ」という麺、そして揚げ春巻と揚げがんもどきのようなものを食べる。ミー・バクソにもすり身ボールとともに厚揚げのようなものが入っていた。お豆腐といい、大豆製品がかなりあるようだ。食事代は4人で500円くらい(ビール込み)と、激安。スーパーの中はアメリカのマーケットのようだった。日本に比べて安いという話だったコーヒー豆(トラジャが多い)やスパイス類をいっぱい購入。 それからスミニャックにて、N嬢のリクエストである家具店を回る。この街も家具の卸が並んでいて楽しい。N嬢は買いたいもののサイズをしっかり測って、メジャー持参で来ていた。なかなか希望のものが見つからないなか、何店めかでちょうど良いサイズのものを発見。その店は鳥が巣作りをしていたらしく店内をぶんぶん飛んでいたんだけど(糞のついてる家具もあった)、彼女の希望にぴったりなものが2点。ひとつのアンティークっぽい風合いのチェストは、高さを2cmほどカットしてもらうことに。もうひとつの、バリ伝統のお花を彫ったチェストも、手が込んでいるのに日本円で4000円ほどと激安。私も欲しくなってしまうくらい魅力的な値段だった。 A嬢が好きなバリニーズレースのお洋服のお店「ウルワトゥ」にも行く。機内誌でも広告を見かけたこのお店、私のテーストとはちょっと違うけど素敵だった。ベッドリネン(ちょっとお高め)もあり、天蓋付きベッドなんかにはぴったりかも。
クタにて両替をし、続いてジンバランへ。バリの西側の海岸であるここは、海に落ちる夕日がとても綺麗で、海岸沿いにシーフードを食べさせるカフェ(その場で食べたい魚を選んで調理してもらえる、屋台のような店)がたくさんある。さっきまでぽつぽつと降っていた雨は止んだけれど、ちょっと太陽は姿を見せそうもない。行くと、どの店にも人がいない。何かあるのか、お休みのようだった。でも少し明るくなってきたので、車を降りて砂浜を歩く。お父様がサーバントさんに「今日はジンバランのお店が休みだけど、何かあるのか?」と聞いたけれど、理由はわからずじまい。そこでお父様おすすめの洋食レストラン「KOKI」へ行き先を変更。ここにはウェイティングバーやビリヤード台もあり、奥にテーブルが。航空会社の人などが多く集まるちょっとした高級店らしい。シーザーズサラダ、マヒマヒのクリーム煮、ガーリックプラウン(エビ)、ビーフストロガノフなどをオーダー。どの料理もとてもおいしかった。お腹いっぱいだったけど、デザートが一皿200円弱と安かったのでこちらもオーダー。アップルシュトルーデルには温めたバニラソースがついてきて、美味だった。お父様とN嬢はワイン1リットルを空けたけれど、ひとり1000円程度。 お酒には相当強そうなお父様だけど、バリでは飲酒などの取り締まりはほとんどないらしい。信号もほとんどないし、スピードを規制する標識もなし。おまけにかなりのことに「袖の下」が通用する社会だとか。 家に帰り、サーバントさんに車に積んだ荷物を運んでもらう。尋常じゃない量なので、さすがにびっくりしていた。私たちが安いからとたくさん買ったカゴも、大卒の初任給が約1万円というインドネシアの人にとっては日常生活にはありえない贅沢品らしい。ほどなくして、仕立て屋さんがやってきた。A嬢がお父様に誕生日プレゼントでもらった布を仕立ててもらうため、採寸とデザインの打ち合わせに来たのだった。デザインについてあれこれ口を出しつつ、英語で会話。インドネシアはアルファベットを使うせいか、けっこう英語が通じる人が多いみたい。 私がマクロで買ったうさぎのイラスト入りの丸い筒に入った不思議な商品はいったい何なのか、サーバントさんに聞いてみた。でも彼にはわからず、辞書をひいてみる。それは「白こしょうのパウダー」だった。パッケージにあったのだけど、インドネシア語でうさぎは「kerinci」というそうだ。 お父様が「iMacを使えるようにしてほしい」ということなので、セットアップを試みる。日本から持ってきたものなので、当然変圧アダプターを接続。Macはいまいちわからないのだけど、なんとかつないで電源を入れると・・・立ち上がらない。PCには少し詳しそうな仕立て屋さんにも見てもらったけど、どうもわからない。電圧の関係かしら。しかもA嬢がシャワーを浴びているときにブレーカーが落ちてしまいびっくり。あきらめて今日は早めに就寝。 |
|
| |
|
今日は、少しゆっくりの起床。今朝もお父様が朝食の支度をしてくれていた(パワフルだ!)。パパイヤとパイナップルのフレッシュジュースを飲み、昨日と同じく純和食。 それからスミニャックにある老舗のエステ、ボディワークスへ。もちろん予約済みだったもの。時間があったので少し中を覗くと、かわいいバスタブ付きの個室が何個か。お花をいっぱい浮かべた壷も置いてある。お父様の話によると、カップル用の個室もあるとのこと。それから私とN嬢が先に呼ばれる。なんと、カップル用らしい部屋だった。向こうで出してくれた使い捨てのパンツだけになり、まずはボディマッサージ。これがけっこう効く。すっかり体がほぐれたところで泥のような色、そしてスパイシーな香りのスクラブを塗りたくられる。なんだかとても寒くて、風邪ひきそうだった。しばらく経ってからそれをごしごしと取り除き、ヨーグルトパックをしてもらう。かなりひんやり、ねっとりしたヨーグルトだった。それを流してからバスタブに張ったお湯につかる。よくガイドブックで見かけるように、お花が浮かんでいる。バスタブに入ると、隣のバスタブとはちょうど目線の位置に丸い穴が開いていたので、これでカップルもにっこり、というわけらしい。お花には何も効果はないとは思うのだけど、まぁ気持ちよいぬるさだった。温かい紅茶も持ってきてくれた。このマンディ・ルルールというコース、ここのエステではいちばん長く高いコースらしい。約2時間で2800円くらい。かさついていた肌もしっとり。
次に、お父様のすすめで島の北部にあるキンタマーニ高原を目指す。日曜日だからかなり空いているようで、ウブドを通り、ひたすら車を飛ばす。だんだん緑も濃くなり、人家も少なくなってきた。途中からかなりの勾配になり(セカンドギアでも登れなかった)1時間半ほどでバトゥール湖を見渡すスポットに到着。目の前には噴火して、溶岩の跡が見えるバトゥール山、その下に火山クレーターであるバトゥール湖。右手にバリで最も高い「聖なる山」アグン山。バリの寺院はすべてアグン山に向かって建っているそうで、椎名誠の「あやしい探検隊」シリーズでもここへの登山記が載っていた。最初は湖の近くにある温泉に行こうかと話していたのだけど、それはパス。展望レストランでお昼ごはん。インドネシア料理のバイキングだった。味はいまひとつだったけど、サテがおいしかった。そして眺めは最高。外の席で食べることを奨められたけど、風が強くとても寒かったため(標高1000m以上あったらしい)断念。写真だけ撮って帰ってきた。
帰りはウブドまでのメイン道路を通る。ここは行き(上り)で使うと有料道路なのだそうだ。のどかな田園風景を眺めていると、会話も減る。そのうち有名な棚田が見えてきた。棚田の絵葉書はたいていここの写真、というくらい観光名所化している所で、観光バスや物売りもいた。そこで車の中から写真だけパチリ。ウブドまでの道中、道すがらにはランプシェードやキャンドルスタンドなどの卸の店が現れ始めた。とてもかわいいので車を止めてもらい、入ってみた。和室にも洋室にも似合いそうな、籐とシーグラスを編んだシェードが、なんと400円。A嬢と一緒に3つ買い、さらに少しだけ値切った。いきなり買い出した私たちにお父様は「まだまだ序の口だぞ」と言う。その言葉とおり、デザイン的にも金額的にも魅力的な店ばかりずらずら。キャンドルスタンドの店でも、ブリキの凝ったものが200円ほど。物欲が止まらないモードになっていた。
N嬢(いつも突然?欲しいものが現れる)は「お父様の家にあった木製のカービングフルーツが欲しい」と言い出し、それも買いに行く。けっこうリアルな木製フルーツ、1個で安いものは10円とか、そんな値段だった。彼女はリアルな色にペイントされたものの盛り合わせ(?)をワンセット、木の色そのままのものをワンセット購入。店のおばあちゃん(お父様とも旧知の仲)、私たちが昨日アタ製品を大量買いしたことを知っていた。どうやら、バリってすごい噂社会みたい。それからウブドの街中を通り、ARMA(アグン・ライ美術館)へ。とても大きな敷地と素敵な庭園。中にはホテルもあるそうだ。伝統的なバリアートや、ウブドに住み着いたドイツ人、ワルター・スピースのコーナーもあった。エントランスホールでは子どもたちがガムランの練習をしていて、それが心地よい音量でBGMとなっていた。 雨が降ってきたところで、かねてからN嬢がリクエストしていたホテル「アマンダリ」でお茶。ウブドの中心からははずれていて、ちょっと目立たないところに看板がある。そして「こんなところにホテルが?」というくらいの獣道のようなところを奥に進むと、ホテルが現れる。さすが、世界のVIPがお忍びで来るところだ。ロビーはバリ伝統の萱葺き屋根のオープンエア、そして床は大理石。カフェはすぐ隣にあった。雨が降ってすこし煙って見えたけど、それもまた情緒がある。向こうには緑と川が広がり、有名なライステラスを模したプールが。水が向こう側に流れるようになっていて、これはプールを美しく保つのに一役買っているらしい。さすがのアマンダリなので、お茶も高い。コーヒー+ケーキで2000円くらい。でも、運ばれたケーキを見てにっこり。盛り付けからしてとても美しく、美味だった。とにかく時間がゆっくりゆっくり流れる感じ。 そしてなんとお父様がフロントの女性に「娘たちがいつか泊まりたいというから、空いている部屋を見せてくれ」とお願いしたところ、快いお返事!ここは30棟すべてがコテージタイプ。案内してもらったのは「アユン・スイート」という最上級の部屋だった。入るとゆったりしたリビングやダイニング、デイベッド、そしてサニタリー。外にはプライベートプール。もちろん他の棟は見えないし、こちらも見られることがない。螺旋階段を上って2階に行くと、ベッドルーム。こちらはそばにデスクがあるだけのシンプルな部屋だった。テレビはなく、オーディオだけ。こんなところに泊まったら、部屋から一歩も出ずにウダウダしていたい。お礼を言って帰り、ホテルのパンフレットを見ると、このスイートは1泊ひとり1100ドル!らしい。いつか泊まってみたいものだ。 ウブドの中心に戻り、ここにもあった市場にて、ココナツのスプーンや石鹸皿などの小物、そしてスパイスなどを買う。日本では高価なバニラビーンズも10本200円くらいと安い。卸の店ではないので値段は少し高いんだけど、十分安い。そしてみんなけっこう日本語が達者。近くのスーパーでもお買い物。ここでもスパイス類、そして「MASACO石鹸」の工場(ブラワンギ・ソープ社)で作っている地元用の石鹸をみんなして大量買い。オレンジ&ジンジャー、ココナツバターなど、おいしそうなフレーバーのものが10種類くらいのラインナップだった。値段は100円前後と、やはり激安。 私の希望であったバリアートの店にも行く。ポストカード大、カラーのバロンダンスの絵を購入。値切って2500円ほど。セットしてあったフレームは、木で伝統的なバリ木彫でさすがに部屋にはマッチしなさそうだったので、フレームなしで絵のみを買った。
それからARMAの野外ステージで行われるレゴンダンス鑑賞へ。でも雨のため野外ではなく、ARMAの建物内で行われた。といってもオープンエアのようなところで、虫除けスプレーを入念に。今回はかなりハイレベルなチームだった様子。まず大人数のガムランのインストゥルメンタルから始まる。息のあった迫力ある演奏に感動。でも演奏者のおじさん、入って来る人に目を奪われたりしていておかしかった。私と何度も目が合ったおじさんもいたし。それから舞踊チームも入り、演目が進む。踊りもさることながら、目の演技がすごい。メインは、「レゴン・ラッサム」という、王と婚約者のいる王女のお話。そのほか、バリの街角でよく開催される闘鶏をモチーフにした踊りもあった。レゴンは、バリの女性が最初に習う踊りだそうだ。約400円と安かったけど、小人数制?で、こんなにクォリティが高く、満足だった。たっぷり1時間半のダンスが終了。レストランを予約していたので、急いで向かう。ネット友達のゆずさんに教えていただいたお店「ベベブンギル(英語名:ダーティーダック)」はとても素敵な店だった。幻想的な雰囲気の中庭を挟んで席がゆったり配され、座敷スタイルの個室も。お料理は名物のクリスピーダックのほか、タイ料理などもあった。ガムランの生演奏の流れる中、ゆっくりと味わう。ダックのぱりぱりがおいしかった。ここのディナーは、お父様に感謝の意をこめ、3人で持った。それでもひとり2000円ほど。満足、満腹。 大充実の1日が終わる。今日もいっぱいの荷物を見て、それを運んだサーバントさん夫妻は苦笑い。明日の朝はN嬢が家具を取りに行き、さらにもうひとつ買い足すかも・・・というので、その間、私とA嬢は朝に行ったエステのネイルアート(約1000円)をすることにした。明日の夜には出発で、もう買い物もほぼ終了したということで荷物のパッキング。日本から特大サイズのエルベのトートを持ってきたのだけど、私の買ったカゴはとても入らない。お父様にバッグを借りることにした。みんなカゴの中身を入れ子にしたり、中に買ったものや洋服を詰めたり。なんとか私の荷物は持ってきたピギーバッグと借りた巨大なナイロンバッグ2つにおさまりそうで、ほっとした。そして就寝。 |
|
| |
|
バリで過ごす最後の日。今日もゆっくりめの起床。ごはんを作るお父様をちょっとお手伝い。今日も白いごはんの和食でしっかり。
スミニャックの家具屋でN嬢が先に降り、私とA嬢はボディワークスへ。てっきりテンプレートを提示され「どのデザインがいい?」と聞かれるのかと思ったら、ベースの色だけを選ぶように指示される。A嬢はパープル、私はパールの効いたピンクベージュを選択。まずはハンドマッサージをしてもらい、爪をオーバルに整えてもらう。甘皮をきれいに取り除き、やすりもかける。ベースのマニキュアを塗り、いよいよ「フラワー」アートに。白いハイビスカスのような花、そしてその隣に小さなピンクの花。楊枝のようなものを使って、細かく描いてくれた。仕上げにはグリーンの葉っぱも。途中からお父様が迎えに来ていたので、「早く終われ〜」ともどかしくなってしまった。でもこれでノーマルネイルと100円程度しか違わないんだから、とてもお得な気分に。トップコートが塗られて数分で、せわしく店を出た。もちろん車のドアは、自分では開けなかった。家具の修理を受け取ったN嬢は、さらにまた新しい小だんすとトレーもお買い上げしたそうだ・・・。それからサヌールにあるグランドバリビーチホテルへ。とても広大な敷地のホテルだった。宿泊客は西洋人が多いみたい。西洋人とはいえ、バリに来ている白人は実はオーストラリア人ばかりらしい。プールのチケット(800円)を買い、プールへ行き着替える。タオルを借りると、デポジットとして約1300円とられた。隣にはもちろんプライベートビーチもある。まずは腹ごしらえ。チケットにはワンドリンクがついていると聞かされたのでビターレモンを頼み、「そういえばちゃんと食べてなかった」とナシゴレンをオーダー。実はチケットにはハンバーガーもタダで食べられる特典があったらしく店の人に「別料金でいいか」と何度も念を押された。運ばれてきたナシゴレン、チキンライスのようなオレンジ色だった。でも味はまぁまぁ。A嬢の食べた焼そば(ミーゴレンとはちょっと違う名前)も美味。N嬢の食べたパスタはかなりイケてなかったらしい。「こちらの人はアルデンテという概念がないのかも」と。湿気がすごいので、ナシゴレンについてくるエビチップがすぐふにゃふにゃになってしまった。チェックをお願いすると、なんと食事はタダでいいと言われた。ドル表示で600円くらいだったんだけど、ラッキー。 お腹いっぱいになったところで、ビーチへ。多分成分は星の砂なのでは?というくらい真っ白な砂。残念ながら海水はあまり透明度が高そうではなく、泳いでいる人も少なかった。私も、太ももまで水につかっただけ。もっぱらプールで泳ぐ。体を鍛えるのが大好きなN嬢は、誰も泳いでいないプールでゴーグルとキャップを着け、がしがしとクロール。私もゆっくり平泳ぎで丸いプールを2周。それからみんなで水中エクササイズをしていた。注目を浴びてるかも、と思ったけど、旅の恥は掻き捨て。 あっという間に迎えの車が来る時間に。近くにあるマッサージ屋さんへ向かう。でも看板も出ていなくて、私道を入ったところにあり、地元の人でないとわからないようなところだった。店頭ではジャムゥを売っていて、なぜか軽食が食べられるコーナーもあるんだけど。少し待たされたあとに室内に案内される。ものすごいスパイシーな香りが充満していて、インド風な音楽が流れていた。トランクスのようなものを渡され、それに着替え。お父様は「痛いぞ」と脅かしていたけど、声を出すほどのものではなかった。ミントのような香りの、スーッとするオイルを塗られて丹念にマッサージしてもらった。体の中が悪いところだらけなのか、場所によってはだいぶ痛かった。でも仰向けになってから足の甲あたりをマッサージ中に、眠かった私はうとうと。「びくん」と足をばたつかせて起きたため、笑われてしまった。たっぷり1時間マッサージしてもらい、シャワーを浴びて終了。これで800円。 最後に出してくれたお茶は、これでもかとばかりに生姜が効いていて(砂糖も入っていた)体がぽかぽか温まった。街には野良っぽい犬がいっぱいいたんだけど(けっこう皮膚病になっていて可哀相だった)猫はほとんど見かけなかった。でもマッサージ屋さんの庭には生まれて間もない猫がいた。猫好きのA嬢は大喜び。しかも店の人が「よかったら差し上げます」という。A嬢がお父様に聞くも、「犬がいるからダメ」と断られたんだけど。 家に帰ってシャワーを浴びて、早めの夕食。サーバントの奥様(ジャワ人)がジャワ風の春雨のスープを作ってくれていた。春雨は何か緑の野菜が入っているそうで翡翠色。レモングラスなどスパイスが効いていてとてもおいしかった。 サーバントさん夫妻に別れを告げ、ものすごい量の荷物を車に詰め込み出発。空港へ行く前にクタのDFSギャラリアで最後の買い物をするはずだった。でももう出発まで2時間をきっていたために何も買えず、残念。
お父様にも別れを告げ、チェックイン。なんと、荷物は3人で60kgを5kgほどオーバーしていた!でも係の人は「オーバーチャージはいいよ」と言ってくれた。ラッキー。「でも身軽になったら、また買い物しちゃうかも」と言いつつ、出国。空港内には免税店がいっぱいあった。もちろん酒やタバコ、化粧品やブランドの店もあったけれど、バリ民芸品の店もいっぱい。化粧品以外あまり買うものがないや、ということで民芸品屋を冷やかす。そして自分たちが買ったアタ製品や石鹸と同じものを発見し、空港ものがどんなにぼったくっているかを確認して自己満足に浸っていた。暗い楽しみ。お茶を飲んでからゲートに向かうと、また免税店。しかもけっこう大きく、ブランドのブティックもいろいろ。「騙されたー」といいつつ、時間ぎりぎりまで品定め。私は化粧品をいっぱい購入。気が付いたら、あっという間にバリで使ったお金を超えていた。ガルーダはこちらではナショナルフラッグキャリアのせいか、定刻に離陸。 |
|
| |
|
帰りはジャカルタ経由。デンパサールから1時間半ほどで着き、時間があったので降りてみた。こちらにもかなり充実した免税店が。物欲をぐっと抑えた。
成田までの機内ではあまり眠れなかった。週刊新潮や新聞がゲットできたので読みつつ(阪神が巨人に2連勝していてびっくり)、ちょっと寝つつ。そして定刻より30分早く8時半に到着。荷物を宅配しようとカウンターに行くと、今日の夜には届くという。なので小さいバッグ以外は全部預けてしまう。便利になったものだ。「会社に行く」というN嬢を見送り、有休組の私とA嬢はまた出発ロビーに行きスタバで一休み。もちろんタンブラー持参。ペットシッターさんに連絡して、カギをシッターさんの最寄駅で受け取ることにしてNEXで新宿まで。シッターさんからカギを受け取り、家に急ぐ。みうは元気にしていて、部屋には詳しいお世話報告書が残されていた。夜7時には宅配の荷物も無事到着。部屋の中はアタの燻製のような香りでいっぱいになってしまった。 |
|
| |
今回の旅は、パッケージツアーとは違って自分の行きたいところにもワガママに行けたし、お父様のフルアテンドのおかげで短い期間ながらも効率よく廻れ、また地元の人しか知らないようなところにも連れて行っていただけました。もう、深く深く感謝、です。みうのお世話をしてくれたシッターのYさんと従妹のKちゃんにも感謝。 あ、あとバリ滞在中のデジカメ画像はA嬢のご提供によるものです。 買い物・リラクゼーション・食事といろいろ楽しめるバリはほんとに素敵なところです。1回行ったきりですべてを把握できたわけではないけれど、楽しかった日々が拙い文面から伝わっていればいいな・・・と思います。 後日談:N嬢がバリから送った家具には送料のほかに、関税やら何やらでかなりの金額が課せられたそうです。バリ内で買う分にはとても安いのだけど、「輸入家具って高いわけだ」と思った次第です。ご注意ください。 |