＜　議事録・・・・鎌倉市　＞

件名：　武田薬品工業新施設内の「実験動物死体焼却炉設置中止」について
日時：　H22/2010/3/17
場所：　市長室
出席：　松尾崇鎌倉市長，兵藤芳郎鎌倉副市長，
　　　　　三輪裕美子 鎌倉市議（前），石川敦子 鎌倉市議（現），佐久間智子(ネット鎌倉）
　　　　　宮崎碩文（藤沢市民）

◎主旨説明 by 三輪：
◎現状説明 by 宮崎：
　　１：　武田プロジェクト概要
　　　　- 新施設計画背景・経緯・現状
　　　　- 複合施設機能・
　　　　　　　　　　＝バイオ実験施設，動物保管施設，動物死体焼却施設，
　　　　　　　　　　　　発電施設，空調施設，排気・排水施設 etc
　　２：　「実験動物」に関諸・条例概要
　　　　- 文部科学省・・・「実験動物」諸規定(生前のみ)
　　　　- 環境省・・・・・・・「公害環境」諸規定・・・疫学的・技術的・物理的規定
　　　　　　　　　　＝「実験動物」の廃棄物処理（死体焼却処理）諸規定
　　　　　　　　　　　　公害対策：廃掃法，大気汚染,臭気関連法etc)

　　　　- 厚生労働省・・・「公衆環境」諸規定・・・精神的・心情的規定（風土・習慣・宗教）
　　　　　　　　　＝施設隔離距離規定
　　　　　　　　　　　　「ヒトの死体焼却炉」・・・・埋葬法・条例（300m神奈川県）
　　　　　　　　　　　　「動物の死体焼却炉」・・・化製場等に関する法・条例（300m神奈川県）
　　３：　「実験動物焼却処理」に関する同類施設現状 及び　各自治体の判断・対応実態情報
　　　　- 国立感染症研究所，国立医薬品食品衛生研究所の実態
　　　　　　　　　　　・・・廃棄物処理業者に外部焼却委託
　　　　- 神奈川県衛生研究所（茅ヶ崎市）の実態
　　　　　　　　　　　・・・茅ヶ崎市焼却炉使用は「受け入れ」許可が得られなかった。
　　　　　　　　　　　・・・結果として　廃棄物処理業者に外部焼却委託（東京都台東区の業者）
　　　　- 「動物死体焼却処理」の実態例：東京都，横浜市，藤沢市，鎌倉市，茅ヶ崎市，他市
　　　　　　　　　　　・・・一般可燃物焼却は各地方自治体（市町村）の役務であり 一般可燃物に
　　　　　　　　　　　　　　　含まれた動物は公共焼却炉で処理している。
　　　　　　　　　　　・・・しかし実験動物卯と判明した場合は 法で定められた無害化装置（高圧
                           殺菌装置：オートクレーブ）にて殺菌済み死体であっても「リスクが有る」
                           との判断で「受け入れ」を拒んでいる。
　　　　　　　　　　　・・・横浜市の例：市内事業者から排出される「動物」は行政指導により栃木県
                           那須塩原市の廃棄物処理業者に外部委託させている。
　　　　　　　　　　　・・・茅ヶ崎市の例：前記・県衛生研項目参照
　　　　　　　　　　　・・・その他市の判断例：