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発信:2017/08/03 17:44
件名:平成29年7月19日付、7月21日付、7月26日付、8月2日付メールへの回答について
宛先:宮崎碩文

宮崎 碩文 様 

標記について、下記のとおり回答いたします。 

【平成29年7月19日分】、【平成29年8月2日分】
1 6車線整備の必要性について                                  
・環状通は、札幌市の骨格幹線道路網の一路線に位置づけられ、都心部への通過交通の流入を抑制しながら、
 周辺道路の混雑を緩和するとともに、後背地の住環境も含め、市内道路交通の円滑化を図るものです。  

・第4回(平成18年)のパーソントリップ調査の将来推計においても、環状通内側及び周辺道路について、 
 混雑度の高い箇所が散在することから、6車線化を行い3万台/日を超える骨格幹線道路機能が必要と考  
 えています。

・事業実施にあたっては、費用対効果等についても事業再評価を行い、6車線化の整備事業を進めるべき
 判断しています。

2 都市計画道路見直しについて
・方針策定にあたっては、平成17年9月に都市計画審議会へ説明し、検討部会が設置され、その中で骨格幹
 線道路は交通体系の根幹をなす道路であるため、引き続き現行の都市計画決定された内容で整備を進め
 べきとの議論があり、札幌市は見直し対象から除外することと判断しました。

・また、平成19年11月にはパブリックコメントを実施、平成20年2月に都市計画審議会への最終案の報告を
 行いご確認いただいたうえで、平成20年3月に見直し方針を策定しました。

・以上のような経緯で決定したものであり、道路交通の大動脈であります骨格幹線道路はしっかりと計画に
 基づく整備をしていくことが必要と考えています。

3 都心部交通について
・都心部渋滞は、通過交通が相当数あることにあわせ、荷捌き車両の駐停車による車線減少など様々な要因
 がありますが、環状通の整備により、渋滞要因の1つである都心部への通過交通流入を抑制することは重
  要です。

・しかしながら、都心の交通課題に対する要因が様々あることから、交通量がその要因の1つであるものの、
 渋滞状況を的確には表しきれないと考えており、他の指標やその組み合わせについての調査、検討が必要
 です。

・何れにしても、都心の交通課題に対して、定量化された指標とそれに対応した対策も必要であると思われる
 ことから、次回のパーソントリップ調査を行う際に整理したいと考えております。

【平成29年7月21日分】
★ 石山通交差点の混雑情報についてですが 年間平均(10〜11月)
  との平成27年7月14日(火)データとの差異はどのくらいなのでしょうか?
  また このような状況は 週にどのくらいの頻度で発生しているものなので
  しょうか?

→当該交差点において、10〜11月の交通状況との差異を確認したデータはございません。
 混雑の発生頻度については、特異日ではない平日に調査していることから、日常的にこのような状況にあると
 考えております。

★ 91371/91373 ともに右折レーンを設けると どの位緩和すると思われますか
  定量化を試みておられる事と思いますので教えてください。

→石山通との交差点において、4車線+右折レーン(5車線分の幅員)とする場合、交差点間隔が100m程度で
 あるため、30m程度しか右折レーンを確保できず、右折レーンから第2車線に車がはみ出してしまうことから、
 交通混雑の緩和は限定的であると考えています。

★ 図のケースの交通量データはありませんか? 混雑指標も知りたいのですが。
→平成27年7月14日の交通量データにつきましては、平成28年3月31日及び平成28年6月27日に送付したとおりです。

★ 旅行短縮時間は合計で何分ですか?
  業務時間と 私用(非業務)時間と の比率は 幾らを使いましたか?
  また 各々の単価は幾らを使いましたか?
  単価に使用したマニュアル・ガイドのURLを教えてください。
→走行時間の差、単価につきましては、平成29年6月15日に回答したとおりです。

【平成29年7月26日分】
◆1、◆3D、◆4E、◆5について
→エクセル表でお求めの交通量推計での旅行速度は、時間変動が表現できないものであり、旅行速度による混雑の
 指標とはならないことから整理を行っておりません。市として必要としていない数値の整理については、対応
 いたしかねます。

 ご依頼により推計に係る入力データ、推計結果データをお送りしており、確認方法についてもこれまでご案内
 しておりますので、必要なデータを適宜ご確認ください。なお、追加でデータをご入り用であれば、お送りいた
 します。

◆2、◆2A、◆2Bについて
→必要に応じてリンク番号と座標を確認することはございますが、それらを対比させ整理したものはございません。
 リンク、座標のデータはお送りしており、確認方法についてもこれまでご案内しておりますので、必要なデータ
 を適宜ご確認ください。

◆3、◆3A、◆3B、◆3Cについて
→平成27年4月27日の説明資料については、平成18年度から実施した第4回道央都市圏パーソントリップ調査に基づき、
 H42将来交通量を推計したものです。

 また、B/Cが1以上であることのみで事業継続を判断しているのではなく、路線の位置付けや事業進捗の見込み、B/C
 に反映されない定性的な効果などから総合的に判断しております。

 便益の算出においては、これまでお送りした交通量推計の結果及び費用便益分析マニュアルに記載の算定式、原単位
 等から算出することが可能であり、算出方法もこれまでご案内しているとおりです。

◆4、◆4A、◆4Bについて
→平成29年4月21日に回答したとおりです。

◆4C、◆4Dについて
→転換交通量については、既計画道路の整備が全て完了した場合と環状通以外の既計画道路の整備が全て完了した場合
 のH42将来交通量を推計し、その差から環状通整備による転換交通量を算出しており、転換量は平成27年4月27日の
 説明資料の3(7)のとおりです。

◆6、◆6Aについて
→当該交差点において、渋滞長の季節変動等のデータはございません。時間帯別のデータについては、平成29年7月20日
 に送付したとおりです。なお、用語の定義については以下のとおりです。

 渋滞長:1回の信号待ちで通過できずに残っている車列の長さ(出典:改訂交差点改良のキーポイント (社)交通工学研究
 会刊)

 滞留長:信号の1サイクル当たりの車両が滞留する長さ(出典:改訂交通用語辞典 警察大学校交通教養部編著)

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