送信: 宮崎碩文 日時: 2017/07/21 04:24 宛先: 札幌市道路課(連絡用)     札幌市建設局土木部長:天野周治さん 件名: Re: 7/11,12,14お問い合わせの件について 天野さん, みなさま, ご対応有難うございました。 ちなみに みなさま方は 人事異動の度に 各人が当方と同様に 回答・説明くださったような 手数をかけて情報を理解・分析して 実態検証の上で その都度最適な計画策定を行っているので しょうか? まさか その様な非効率な方法を採用してはいないと思うのですが 如何でしょうか? ★ 石山通交差点の混雑情報についてですが 年間平均(10〜11月)    との平成27年7月14日(火)データとの差異はどのくらいなのでしょうか?    また このような状況は 週にどのくらいの頻度で発生しているものなので    しょうか? ★ 91371/91373 ともに右折レーンを設けると どの位緩和すると思われますか    定量化を試みておられる事と思いますので教えてください。 ★ 図のケースの交通量データはありませんか? 混雑指標も知りたいのですが。 ★ 旅行短縮時間は合計で何分ですか?   業務時間と 私用(非業務)時間と の比率は 幾らを使いましたか?   また 各々の単価は幾らを使いましたか?   単価に使用したマニュアル・ガイドのURLを教えてください。 取り急ぎ 受信確認及び御礼まで。 H29/2017/7/21 宮崎碩文 HMiyaz@msh.biglobe.ne.jp On 2017/07/20 木曜日 17:24, 札幌市道路課(連絡用) wrote: > 宮崎碩文様 > > 7月14日にメールにて確認のありました件について、以下のとおり回答いたします。 > > B/Cのご説明について(7/14メール項目1) > >  B/C算出については、ご承知のとおり専門のプログラムが必要となることや、 > > 入力データ、出力データとも数万行にも及ぶデータであることから、 > > 算出結果など一般の方の理解に資する事項を公表しております。 > >  このことについては、先般の住民監査請求の結果においても一定の合理性があるものと認められており、 > > 昨年8月以降に宮崎様から情報提供依頼があった際も、同様の考えの下に回答を差し上げたものです。 > > 一方、住民監査請求以降、2月に面談した際には、具体的に費用便益分析マニュアルの算定式に代入する数値データのご要望があったことから、 > > 3月にそのデータを提供しており、データ提供以降いただいた問い合わせについても、その都度回答差し上げております。 > > また、これまでご案内しております国土交通省策定の費用便益マニュアル、時間価値原単価などの算出過程及び整備前・後の推計結果データなどにより、 > > 既に算出過程についてご理解を頂戴しているものと認識しておりましたが、7月11日、12日の面談において、一部、更なる追加のご説明を要すると認識いたしましたことから、 > > 今般、算出方法をご説明申し上げる次第です。 > > 4車線のH42推計交通量(6/23送付)の作成年月について(7/14メール項目2) > > 平成27年4月27日の道路を考える会への説明用に作成したものです。 > > 各種路線ごとの旅行時間、交通量について(7/14メール追伸2) > 車線数、H18旅行速度、交通量については、平成29年7月7日に回答したとおりです。 > なお、H28の旅行速度の実測データはございません。また、将来の旅行速度については、整理されたデータはございません。 > これらの数値は膨大なデータの中から1件ごとに抽出する必要があります。 > > 現況交通条件、既定計画とB/Cについて(7/14メール★1) >  現況交通条件と既定計画との約11,800台/日の差については、 > 既定計画どおり道央都市圏全体の道路を整備することにより、 > 道央都市圏で現況交通条件下より自動車交通が微増するものです。 > 一方、平成27年4月27日の説明資料における、環状通を6車線整備することにより増加する約12,000台/日については、 > 既定計画どおり整備された道央都市圏の道路網において、環状通の現状4車線区間のみが未整備である場合を仮定し推計した交通量と既定計画との差であり、 > 整備に伴い他の路線から環状通に転換する交通量です。 > このように、ご指摘の11,800台/日と12,000台/日については、数値上は似ておりますが全く性質の異なるものであります。 > また、B/Cについても、これまでも回答しているとおり、既定計画どおり整備された道央都市圏の道路網において、 > 評価対象区間である白石・藻岩通から石山通のみを整備しなかった場合を仮定し推計した交通量と既定計画との差から算出したものであり、 > 上記と同様に現況交通条件と既定計画との約11,800台/日の差とは性質の異なるものです。 > > 既定計画について(7/14メール★2) > 既定計画とは、平成42年において、既定の計画(事業化または都市計画決定済みの路線であり、計画見込みを含む路線)の整備を行ったと仮定した将来ODにより推計を行い、集計したものです。 > 具体的には、環状通のほか、屯田茨戸通や札幌北広島環状線など多くの路線が整備されたものとして推計を行っております。 > > > 環状通4車線時の交通量について(7/14メール★3) > Excelファイルに記載の各路線について、H42現況交通条件の推計交通量は以下のとおりです。 > 創成川通:93〜259百台、西4丁目線:326〜554百台、西5丁目線:112〜202百台、北8条通:115〜268百台、北5条通:272〜455百台、北3条通:220百台、北2条通:104〜115百台、大通(東進):97〜178百台、大通(西進):156〜297百台、南1条通:79〜110百台、南4条通:280〜398百台 > > > > なお、上記以外に7月11日、12日の面談時に確認のありました件については、以下のとおりです。 > > > 座標データについて(7/14メール追伸1) > > リンクやノードについては、これまでも回答しているとおり、お送りしている座標データをエクセルのグラフ機能で図化することで道路網としての位置関係を確認することができます。 > > 具体的には、X座標を横軸、Y座標を縦軸としエクセルの散布図を用いグラフ化することで、各ノードが道央都市圏の道路網においてどの位置となるか視覚的に確認できます。 > > また、グラフ化された散布図のプロットにカーソルを合わせることで、カーソルを合わせた箇所の座標値が画面上に表示されるため、この座標値から逆上ることで、対応するノード番号やリンク番号を確認することができます。 >  実際の道路網については、都市計画図やインターネット上の地図等でご確認ください。 >  なお、座標データについても改めてお送りいたします。 > > B/Cの算出方法(7/11、7/12面談時確認事項) > > B/Cの算出について、H20年の費用便益マニュアル(H20年11月国土交通省、以下、マニュアルと称す)に準じて計算しております。 > > ご案内のとおり、定量的な便益として、「走行時間短縮便益」、「走行経費減少便益」、「交通事故減少便益」がございますが、代表して「走行時間短縮便益」の算出方法について、以下にご説明いたします。 > > また、ご説明に用いるデータは、H26年度の交通量推計(今年3月13日送付の「整備前」、「整備後」データ)といたします。 > > 先ず、整備前のEXCELの「時間(-CHAR)【分】(F列)」と「乗用車【台/日】(G列)」、「小貨物【台/日】(H列)」、「普通貨物【台/日】(I列)」を乗算します。 > > 求めた「F列×G列」、「F列×H列」、「F列×I列」にマニュアル7頁に記載の車種別の時間価値原単位を、それぞれに乗算します。 > > ⇒「F列×G列×乗用車類単価」、「F列×H列×小型貨物単価」、「F列×I列×普通貨物車単価」 > > これを縦方向に合計し、更に横方向に合算いたしますと、これが整備前の走行時間費用となります。 > > ⇒「走行時間費用」=Σ「F列×G列×乗用車類単価」+Σ「F列×H列×小型貨物単価」+Σ「F列×I列×普通貨物車単価」 > > 同様な手順により、整備後のエクセルに走行時間費用を算出いたします。 > > 整備前、整備後の走行時間費用を引算することにより、推計時点(H42年時点)の走行時間短縮便益が算出されます。 > > 推計時点の走行時間短縮便益に、2月17日にお送りしている「総走行台キロの年次伸び率」及びマニュアル記載の「該当年度の社会的割引率」(基準年次はH26)を乗算すると、 > > H42以外の各年度の走行時間短縮便益が算出され、更にこれらを供用開始後(H32以降)50年分足し合わせると、走行時間短縮便益が算出されます。 > > なお、これまで単価の内訳について、ご質問をいただいておりますが、計算に用いている単価は全て、「時間価値原単位及び走行経費原単位(H20年価格)の算出方法」(6月15日;URLを送付)に記載のものとなっております。 > > 単価の内訳の詳細については、こちらをご参照ください。 > > > > また、以前ご依頼のありました環状通と石山通の交差点の渋滞長調査結果につきましては、添付のとおりです。 > > > > 札幌市 まちづくり政策局 総合交通計画部 交通計画課 > > E-mail:sogokotsu2@city.sapporo.jp > > > > 札幌市 建設局 土木部 道路課 > > E-mail:dobokudoro@city.sapporo.jp